hirax.net::Keywords::「双子」のブログ



2000-09-24[n年前へ]

結合双子の分離手術命令 

 心臓と肺を共有して生まれた結合性双子。萩尾望都・野田秀樹の半神のようだ。心電図を見ながらどうしてもこの記事が頭の隅から離れない。

2000-11-09[n年前へ]

Pandora's box 

hope

 結合双子の分離手術の結果、結合双子のもう一人が亡くなった。主要な器官が一つしかなったのだから、それは苦渋の選択の結果だ。

 結合双子手術を考える時、野田秀樹・萩尾望都・ブラッドベリの「半神」を思い出さざるを得ない。「半神」のラストシーンは考えてみれば、パンドラの箱を強く示唆するものだった。「半神」の中でのパンドラの箱、すなわち「一つの棺」からは色々な化け物が生まれ、そして最後に「孤独」だけが残った。

 ところで、浦島太郎の玉手箱も同じくパンドラの箱と同じく、開けてはならないと言われた箱だ。「再会をしたいならば、決して開けるな」と言われ渡された玉手箱は「孤独」の中で開けられてしまう。箱が開けられた後は一瞬で時が流れ、そして人は消えていく。

 同じように、シュレディンガーの猫が入っている箱は、パンドラの箱でありそしてまた浦島太郎の玉手箱でもある。箱を開けない限りは、その中に何があるのかは決まらない。「棺」を開けてみて初めて、「棺」の中に何が入っているのかが決まる。箱を開けなければ、猫は生死の二つの存在のままである。シュレディンガーの箱に入っているものは、「箱を開けてみるまでは未来どころか現在のことすら決まらない」ということだけだ。

 結局、パンドラの箱の中に残ったものは「開けてみなければ、何が起こるかは判らない」という単純なことだけだ。判らないからこそ「希望」なのだ。結局のところ、それは掌の中の答えと同じだ。
 

2002-04-04[n年前へ]

双子のパラドクスと石のお金 

 某南の島にはでっかい石の貨幣がある。ギャートルズのに出てきそうな巨大な石の貨幣だ。で、その石はあまりに巨大なので、ほとんど不動産なのだ。しかし、恐ろしいことにその石は実はその島では産出されないというのだ。つまりいかだやなんかでその巨大な貨幣を運んでくるのである。恐るべし。
 そして、その石のお金を運ぶのに費やされた人の命やなんかが全てその石の貨幣の価値として算入されるらしい。
 で、話の内容はまだまだ続くのだけれど、ひとまずこの後はいつかまた、なのだ。

2002-07-02[n年前へ]

赤と青の目覚まし時計 

 宇宙船の話、双子のパラドクスの話を懐かしそうに話していた人は今頃何をしているでしょうか。(リンク

2006-04-04[n年前へ]

今日以前の4月4日に書かれた記事 

 今日以前の4月4日に書かれた記事は、「大リーグ養成ギブス for ペニス」「○×を志す人の性格条件/プログラミングと体力」「双子のパラドクスと石のお金」「夏目漱石のトラウマ」 from n年前へ.

多くの宗教で、悟りを開くための修行は数限りない肉体鍛錬に満ちている。なるほど、それも納得か。とはいえ、よくありがちな肉体鍛錬にはもれなく精神鍛錬もついてきて、「赤フンドシで浜辺を走る」「ランニングをするのに何故か袴に竹刀を持つ」というようなコスプレ・プレイもついてきてしまったりもするのが個人的には難アリだ。



■Powered by yagm.net