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2009-06-15[n年前へ]

青春の富士樹海「麻雀大会」 

 「富士の樹海の真ん中で、徹夜麻雀をしませんか?」と言われた。残念なことに、あるいは幸運なことに、麻雀のルールを知らないことに加え、その日予定があったために、「魅力的だけど不参加で」と答えた。

 最初は、富士山頂で麻雀大会をしようとしたが、この季節にはまだまだ無理だということで、開催場所を富士樹海に変更したのだという。その無鉄砲さ、そんなくだらないことを考えて、実行に移せる行動力を、そしてそれを楽しむことができる感性を本当に羨ましく思う。

幅広い心を
くだらないアイデアを
軽く笑えるユーモアを
うまくやり抜く賢さを
眠らない体を
すべて欲しがる欲望を

 富士樹海中の麻雀大会が開催された後、「どうだった?」と聞いたら、彼らはこう答えた。

  • 樹海中で磁石が役に立たないというのは都市伝説だった
  • 6時間歩いて、6kmしか進めなかった
  • 道を見失わないように張ったらしきヒモがとても景観を汚くしていた
  • 樹海中にいきなり普通の家(道場)があった
  • 樹海中でいきなりさまよっている人に出会ったから、麻雀のメンツを現場調達するのも簡単にできそうだった
  • Docomoのケータイは樹海中でも使えたが、auは遊歩道でしか使えなかった。ソフトバンクは遊歩道ですら使えなかった。
  • エトセトラ・エトセトラ…
 あぁ、なんて素晴らしい行動力と感性だろうか。眩しさと、切なさを同時に感じるのは、年をとったからだろうか。
僕らの自由を
僕らの青春を
大げさに言うのならば
きっとそう言う事なんだろう

2013-04-26[n年前へ]

麻雀の科学「白牌と中牌で重いのは白牌だ…は本当か!?」 

 伏せられた麻雀牌の絵柄を、絵柄を見ることなく知るためにはどんな方法があるでしょう?…そんなことを考えると、たとえば「伏せられた牌を手に持ち、その重量で区別する」なんていう考えが思い浮かびそうです。麻雀牌は直方体形状をしていて、さまざまな絵柄が物理的に彫られているわけですから、絵柄に応じて「重さが変わってるはず」というわけです。

 そこで、白牌と中牌、つまり全く絵柄を削りだしていない「重そうな牌」と「文字が大きく彫られている(=重さが減っていそうな)牌」の重量を量ってみました。

 白牌と中牌で重いのは白牌か?…を(それぞれ4つの牌で)計ってみると、白牌が平均14.83245グラムで中牌が平均14.9636グラムでした*。なんと、絵柄を削り出してあるはずの中牌の方が(無柄の)白牌より0.28グラムほど重かったのです!

 その原因を調べてみると、私の手元にある麻雀牌では、牌の大きさ(厚み)が異なっていることが原因でした。 白牌の厚みは16.35mmであるのに対して、中牌は16.63mm…つまり280ミクロン(μm)ほど白牌の方が厚かったのです。白牌より中牌の方が大きいから、絵柄が彫ってあるにも関わらず重かった、というわけです。

 一牌あたり280ミクロン(μm)ということは、4つの牌を重ねると1mmを超えますから、重ねて眺めてみると「見るからに厚みが違う」ということがわかります。右に貼り付けた写真は、白牌と中牌を4つづつ重ね・横から眺めてみたところで、左(白牌)は低く、右(中牌)の方が高いことが明らかに見て取れます。

 もしかしたら、麻雀牌の絵柄を(絵柄を見ることなく)識別する方法は数限りなくあるのかもしれません。金型の製造誤差か、あるいはその他の原因か…その理由はともあれ、たとえば麻雀牌の大きさや重さを検知すれば、麻雀牌の絵柄を知ることもできるかもしれません。…というわけで、今日は麻雀牌の重量と大きさを精密に計ってみました。(この続きが、全牌の厚みを測ってみた 麻雀の科学「麻雀牌の厚みは結構違う?」 です。)


*この重量測定は、ミリグラム単位まで再現性がある測定データです。

麻雀盲牌の科学「白牌と中牌で重いのは白牌…それは果たしてホント?ウソ?」麻雀盲牌の科学「白牌と中牌で重いのは白牌…それは果たしてホント?ウソ?」麻雀盲牌の科学「白牌と中牌で重いのは白牌…それは果たしてホント?ウソ?」






2013-04-27[n年前へ]

麻雀の科学「麻雀牌の厚みは結構違う?」 

 麻雀の科学「白牌と中牌で重いのは白牌だ…は本当か!?」で、白牌と中牌の厚みが、想像以上に違っていたので、今日は(白牌と中牌だけでなく)全麻雀牌の厚みを測ってみました。その結果が、下に貼り付けたグラフです。これは牌種毎の厚み(mm)を4枚の牌間のばらつきで見積もったエラーバー(±3σ)付きで示してみたものです。

 最薄の牌と最厚の牌は、1m弱ほども厚みが違いました。また、牌毎に厚みのバラツキはそれなりにあるにしても、それでも牌種毎の「おおよそこのくらいの厚み」という数値になっていました。

 ところで、このグラフは牌種が(横軸の左から右に)字牌(三元牌 ・風牌)→数牌(筒子・萬子・索子)という風に並んでいます。…その並びとともに、上のグラフを眺めると、何やら興味深い傾向が見えてきます。これは、まだまだ調査を続けてみたくなりますね。

麻雀の科学「麻雀牌の厚みは結構違う?」






2013-04-30[n年前へ]

「麻雀牌の厚み」を知れば盲牌できる!? 

 麻雀の科学「麻雀牌の厚みは結構違う?」で、最近手に入れた麻雀牌の厚みを精密に測ってみました。その結果を、さらに整理してみたのが下のグラフです。これは、横軸に各牌を並べ、縦軸に牌の厚み(ミリメートル)を記してみたものです。牌の厚みは、四つの牌の平均値を示したものです(四つの牌間のバラツキ量は前回の記事を参照下さい)。

 字牌(三元牌 ・風牌)はともかく、気のせいなのか・何なのか、数牌(筒子・萬子・索子)は「山なりカーブ」になっているように見えます。つまり、端っこの1や9は厚みが薄くて、真ん中あたり4〜6あたりの数牌は(心なしか)「厚い」という風に見えます。そして、「端っこ数字」と「真ん中数字」の厚み差は、おおよそ0.5mmほど…。

 0.5mmの差…それは大きいのでしょうか・それとも小さいのでしょうか?この「麻雀牌の厚み」の差を知ると、果たして盲牌(牌の図柄を見ずにその牌種を知ること)をすることができるものでしょうか?


参考:麻雀の科学「白牌と中牌で重いのは白牌だ…は本当か!?」

「麻雀牌の厚み」を知れば盲牌できる!?






2013-06-01[n年前へ]

「麻雀の山とツモに関する確率シミュレート」 

 「麻雀の山とツモに関する確率シミュレート

 …しかし、場に一枚見えている両面待ちが、山にどれだけ残っていて、どれだけの確率でツモれるかって、意外と感覚じゃ分からない。ということで、シミュレータを作りました。
 「7巡目で両面聴牌、場に当たり牌は1枚しか見えていない。ツモれる確率は?」
 中張牌の待ちとして他家が河に捨てる確率を25%と見積もると、山に残る枚数は3.88枚と出ます。これをツモの確率に入れると、55%でツモれることが分かります。



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