2008-04-22[n年前へ]
■桜が散っている小さな神社の景色を描く
「透明下敷きボード」と「原始的"Mixed Reality"」と同じようにして、桜がずっと散り続けている小さな神社を描いてみる。そんな古い道沿いの景色をなぞってみる。
2009-04-04[n年前へ]
■赤外線で見る「桜景色」
桜の花が満開で、時折、散る花びらが見える。そんな風景を違う目で見たら、たとえば赤外線で眺めてみたらどうなるだろうと思い、花散る景色を赤外線写真を撮ってみた。
すると、桜の花も若葉も、どちらも同じように白く輝く、不思議な景色が液晶画面に映った。桜景色を赤外線で眺めてみると、違う景色が見えて、面白い。
ことならば咲かずやはあらぬ桜花
見る我さへしづ心なし
紀貫之 「古今和歌集」
2010-01-15[n年前へ]
■京都には桜の名所がいくつもあります
そこに描かれる舞台、街並みや通りや山道に惹かれて読んだ、森見登美彦 「新釈 走れメロス 他四篇 」の「桜の森の満開の下」から。
「私は何を間違っていたの?」
「君は間違っていない」と男は言いました。
「俺が間違っていたのだ」
この本、特に「藪の中」「桜の森の満開の下」「走れメロス」を読み、もう一度、森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女 」を(あの文体を強引に消化しながら)読み直してみようと思う。
2010-04-09[n年前へ]
■桜咲く季節の中を「限りない可能性の缶詰」たちが歩いてる
早稲田近くに、色んなビールを美味しく安く飲めて、ガラス張りの窓から外をずっと眺めることができる…という3拍子揃った安い店があった。今週、久しぶりにその店に行くと、決して安くはない店になっていた。
けれど、窓際の席から見える通りはそのままで、料理も美味しかったので、ビールをずいぶん飲んでしまった。「2010年の今だからこそのFortran講座」とか「懐かしきAVSの歴史」といったことを話しながら、ガラスの向こうにある通りを歩く早稲田の新入生たちを眺める。日暮れも過ぎ、照明に照らされた通りを、歩く「可能性の塊」たちを羨望ととも眺める。
早稲田大学 理工学部の隣、戸山公園の桜は、とても綺麗で、風が吹くと花びらが吹雪のように舞っている。新学期が始まるキャンパスというのは、いつの時も、どこの場所でも、限りない新鮮さが詰まっている。
2010-04-11[n年前へ]
■「桜吹雪」の「おすそ分け」
あまりに桜吹雪が綺麗だったので、「桜吹雪」の「おすそ分け」です。
桜吹雪があまりに激しく吹いたので、景色の中で激しくたくさんの花びらが舞ったので、私のケータイで撮影した動画圧縮コーデックでは、そのチラツキに対応することができずに、一部見にくい動画になってしまいました。
桜がたくさん散っているのを眺めているうちに、風が吹き、まさに桜の花が散る「吹雪」のような景色に包まれました。遠くでチラチラ散っている桜の花びらが、自分の方に向かってきて、風の流線に並び沿う桜の花びらの中に立っている、そんな感覚です。 あるいは、桜の風下にいたので、まるで、雪嵐の中を車を運転して走っているような、桜の花びらが降りしきる雪に見え、そんな錯覚も覚えました。それは、とても心地良く、そして、ほんの少し怖さを感じるくらいの美しさでした。
桜の森の満開の下に立ち、そんな不思議な気持ちに襲われました。そんな気持ちの、おすそ分けです。