2008-11-21[n年前へ]
■Googleで(((0.2 * 11) - 2) * 11) - 2...
Excelで計算した「0.2×11-2 = …?のヒミツ」と同じことを、Googleで(((((((0.2*11-2)*11-2)*11-2)*11-2)*11-2)*11-2)*11-2)*11-2を計算(検索)してみるとどうなるでしょうか。・・・やっぱりそれは同じ結果になります。この計算結果を眺めてみれば、色んな「仕組み・仕掛け」が、かいま見えてきます・・・よね。
やっぱり、それってとても楽しいと思いませんか?
2008-11-22[n年前へ]
■「探偵ナイトスクープ」と「地表の重力」と「電子天秤の体重計」
「探偵ナイトスクープ」を観ていると、北緯45度25分に位置する稚内と北緯25度20分に位置する那覇では(もしかしたらこの数字は「度・分」ではなくて、単に「度」だったかもしれない)、地球の自転の遠心力のために、重力加速度がそれぞれ9.8062273m/s^2と9.7909942m/s^2と、0.155341%ほど違っている。だから、40キログラムの人が稚内から那覇に行くと62.136グラム軽くなる・・・という小ネタを扱っていた。体重40キログラムのマネキン人形を稚内から那覇へ移動させ、電子天秤でその体重を計り、マネキン人形の体重が軽くなるさまを見せていた。
実際には、緯度によるの違いを生む過程はそう単純でないと思いながらも(参照)、画面を観ていて何より面白かったのが、撮影に使われていた電子天秤だ。40kgを1g未満の誤差で計っていて、つまり、6桁近くの精度を持っているのである。
その桁数をたとえるなら、「1.6トンの車に、おちょこでお酒を1盃と少しかけた時の重量の違い」がわかるくらい、といことになる。・・・そんな体重計があったら、とても小さな体重の増減に、つまりはとても小さなことに一喜一憂してしまって大変そうだ。体重計に限っては、有効桁数が大きいことが必ずしも良いとは限らないのかもしれない。
2011-02-25[n年前へ]
■「AKB48の身長プロフィール」を「実験科学」はどう見るか!?
「実験」という名が付く世界に足を踏み入れたことがある人なら、誰しも「精度」とか「誤差」とかいった言葉の意味について優しく諭(さと)された人もいれば、あるいは、厳しく叱責された(どやされた)経験を持つ人も多いのではないでしょうか。(四捨五入とか五捨五入といったものを意識したのは、研究室に入った頃でした)
さて、今日の主役はAKB48です。まずは、AKB58のメンバーを見てみましょう。AKB48とは、「最もエネルギーのあふれる街、秋葉原から生み出された”会いにいけるアイドル”です」…そんなことは常識だという声が聞こえてきそうですね。
それなら、AKB48メンバーの身長ならどうでしょう。えっ?篠田麻里子が一番身長が高い168cmで、 一番低いのは市川美織の148cmだってことくらい常識ですか。さらに、高橋みなみの身長は148.5cmだか一番身長が低いわけじゃない、ですか…。
そんな風に華麗に「立て板に水」方式で答えても、「実験」という名が付く世界に足を踏み入れたことがある人ならば、あの辛い経験・厳しい叱責、「”精度”をお前はどう考えてんねん!」という叱咤激励を連想するはずです。
…そう、AKB48の公式身長プロフィールは「精度というものがわかっていない」のです。前田敦子の161cmをはじめ、ほとんどのメンバーは整数部分しか記していないのに、何人かのメンバーだけは小数点以下1桁部分をプロフィールに入れているのです。しかも、".5cm"というcmの半分を記載するメンバーだけでなく".7cm"といった1mm単位まで主張するメンバーまでいたりする…となれば、もしもAKB48の身長プロフィールが実験科学の世界に持ち込まれたならば、かなりの問題になるに違いないのです。
いつだったか「このアイドルがなんとなく好き、という素直だけれど曖昧模糊とした衝動で動くのが文系であるならば、このアイドルがめがねっこだから好き、という確固とした根拠ある意志を形にしたもの、それすなわち理系なのである」という演説を居酒屋でしたことがありました。こんなのAKB48の身長プロフィールからも、その身長プロフィールの奥に隠された真実を解き明かしつつ、AKB48の魅力を語るのが理系心であるような気もします。
AKB48のメンバー、ほとんどが整数部分だけの身長プロフィールに混じる".5cm"メンバーや".7cm"メンバー、なぜそんな不統一な数字が登場しているのでしょう。「AKB48の身長プロフィール」を「実験科学」はどう見るのでしょうか。…あなたなら、その不一致に対して、一体どのような理由・原因を導きだしますか?
2012-02-25[n年前へ]
■AKB48身長プロフィールの奥に隠された真実を理系心で解き明かせ!?
「n年前へ」の『「AKB48の身長プロフィール」を「実験科学」はどう見るか!? 』から。
こんなAKB48の身長プロフィールからも、その身長プロフィールの奥に隠された真実を解き明かしつつ、AKB48の魅力を(妄想とともに)語るのが(も?)理系心であるような気もします。
2017-11-19[n年前へ]
■お札を顕微鏡で眺めて「赤外透過インクと赤外吸収インクの位置合わせ精度」を眺めて驚くの巻
偽造防止のために、紙幣は「赤外透過インクと赤外吸収インク」が場所毎に切り替えられた印刷になっています。可視光しか見えない肉眼で眺めてみても「そのインク種の切り替わり部分」は識別できませんが、赤外線カメラで紙幣を眺めると、全く違うお札の姿が見えてきます。
肉眼では見えなくても、さすがに顕微鏡で「可視光下」と「赤外光下」で眺めれば、そのインク切り替わり箇所は識別できるに違いない点と思い、千円札の「可視光では普通の画像に見える、けれど赤外光では透明に見える部分」と「可視光でも赤外光でも普通の画像に見える部分」について、その境界を拡大撮影してみました。それが下に貼り付けた画像です。(可視光画像→可視光+赤外光画像→赤外光画像、の繰り返し)
赤外光照明と可視光照明下で紙幣を撮影した顕微鏡画像を眺めてみても、そのインク切り替わり部分を全く視認することができないことに驚かされました。印刷の異なるインクを位置合わせする精度や、重ね合わせを気付かせない処理制度は、想像以上でした。