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2009-04-05[n年前へ]

自転車で通う距離の限界は? 

 自転車通学・通勤の限界は何kmくらいだろうか。そんな疑問を聞いて回ってみると、「10~15kmくらい」と答える人が多い。街中を普通に自転車で走ると、15kmの距離が60分くらいの時間に相当するので、つまり時速15kmくらいが普通の自転車の平均速度なので、毎日続けるには15km以内くらいが目安だというのである。

 色々聞いてみた最後に、京都の銀閣寺近くで「20kmは無理だと思います?」と、研究室の元先生と元学生に聞いてみた。すると、「20kmってここから宇治くらいまでだよ」と諭すように言われた。

 なるほど、そう言われてみると、20kmという距離が確かに「遠い」と実感させられる。毎日、宇治と銀閣寺の間を自転車で往復することはなかなかできそうにない。

 そういえば、高校時代は10kmほどの距離を自転車通学をしていた。毎日、朝8時くらいに家を出ていたような気がするが、一体何時に学校に着いていたのだろう?10kmの距離をどの程度の時間で走っていたかは忘れてしまったけれど、あのくらいの距離が「気楽に自転車で通う距離の限界」なのかもしれない。

京都と宇治






2009-11-01[n年前へ]

「住宅購入&通勤ライフ支援」用WEBアプリを書いてみました 

 昨日、WEBアプリをひとつ書いてみました。プロトタイピングをしながら、とりあえず付けてみた名前は、「「楽々通勤」マンションMAP」です。毎日の「暮らし」と「通勤」を楽にしよう、ということを頭に浮かべながら、書いてみたものです。とりあえず、ラクガキ程度に作ってみた「不動産アプリ」ですから、まだまだ修正はしようと思いますが、とりあえず公開しておこうと思います。動作は、Firefox, Safari, Google Chrome IE8などで確認しています。

 このWEBアプリケーションをひとことで言い表すなら、「通勤時間」と「マンション価格相場」と「個別マンション」を繋げてみよう、というものになります。

 「お値ごろ価格のマンション」「毎日の快適な通勤」「街の風景が気持ちよい」「確かな生活設計」・・・そんな大切なことを満たす物件、 毎日暮らす住宅物件を、簡単にわかりやすく探し出すことができる・・・それがこの「楽々通勤」マンションMAPです。

 「楽々通勤」マンションMAPは、住宅選びを「物件価格」「国土計画局が調査している地価分布(つまり物件価格分布)」「(地図上で)通勤先までの通勤経路・時間・混雑具合」を眺めつつ、「色々な路線」の駅にある住宅選びをすることができます。リーズナブルな価格のマンションを、快適な通勤時間・混雑度の範囲で見つけ出すことができるのです。見つけ出したマンションから、もし通勤するとしたならば、果たして自宅から通勤先まで「ドアtoドア」で何分かかるのかも、きちんと個別に表示されます。よくありがちな、「マンションの最寄駅までの時間」だけでなく、「そのマンションからあなたの仕事先へ行くまでの時間」が書き記されているのです。まさに、「あなたのためのマンション選び」をすることができます。

 リーズナブルな物件がある街が「どこにあるか」を見つけるのは簡単です。「国土計画局が調査している地価分布(つまり物件価格分布)」 を表示させれば、一目瞭然に「生活が苦しくなりそうな高い地域」「リーズナブルな暮らしができそうなお手頃な地域」がわかります。 そうしたら、その地域と通勤先を結ぶ交通路線でマンション物件探しをすれば良いのです。

 「色々な交通路線」がどこにあるかを知らなくても構いません。路線名を選べば、地図上でその路線がどこにあるかを表示します。 ですから、地図上で地価分布情報(表示は、赤色=高・青色=安、です)などを参考に物件相場が安そうな地域へ走る路線を(表示を眺めながら)選び、 物件価格が安いと同時に、通勤時間が短く・混雑度が低い、毎日の「暮らし」と「通勤」を楽に物件をクチコミ情報を参考に 探せば良いのです。

