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2005-06-15[n年前へ]

今日書いたメイル 「アシタノアタシ」 

今日書いたメイル 「アシタノアタシ」
 一月くらい前、夢を見ました。アラン・ケイが「未来を眺めたいんだったら、未来を作ってみたいんだったら、なぜこっちへ来ないんだい?」と囁きかけてくる、という大それた夢です。「(未来を作るだなんて)そんなこと、私にはできませ〜ん」と思うままに答えると、「それができるかできないかは、おまえの(能力でなく)気持ちが決めるんだ」「未来を作って、眺めに行ってみたくはないのか?」と言うのです。その言葉を聞いた時には、もうちょうどお目覚めの時間になってしまいました。脚色無しの本当の話です。


 昔、夢だか現実だかよく覚えていないのですけれど、同じような言葉をよく聞きました。その時は、確かやはり踏ん切りがつかないまま、いつも朝が来てしまったような気がします。

 今日、その人の夢を見ました。「宇宙大学」の留学から帰ってきたその人が、『私は「宇宙パトロール」の仕事をしたいの』と言って地球を去ろうとしている、というワケわからない夢です。「仕事と私とどっちが大切なの?」という言葉はよく聞きます。けれど、「宇宙パトロール」が仕事だと言われたら…、「宇宙と私とどっちが大切?」なんて仮に訊ねたとしても、「それは宇宙の平和だよなぁ…やっぱり」と思いながらその言葉を聞いていました。そして、何だかブルーな気持ちで、またまたお目覚めの時間になってしまいました。このヘンな夢も、脚色無しの本当の話です。

 そういえば、宇宙へ高速で飛び立って行くことと、未来を眺めに行くことはよく似ているような気がします。宇宙を高速で旅した後に地球に戻ってきたら、地球の時間は旅をしてきた人の時間の遙かな先の未来になっています。(飛び立つ前に「現在」だった)「過去」の地球には戻れませんけれど、「未来」の地球を眺めることになります。だから、宇宙へ旅発つことと、未来の世界へ飛ぶことはやっぱり似てると思うのです。


 前に宇宙へ行けず地球に残った私は、未来を見に行くかを決める前に、また朝が来てしまいそうです。

jun hirabayashi


2005-06-16[n年前へ]

The Music Batonの言及数の過去6日間の統計グラフ 

はてなダイアリー - Musical Baton はてなダイアリのMusical Batonの言及数の過去6日間の統計グラフを眺めてみると、急激に増加してはいるが、5のべき乗の爆発的増加ではないようだ。やはり、インターネット・ワームの増加のグラフとよく似ている感じ、だろうか。他にも色んなデータが見えそうで、とても面白い。

2005-07-14[n年前へ]

「過去」の長さと同じだけ先の「未来」が見える 

 先日、画像関連の資料集を執筆した人に、「何か資料をまとめるという作業をすると、すごく勉強になりますよね」なんていうことを言った。すると、「そうですね。だけど、製品の仕様書はなかなか書けないですね」「仕様書をきっちり書いて始めて気づくことも多いんです。けれど、どんどん変わっていくフェーズが多いので、そういう時に書いてもなかなか実にならないような気がします」と言われた。その時に、ふと

過去から現在の「何か」について考える、ということをすると、その「何か」の長さと同じだけ先の「未来」を知ることができるような気がします。
というようなことを答えました。

 例えば、「過去から現在までの二十年間のこと」をまとめるという作業をすると、現在から二十年先までの未来が見えるような気がします。もしも、「半年間くらいの仕事」を考え直してみたら、現在から半年先までの未来が見えてくるような感じです。それがほんの三日分の仕事なら、見えてくるのは明後日くらいの景色だと思うのです。未来を知りたいときに、その瞬間の最先端のことを調べてみても、ほんの一瞬先の未来しか見えないんじゃないのかな、と思うことがあります。知りたい先の未来の分だけ、過去に遡ってみるのも良いかも、と思ったりするのです。

2005-09-03[n年前へ]

「組織」のデザイン・パターン 

inside out 「組織」に関するデザイン・パターン集というものがまとまっていても面白いかも知れない、とふと思った。典型的な(必ず起きる)問題と、それらに対する典型的な解決策を書いた、そんな資料があっても面白いかもしれない、とふと考えた。典型的な組織に起こる問題に名前を付けて、パターン集として整理されていると面白いかもしれないと考えた。

 いや、実際のところ、巷に溢れるビジネス組織を論じた本というものは、そんな「組織」のデザイン・パターンであるのかもしれない。例えば、「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、(いずれは)各々の「無能レベル」に到達する」という「ピーターの法則パターン」などは、その最たるものなのかもしれない。過去のパターンにはまっていないか、あるいは、過去のパターンとは「どの点が違うのか」というようなことを考えやすいチャートがあると、とても便利かもしれない。これは「このパターンの問題」にはまっているけれども、「対象の性質がこう違う」「周囲の状況がこう違う」「人がこう違う」というようなことがわかりやすいと良いかもしれない。

2005-09-24[n年前へ]

2055年までの「未来予想図(年表)」 

平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女/Tech総研 Tech総研ブログ 平林純@「hirax.net」の科学と技術と男と女2055年までの「未来予想図(年表)」 - 続 「過去」の長さと同じだけ先の「未来」が見える - を書きました。 「過去」の長さと同じだけ先の「未来」が見えるの続編のようなそうでないような…、というような話です。キーワード的には"Dog year"というようなあたりなのでしょうか。結局のところ、「逆に言うならば、現在の瞬間の最先端の景色を眺めていても、ほんの一瞬先の未来しか見えないんじゃないのかな」という辺りが素直な感想なのかもしれません。
 せっかくなので、2055年までの「未来予想図(年表)」を作ってみました、エクセルで…。というわけでアヤシく・信頼性の低い話です。とはいえ、その「未来予想図(年表)」は人それぞれなので、信頼性はあなた次第かもしれません!?

それらの本のページのどこかに、2055年までの「(あなたにとっての)未来予想図・年表」が見えてくるかもしれません。 もしかしたら、それがあなた自身の「未来予想図(年表)」なのかも…



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