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2008-02-23[n年前へ]

ちりとてちんのバネモデルによる関係グラフ 

 ちりとてちんのバネモデルによる関係グラフ

2009-05-02[n年前へ]

消えたA-bike(型自転車)の下部シャフト折りたたみボタンのバネを200円で作る 

 昨日はA-bikeを輪行し、5kmほど上り・下り坂を全速力で走ってきました。そして、今日の朝方にA-bike(型自転車)のA-bicycle(8インチ空気タイヤ版)に乗ろうとすると、下部シャフト折りたたみボタンのバネが無くなっていました。たいして重要でない部品が無くなったのなら、気にしないで良いようにも思えますが、「折りたたみ」「固定」に関わる部品が無くなってしまったら、「折りたたみ自転車」としては致命的です。そこで、修理例の参考に「電池ボックスに使われているバネ」を流用・加工して、下部シャフト折りたたみボタンを作ってみることにしました。

 まずは、(400円出して買った)電池のマイナス部分に当たるバネ(のひとつを)を適当なサイズにニッパーで切り取り、A-bike(型自転車)の下部シャフト折りたたみボタンの周囲を覆うようにバネを押しつけながら、ボタン中央部にある穴にバネの先頭を通しました。そして、バネが抜けないようにバネを(バネの先頭がボタンの中で動かなくなるように)回し、固定しておきます。そうすることで、何の不具合もなく、これまでと全く同じ見た目で・同じ感覚で使うことができるようになりました。その修理後のシャフト折りたたみボタン部分が、下の写真になります。実質の修理費は200円ナリ、になります。

 ネジを細工しながら、このバネは一時的には針金クリップでも簡単に固定することができそうなことに気づきました。移動中にこのバネが無くなったことに気づいた時には、そして、その際に(幸運なことに)ボタン部分が無くなっていなかったとしたら、コンビニか文房具屋で書類を止める針金クリップを買って、ボタンを持ち上げるようにしておけば、とりあえずその場を凌げるように思えます。

 念のため、今度は、バネが外れてもボタン部分が無くならないように、釣り糸か何かでボタン部分とシャフト部分を結んでおこうと思います。というわけで、今、A-bike(型自転車)パッチモン自転車で50kmくらい走ったところです。

A-bike(型自転車)の下部シャフト折りたたみボタンのバネを修理するA-bike(型自転車)の下部シャフト折りたたみボタンのバネを修理するA-bike(型自転車)の下部シャフト折りたたみボタンのバネを修理する






2011-06-13[n年前へ]

ありとあらゆる「おっぱい」に対する真の理解者 

 ここ数ヶ月、「おっぱいは粘弾性体として取り扱うべきか」という議論が繰り広げられてきました。そんな議論を交わす中で、ふと考えたことは、「粘弾性」に精通した工学技術者たちこそが、真の「おっぱい理解者」であるのかもしれない、ということでした。

 「おっぱいは元の形に戻らない」というのが世の通説です。そうでなければ、「形状維持のためにブラジャーをしよう!」といったような広告が打たれるわけがありません。おっぱいが弾性体であれば、どんなにブラジャーで締め付けても「おっぱいが記憶している本来の形状を未来永劫変えない」はずですし、「無重力空間に行けばどんなおっぱいも元の形状に戻る」はずです。…けれど、現実のおっぱいは、それとは少し違う性質を持つように思われます。

 n年前に書いた記事を眺めてみれば、「爆乳でなくなったら歩けない」を科学するなんていう雑文を書いたことがあります。それは、マクロな意味での「おっぱいモデル=揺れるバストのモデル」をバネ・ダンパとして考えてみようという趣旨の記事でした。

 IカップとかKカップといった爆乳の女優さんの多くが「バストが小さくなったら、歩き方がわからない」「バストが小さくなったら、もう歩けなくなってしまうかもしれない」言うのです。
 電気工学や機械工学のエンジニアたちこそが「爆乳の女性人たちが経験的に会得した歩き方の工夫(制御アルゴリズム)」の一番の理解者になったりするかもしれない。