 駅を選ぶと、その駅周辺のマンション物件の平均価格を算出し、「この駅は大体このくらいの値段です」という価格相場を、駅周辺にグラフィカルにマッピングしていきます。…ということは、あなたがいくつかの駅を眺めているうちに、どの駅が高くて、どの駅が安いのか?という「マンション駅相場マップ」も目の前に自然にできあがってくるのです。  もちろん、気に入った物件があれば、その物件近くを「(道路を歩くように)散策して町のようす」を眺める」こともできます。 あるいは、その街を空から自由自在に眺め「どこに何がある、どんな街」なのかを自由自在に知ることだってできます。 ・・・そして、さらには住宅ローンのシミュレーションを行うことも、つまり物件を購入した後の生活設計を具体的に考えることもできるのです。

 未来の毎日の生活を考えるために、いつか暮らすマンション物件を、わかりやすく探し出し・見つけることができる・・・それがこの「楽々通勤」マンションMAPです。

 このWEBアプリは、「(鉄道大好きの)鉄っちゃん」ではない人のために書きました。けれど、「鉄っちゃん」でも、多分、楽しめると思います。「色々な交通路線」がどこにあるかを知らない人、あるいは、「色々な交通路線」がどこにあるかを眺めると楽しく感じる人を頭に浮かべつつ作ってみた、そんなWEBアプリケーションです。起動プロセスがまだ少ないので接続できないこともあるとは思いますが、明日にでも適当に調整しようと思います。

「住宅購入&通勤ライフ支援」用アプリを書いてみました






2009-11-02[n年前へ]

「楽々通勤」マンションMAP 始めました 

 昨夜動かし始めた 「楽々通勤」マンションMAP は、

 「お値ごろ価格のマンション」「毎日の快適な通勤」「街の風景が気持ちよい」「確かな生活設計」・・・そんな大切なことを満たす物件、 毎日暮らす住宅物件を、簡単にわかりやすく探し出すことができる・・・それがこの「楽々通勤」マンションMAPです。
ということを主題としたWEBアプリケーションです。動作を確認しているブラウザは、Firefox 3.54,Safari4.03、IE8, Google Chromeです。動作画面は下に張り付けた動画のようになります。



 都会では、賃貸であれ分譲であれマンションを始めとする「住む場所」は高いものです。かといって、住宅費が高い都会から離れた場所に住むと、今度は仕事(求人)が少なくなります。そんなわけで、「通勤時間」と「住宅費」を天秤にかけて、私たちは住む場所を決めます。

 決して短くも楽でもない通勤を選び・安い住宅費を選ぶか、それとも通勤は楽だけれど高い住宅費を選ぶか、私たちはそんな問題を前に悩まなければならないのです。

 そんな、「通勤時間」と「住宅費」を天秤にかけることが簡単にわかりやすくできたなら…「この路線のラッシュはひどいよ」とか「この駅からなら座れるよ」とか「この駅の物件相場はこのくらいだよ」ということを、組み合わせて示してくれるサイトがあったらいいな、と感じたのです。

 そういう気持ちを原動力にして作ってみたのが、「楽々通勤」マンションMAP です。

2009-11-04[n年前へ]

「地価」を考えるなら「北(北)東に進路をとれ」!? 

 先週作った、「楽々通勤」マンションMAPで関東の地価(やマンション価格)と交通手段(通勤時間)などを眺めていると、嫌になるくらい「交通の便が良い場所は価格も高い」という法則を実感させられます。実に当たり前ですが、実に悲しい現実です。

 とはいえ、やはり、その法則から少しは外れ気味の場所もあるものです。たとえば、逗子辺りは交通の便は悪いですが、マンション価格は高めです。…これは、リゾート地区でもあるから、でしょうか?そして、東京の北北東の方は、交通の便もそれほど悪くない割には、地価もマンション価格も安くなっています。

