2009-04-05[n年前へ]
■[組み込みネット]倒立振子を作ってみよう
…ヴィストンからBeauto Balancer(ビュート・バランサ)という倒立振子のキットが発売されました.倒立振子を構成するすべての機械部品と電子回路がパッケージになっており,同社のWebサイトからは制御ソフトウェアのソース・プログラム(C言語)をダウンロードして学習することもできます.気になるお値段も1万円未満と,入手しやすい価格です.早速購入して組み立ててみましたので紹介します.
2009-04-09[n年前へ]
■BLUE BACKS「制御工学の考え方」
「制御工学の考え方―産業革命は「制御」からはじまった (ブルーバックス) 」は、わかりやすく面白く読めて満足感が得られる本だと思う。とんなことに興味を持っている人かによらず、どんな人が読んだとしても、きっとその人の興味対象と重なる「面白さ・新鮮さ」を感じそうな気がする。言い換えると、この本のあとがきに書かれている「普遍性」、そんな普遍性がある面白さが詰まっている。
制御の普遍性は二つの意味がある。
一つは工学の中での普遍性で、ほとんどあらゆる工学分野で制御は使われている…ある対象をうまく制御することに成功した場合、その成果は比較的容易に他の対象に展開できる。
そしてもう一つは「まえがき」でも触れたように、工学を超えた普遍性である。
経済学については、その本質がダイナミックスにあるにもかかわらず、経済学の教育がそれに目をつぶる傾向にあることを敢えて指摘したい。変化の激しい現代社会では、経済現象の静的な捉え方は、もはや近似としても成り立たないのではないか、と思うのは素人の見当はずれだろうか。
わが国のもの作りが世界で長く優位を保ってきたのは、現場での経験を尊重する経験主義のおかげであった。しかし、経験主義が行き過ぎると、「理屈をこねる」ことを毛嫌いし、「えいやあっとやってみろ」という体当たり主義となる。
制御工学は、理屈を嫌う体当たり主義に対抗する「理論派」の砦である。
2009-04-10[n年前へ]
■ハード/ソフトの量実装を兼ね備えたオンラインコーヒーメーカー「萌香たん」
オンラインコーヒーメーカー「萌香たん」とはじめるドキドキ☆コーヒーブレイク
オンラインコーヒーメーカー「萌香(もか)」は、コーヒーのドリップ開始と完了時に、社内のIRC及びtwitterでコーヒーの抽出状況を教えてくれる機能を持った次世代コーヒーメーカーです。ドリップ完了時には抽出時間などに応じて一言メッセージも付け加えるようにしました。
そこで、コーヒーメーカーのドリップ終了時の「自動電源OFF機能」に着目しました。パイロットランプの点状状況を光センサ(CdS光導電セル)で検出し、マイコン(今回はAVR-ATmega88を使用)を用いてA/D変換を行っあと、その値をUSBを経由してPCに送り、検出状況を制御用プログラムで判別してIRCやtwitterへの各種投稿処理を行います。パイロットランプが消灯→点灯で「ドリップ開始」、点灯→消灯で「ドリップ終了」と言った具合です。抽出量などは点灯時間を計測することで把握できます。
2009-04-28[n年前へ]
■しりあがり寿が書く「文明」と「文化」という大きなヒント
しりあがり寿の「人並みといふこと 」には、「言われてみれば確かにその通りだ」「そうだ、そういうことに”ぼくら”は悩んだり、喜んだりするんだ」という「とても”ぼくら”を納得させてくれること」が溢れている。ここで、いう”ぼくら”というのは、中途半端な人だ。それが、「人並み」なのか、そうでないのかはわからいけれど、たぶん、結構多くの”ぼくら”だ。ちょっと、男性の方がそんな”ぼくら”は多いような気もするけれど、女性でもきっとある程度の数はいるだろう”ぼくら”だ。
「好きなものに賭けられる世の中っていいじゃないか」と言う。確かに「自由の果実」である「選択肢」は増えた。…でもそれはいたずらにルーレットの目を増やすだけで、人々を幸せにしているだろうか?
その、いつだって賭けなかった方の目、失われた別の可能性の亡霊がボクたちを苛立たせる。「もっといい選択はなかったのか」「あっちのほうがシアワセそうだぜ」選択肢が増えることも、可能性が増えることも、それは発展の証しのひとつに違いない。けれど、それらが”ぼくら”を悩ますことがあるのも確かなことだと思う。ずっと、そう思い、その答えをいつも探している。
そんな”ぼくら”に、しりあがり寿がテキトーに話す、そんな悩みに対する答えへのヒントは、こうだ。
僕は「火を発明するのが文明」で「その火の使い道を決めるのが文化」かなーと整理している。文明を推し進めるのは人の「ラクチンに安全に楽しく生きたい」という欲望。その欲望のおかげで人は便利なものを発明し、安全な都市を作る。しかし、弱い者でも生きていける世界を作るのが文明ならば、必然的に文明は人を弱くする。…そんな文明の弱点を補い、上手にコントロールしていくのが「文化」のような気がする。しりあがり寿が書く「文明」と「文化」に対する整理は、ぼくらを幸せにしてくれるヒントになっていると思う。それこそが、まさにひとつの「文化」ではないか、と思う。たとえば、しりあがり寿が手書きで書く言葉・想いが幾重にも重なっり重さをもったもの、それが文化というものなのではないだろうか。
おわりに 「人並みといふこと」
2009-07-08[n年前へ]
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今回は、飛行機の後縁フラップの機械的な動作をシミュレーションする例をご紹介します。
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