 電気工学や機械工学に精通したエンジニア、あるいは、粘弾性材料を使いこなす・解析し続ける工学技術者たち、そんな技術者たちこそが(爆乳のみならず)ありとあらゆる「おっぱい」に対する真の理解者なのです。

 数学・物理学・材料科学に電気工学…ありとあらゆる科学の道はが通じる先はローマではなくて、π(パイ)アール事情の半球状物体×2で表されるモニュメントへのコンプレックスに通じるのかもしれません。

2011-06-18[n年前へ]

オッパイ星人の力学 揺れるバストの集団同期 編  

1億数千万の人々を14個のおっぱいに例えてみた

A:おっ?久しぶりじゃないか!
B:久しぶりどころか、大学を出て以来だから、もう10年振りくらいだなぁ。
A:最近はどうしてたんだ?
B:そうだなぁ。マスメディアから口コミレベルまで「みんな同じ方を向く」ような空気に、何だかどんよりした気分になってたなぁ。
A:いわゆる人間集団の力学ってヤツだな。ありがちな話さ。
B:そういうおまえはどうなんだ?確か、10年前は「疑似オッパイ」に関するダランベールのパラドックスを解いていたが、最近は一体何してるんだ。
A:よく聞いてくれたな!実はちょうど、まさに人間集団の力学を解き明かしたところだったんだ!
B:すごいじゃないか、この「みな同じ方を向きたがる」集団行動のメカニズムを解き明かしたのか?
A:あぁ、そうだ!題して「揺れるバストは均質である限りにおいて集団同期する、等質な揺れるバストはみな同じ方を向きたがる、の法則」だ!
B:えっ、この日本の人間集団の力学を、おっぱいの力学で説明できるとでもいうのか?
A:何を言ってるんだ。おっぱいこそが人間を生み育てた原動力なのだから、おっぱいに育てられた人間の動き・人間関係の力学をおっぱいの力学で説明できないわけがないだろう!
B:確かに人間を生み育てたのはおっぱいだとは思うが…それにしても、変わってないなぁ。

A:まずは、揺れ動く日本列島の上に立つ人々を、こう例えてみることにしようじゃないか。「バネでつるされ、自由に揺れ動く板」の上に立つ7人の人々だ。そして、その7人の人々が胸に抱える7×2=14個の同じサイズのおっぱいだ。
B:なるほど、地震で揺れ動く日本列島を「バネでつるされた板」に例えてみたわけか。で、一億数千万の人々を…14個のおっぱいに例えてみた…と。


A:そして、おっぱいのモデルは年齢項をヤング率として繰り込んだ弾性体モデルを採用している。
人生の長期間にわたるおっぱい問題を考えるには、「おっぱいは粘弾性体として取り扱うべき」というのが最近の主張なのだが、今回のような問題では年齢項をヤング率として繰り込んで、弾性体として扱ってしまえばいい。
B:「都合の悪いところ・面倒くさいところは繰り込んでしまえばいい」の原理だな。
A:そういうことだ!そして、7人のおっぱいは、初期においてそれぞれランダムな方向に動いているものとしよう。1人が胸に抱えるおっぱいは同じ方向に動く、つまり、2個単位でランダムな方向に動いているわけだ。ちなみに、おっぱいはすべて一次元方向のみに拘束されている。
B:上下方向にのみ動くというわけか。
A:そうだ。母なる地球重力と、母ならぬ乳の弾性力でおっぱいは上下にのみ揺れ動く、そんなシミュレーション計算をしてみたのが下の動画だ。一番左の灰色の丸は、バネにつるされた「板」の動きを示していて、その右に並ぶ2個ペアーの半球がおっぱいの動きを示している。



