2003-11-20[n年前へ]
■続・桜雷さんの特許申請の話
さて、桜雷さんの特許申請の話ですが特許申請のクレイム(請求項)がどんなものか見てみたい、と思う方もいるかもしれませんので、ここに挙げておきます。まず、JPの方ですが特開2001-216513が次のようになります。
請求項1 光学的読みとり手段などによって得られた画像データの各画素から取得した値から、その値を得るために必要とした露光量を計算式LogEn=10∧(D*3.0−2)(LogEnは露光量、Dはデータの値)によって求めその値を、用意した露光量を任意の絞りの形のパターンデータの面積で割った値を、他の画素のデータから同じように求めた露光量の値と重なり合う部分を加算し、その露光量の値を計算式Data=(Log(R)/Log(10)+2)/3(Rは加算された露光量、Dataは結果として得られるデータ)によって求められた結果を画像データとして出力する機能を持つことを特徴とする装置、またはその方法によって処理を行うプログラムを記憶された媒体及び装置。請求の範囲はこの請求項1のみで、なおかつその中で定数を使ってしまっているという狭い範囲の請求になっています。また、特許審査の状態は審査請求が未請求という状態です。つまり、そもそも特許審査が行われる前の状態(審査の実施を要求してすらいない)なわけです。この状態で(未だ手に入れていない)権利を行使しようとするのはとても不思議な印象を受けます。
また、USPのクレイムは今のところこのようになっていて、計算手順の一例を書いてあるというようなクレイムなのですが、まずは"logarithmic scale"に限定されています。また、このクレイムであると少なくとも先に挙げたSIGRAPHでの発表論文が公知資料になると思われます。ちなみに、こちらは"Case Docketed to Examiner in GAU"という状態です。
2004-03-31[n年前へ]
■Google Newsを地図(番組表)にする
Google NewsをTreemap(地図)にした、いやむしろGoogle Newsをテレビの番組表にしたと言った方が良いようなnewsmap。ワイドショーにおけるニュースの大きさは、テレビの番組表に占める面積で判断されるように、WEB上のニュースはnewsmapの番組欄の大きさで判断することができる。 from Going My Way.
2004-09-04[n年前へ]
■色んなもので「くらべてみよう!」
テレビでよく「東京ドーム5杯分の」や「2万立方メートルの土砂が」などという表現を耳にする。そんな、比較を高さや長さ・距離や重さや面積、ありとあらゆるもので比較してみることができる「くらべてみよう!」適当に数字を入れたりすれば、あとはJavaScriptがガシガシと計算してくれる。
例えば、「奈良の大仏の重さは小錦1,382人分」「地球の直径は万里の長城の長さの4.8倍」「琵琶湖の容積は350ml缶ジュースの78,571,428,571,429本分」
2005-05-03[n年前へ]
■測り売りアート
「絵画の総面積(cm2)で価格が決まります。 cm2数の単価は、メインの技法+支持体(ベースの素材)+画家レベルによって決定します」という測り売りアート。「原則1点モノで、ART-Meterで販売している絵は、画家が自分で 制作した世界に1つしかないオリジナル・購入するあなたのためだけの作品です」というのも定期的にチェックしたくなるかも。 from 「ラクガキボード(rakugaki.kayac.com)にアクセスできない…」
2005-06-24[n年前へ]
■気温と肌の露出度の関係
今日締め切りの原稿のために、こんなグラフを作ってみました。世界各国の色んな都市の色んな季節の「気温とその時期の肌の被覆率」の関係です。もちろん、色んな都市があるわけですが、右のグラフではとりあえず全部一緒にしてプロットしてみました。都市別の違いもわかるグラフはまた後で出すことにしましょう。
なお、服は何枚も重ね着されたりするわけですから、肌の被覆率は100%以上にもなることがあるわけです。また、「肌の被覆率」を算出する際には、小さな下着(トランクスとかブラジャーとか…)は数に入れてません。そんな小さな面積は誤差の範囲でしょうし…。そんなこともないでしょうか…?