 「地価」を考えるなら(東京を起点にするなら)「北(北)東に進路をとれ」というのが、「楽々通勤」マンションMAP  ~毎日の「暮らし」と「通勤」を楽にしよう~ からは見えてきます。当たり前の現実も、地図や画像として描き表わし眺めてみると、何だか面白いものです。面白いと同時に「」悲しい現実も見えてくるわけです。自分が作ったWEBアプリの画面を見ながら、そんなその悲しい住みにくい現実社会を眺めているうちに、夏目漱石の「草枕」冒頭文が頭の中に浮かんできたのでした。

 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。
 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
 ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。

夏目漱石 「草枕」

「地価」を考えるなら「北(北)東に進路をとれ」!?






2009-11-19[n年前へ]

「無機質なコード」で「色んな人たちの姿や風景」を描く 

 先日作ったWEBアプリケーション、「楽々通勤」マンションMAPがMashup Awards 5 の部門賞を受賞しました。

 「何かものを作り続けてナンボ」だという想いで、(素人プログラマとして)色んなプログラムを作ったりします。もちろん、たまには、WEBアプリケーションも作ります。そして、たまに、力試しを兼ねてコンテストに応募したりするわけです。特に、自分が作るアプリケーションは、その用途が社会の流れに沿っているのか・反映しているのか、ということを何より知りたくて、コンテストに応募しています。

Mashup Awardsは、今回は三回目の応募になります。 2年前に作った、一回目の応募となる「Make Up Awards!」(髪型を自由に替えて画像シミュレーションすることができるWEB&ケータイ・アプリ)では部門賞を受賞しました。2回目の昨年作った「雑誌DE流行マップ」は落選し、3回目の今回作った「楽々通勤」マンションMAPでは、再び部門賞受賞、ということになります。

 1回目の「Make Up Awards!」を作る時には、女性の「美容院選びの悩み」を聞き、女性ファッション雑誌を(恥ずかしさを感じながら)たくさん読んで、髪型・ヘアーサロン選びに悩む人たちの姿を思い浮かべながら、WEBアプリケーションを作ってみました。

 2回目の雑誌DE流行マップ」では、「雑誌は世相を映している」と何処かで飲んでいるときに話したことをきっかけとして、作ってみることにしました。特に、書店に平積みされている女性向けファッション雑誌が「なぜ、みな同じようなのか?」とか「各雑誌がどんな人たち向けに作られているのか」を知りたくて、そういったことがわかるWEBアプリケーションを作ってみました。
 逆にいえば、書店で「(似たような)ファッション雑誌のどれを買うかを悩み・選んでいる」人たちの姿・そんなよく眺める風景を思い浮かべながら、作ってみました。

 今回の「楽々通勤」マンションMAPは、電車に乗って通勤する人たち、混んだ電車に乗って仕事場へ向かい、夜の電車の窓ガラスに夜景と自分を重ね眺めているたくさんの人たちを思い浮かべ、(岡村孝子が東急東横線に乗って通勤していた頃の風景を歌ったという)岡村孝子の「電車 」を聴きながら作ってみました。

混み合う電車に押し込まれ
ガラスに額をつけたまま
大きなため息をついたら
なお気がめいる

 JavascriptとRailsのコードを書きながら、PCの画面に映し出される無機質なコードを眺めながら、「色んな場面の色んな人」を想像しながら、いつもキーボードを叩き続けます。素人プログラマなので難しいことはできませんが、眺めた景色をズームアップしたくて、その姿を心の中で思い浮かべながらキーボードを叩きます。

 だから、「楽々通勤」マンションMAPがMashup Awards 5 の部門賞を受賞したということは、「混んだ電車に乗って仕事場へ向かい、夜の電車の窓ガラスに夜景と自分を重ね眺めているたくさんの人たち」の姿を、コードと言う形で少しは描くことができたのだろうか、そうだったとしたら良いな・嬉しいなと思っています。



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