B:普通にランダムに動いているだけに見えるが…おぅおぉ−!いつの間にか、7×2=14個のおっぱいがみんな同じ方向に動いているぞ!
A:そうだろう。それぞれ異なる乱雑な動きをしていたはずのおっぱいでも、同じ土台を揺らしあいつつその上に立っていると、その土台の揺れを介して、すべてのおっぱいは同じように動くようになるんだ。
B:すごいぞ!これこそまさに、ここ数ヶ月悶々とさせられていた「マスメディアから口コミレベルまでみんな同じ方を向く」現象そのものじゃないか!
A:やっとわかったか。人ならぬおっぱいたちは、互いの動きをコミニュケーションならぬ「板」を少しずつ動かし合い、その板はすべてのおっぱいからの力を受けて動き出し、そして、おっぱいたちがその板に引っ張られつつ動きだす。その結果、すべてのおっぱいならぬ人々が同じ位相に同調してしまうのさ。
B:いや、すごいぞ。…いつの間にか、14個のおっぱいが日本列島の上に立つ一億数千万の人々に、確かにそのように見えてくるな。
A:身の回りには、一見違うように見えても、相似な現象がたくさんある。人とおっぱいだって、そういう相似形だってことだな。

B:ところで、疑似おっぱいに立ち向かっていた時には、ナヴィエ・ストークス方程式を駆使して「青少年のための安全な擬似おっぱい」を提案していたよな。
A:あぁ、時速60kmの風を受けずとも「レイノルズ数も大きく・密度も大きい水中で、風呂で手をひとかきすれば良い」と提言したな。
B:今回も何かそういう「策」はないのか?「みんな同じ方を向く」ような空気を変える何かの「策」はあったりするんだろう?
A:当たり前だ!現象を説明するだけでは、それは科学かもしれないが、日本が誇る技術ではない。右手に現象把握、左手に「どうするべきだ」という改善策、そのふたつを兼ね備える、それが技術のあるべき姿だ!
B:おぉ、いい感じじゃないか。…で、おっぱいの力学ならぬ技術は日本に一体「どうすべき」と言うんだ!?
A:「多様性」だ!さっきの「みんな同じ方を向いてしまう」という結果は、元のおっぱいが「同じようなもの」ばかりだったことに起因しているんだ。多様性を持つおっぱいでは、あぁいった集団同調は、実は生じないんだ。それを示すのが7人のおっぱいをAカップからGカップまで、違いを持たせて割り振ってみた下の動画だ。
B:多様性をカップサイズで語る辺り、…まったく変わってないなぁ。



B:おぉぉ、…確かに違う。…今度は、みなそれぞれ違う動きのままだ…。そうか、そういうことか…。
A:そうだ、AカップBカップ…カップサイズがみな違うように、もう少し多様性があれば、結果は変わってくるのさ。「みな同じ方を向きたがる」集団行動のメカニズムはそもそも「動き・応答性」が極めて均質なところから始まっているんだ。
B:卵が先か鶏が先か…って感じもするが、なんか14個の揺れるおっぱいを通して、揺れ動く一億数千万の人々の動きが少し見えてきたような気がするよ。
A:そうだろう。おっぱいから見えてくるものは結構多いんだよ。

B:ところで、エクセルで計算してないか、これ?
A:…あ、あぁ。
B:確か、大のエクセル嫌いだったよな?いつの間にか、エクセルを使うようになってたのか?
A:…毎年この時期は「エクセルでシミュレーションを学ぶ」という講座運営を手伝っていてな、エクセルの使い方を思い出すために、普段使わないエクセルを使うようにしてるんだよ…。1年に1回しか使わないから、使い方よくわからなかったりするんだけどな…。しかも、使い方覚える前に、すぐバージョンが変わって、インターフェースも丸っきり様変わりしていたりして、大変なんだよ…。
B:変わってないなと思ったが、変わったところもあるもんだな。

A:…まぁ、そんなもんかもしれないな。たとえるなら、おっぱいがヤング率次第で変わるところもあれば、変わらないところもある、それと同じってことさ!
B:多様性があって、変わらないところもあれば・変わるところもある。それこそが、粘弾性の「おっぱい」ならぬ人間というものなのかもしれないな。

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