2010-03-17[n年前へ]
■「生まれ変わる自分」と「付き合う相手」と「理系と文系」
「理系と文系」といった分類については、多くの人が一度は考えてみることがある話だと思っていますし、あるいは、一度は考えなければいけない時期があるのかもしれないとも、思っています。さらには、そんな二択の選択肢のどちらかを、選ばなければいけないように見えるときも、あるのかもしれません。
とはいえ、多くの人は、そういう話題・時期からは離れ・いつの間にか卒業していくものだとも、思っています。それでも、たまには、そんな話題を思い出し考えることもあります。
「理系女子向けのコミュニティ雑誌」を手に取り読んでいると、「生まれ変わるなら、理系と文系のどちらを選ぶか?」「付き合う相手は、理系と文系のどちらが良いか?」を男性・女性/理系・文系の計4種類の人たちに聞いたアンケート結果がありました。そのアンケート結果が、とても興味深いものだったので、その記事を撮影してみました。それが、下のスナップ写真です。
このアンケート結果を眺めたとき、そこから見えてくるのは、理系と文系という二者選択が仮にあったとするのなら、そしてそこに自分の好みというものがないのだったとするならば、文系を選んだ方が良さそうだということです。”いわゆる”理系と文系の男女比率がどのようなものであるかに寄りますが、そのような「答え」が自然に思われます。
この話は、忘れなければ、もう少し続けようと思います。もちろん、適当に、時間をおいつつ、になるとは思いますが…。
2010-06-15[n年前へ]
■ Amazonに付録付き和書ページが登場
「Amazonに付録付き和書ページが登場、売れている順1位は…」
そんな中Amazonに「付録付き - 和書」のページがオープンした。…ところでAmazonでは、付録付き和書を「売れている順番」「おすすめ度」「出版年月が新しい順番」などで並び替えることができる。
2011-08-05[n年前へ]
■”青春そのもの”だった「ぴあ」の最終号
39年、39歳になっていた「ぴあ」の最終号」東京では「ぴあ」を買い、関西では「Lマガ(Lmagazine)」(2008年末に休刊)を買っていた…けれど、そのどちらもがもうなくなった…と。何というか、サヨナラだけが人生だ。
学食で昼を食べながら、「ぴあ」を片手にその週の予定をたてていました。上京したての1年生のうちは、一人で寂しく。そのうちそれはサークル仲間でつるむ目的だったり、彼女とのデート目的だったり・・・完全に、自分にとっての「青春そのもの」でした。
編集部からのコメント:作り手にとっても、ぴあは「青春そのもの」でした。
2011-11-12[n年前へ]
■続 男性誌を構成する「金・出世・女とプラスアルファ」でできている!?
以前、「色んな雑誌の傾向や内容」についての雑談をしているとき、サンデー毎日の編集長が(かつて)言ったという『ウチの雑誌には”金”・”出世”・”女”」が詰まっていればいい』という言葉をキッカケに、実は男性向け雑誌のほとんどが、結局のところ、”その3成分プラスアルファ”に過ぎないのかもしれないという「議論」をしたことがあります(「サンデー毎日で「金・出世・女」を読む」)。そして、プラスアルファ成分」というのは、非日常な桃源郷”ここではない何処か”に思い焦がれる成分であることが多いのではないか、という話になりました。
その時に書いたホワイトボード板書を清書してみたのが、下に貼り付けた「男性誌の読者年齢と興味対象(雑誌内容)」です。縦軸は雑誌の(想定)読者年齢で、下が「若年層」で上に向かうにしたがって「高齢層」になります。また、横軸は雑誌内容(読者の興味対象)です。左から「金」「女」「出世」という3大”男性雑誌成分(要素)”と非日常に思い焦がれる”桃源郷成分(要素)”の比率変化が描かれています。
ここでいう「比率変化」は色々な男性誌がある中で、それらすべてを平均化した場合の「売れ行き構成比率」です。つまり、「○歳の人たちを相手にした男性誌をすべて眺めてみれば、全体としては、「金」「女」「出世」と「桃源郷」をこんな割合で含んでいる」ということを示す図です。そして、さらに個別の雑誌をいくつか例にとり、「この雑誌は○×歳くらいの年齢層を対象にしていて、扱う題材はこういう内容が主である」ということをマッピングしてみたものです。(もちろん、具体的な数字に基づくものではなく、個人の感覚と偏見に基づいたイメージです)
「金・女・出世・ここではないどこか」という成分比率が「年齢」を追ってどのように変わっていくかということを、この「男性誌の年齢・成分比率解説図」から読み解いてみると、実にリアルな現実と男性の心の中の妄想が浮かび上がってくるのではないか、と思います。
男性誌を読んだことがある人、読んでいる人ならば、この「男性誌の年齢・成分比率解説図」に納得する部分もあれば、違和感を感じる部分もあるだろうと思います。あなたなら「雑誌に含まれる”興味成分”」と「読者年齢・読者層」を図示するとしたら、どんな風に描くでしょうか?そしてまた、あなたが読んでいる「雑誌のポジションマッピング」は、この図(あるいはあなたが描いた図)のどの辺りに位置する雑誌でしょうか?
2013-08-21[n年前へ]
■「雑誌の読者プレゼント」と「ベンフォードの法則」
「雑誌の読者プレゼント」でプレゼントが読者に送付されておらず、雑誌に「プレゼント当選者」として記されていた人たちの氏名(名字と名前)は、適当に作られた架空のものだったというニュースを見て、こんなことを考えました。
名字や名前の比率がわかっていれば(さらには、県別年齢別のそういった比率などがわかっていれば)、雑誌に記されている「プレゼント当選者」たちの名前が統計的に見て「自然であるか、それとも不自然であるか」がわかりそうです。
世の中にある多くの数字に対して「最初の桁が1である確率は30パーセントにもなる。さらに、最初の桁に現れる数字は小さな数値ほど確率が高い」というベンフォードの法則が成り立ちます(参考:「大学入試問題」と「ベンフォードの法則」)。たとえば、右のグラフは「2011年にhirax.netからAmazon広告経由で販売された商品データ一覧」を使って、「商品の値段の一桁目の数字は何か?」を調べてみた結果です「一桁目の数字の3割は”1”である」という「ベンフォードの法則」にほぼ沿っていることがわかります。逆に言えば、こんな風に数字の統計データを眺めてみた時に、「ベンフォードの法則」に沿っていなければ、「あれ?何だか不自然だな…何か隠れた理由があるんだな」ということに気がつくことができるわけです。
雑誌の読者プレゼント当選者たちの名前を「統計的に自然であるか・自然でないか」を自動チェックしたら、一体どんな風になるのでしょうか。たとえば、鈴木・佐藤・田中…といった名字を持つ「当選者」の比率は、現実の比率に沿ったものなのでしょうか。あるいは、名前の比率は自然なのでしょうか?…ちょっと調べてみたくなりますね。
もしかしたら、将来の電脳世界では、電脳世界中にあるリストデータたちに対して、そういったリストの中身が「自然か不自然か」を判断するパトロール・ロボットが存在し、電脳世界を日夜取り締まりしていたりするかもしれません。