2005-06-26[n年前へ]
■「読む人の力を信じる」という秘訣
ずっと頭の中に残っている言葉のこれまた一つが、下の言葉です。言葉を書く上で、可能な限り他人(自分以外の人や未来の自分)に伝わるように的確に書く、というのは当たり前のことです。しかし、その当たり前のことをもちろん承知の上で、この秘訣をいつも頭の中に浮かべています。 from n年前へ
わたしは、読む人の力をいつでも信じています。そうでなかったら一行も書けません。また、見抜く目を最高に持った人を想定読者にするのが、このメディアを続けていくための秘訣でもあります。 「からーふぃくしょん」
2005-08-31[n年前へ]
■"Keep going"
未来に向かって「続く」ものであるということが、かろうじて種々のマイナスを乗り越えうる契機を秘めているのだ。続くこと。続けること、それが未知のものを生み出す「場」を保証する。 沢木耕太郎のマルーシ通信 朝日新聞 2004/08/31
2005-09-11[n年前へ]
■n年日記と技術雑誌の特集記事システム
n年日記と呼ばれるシステムがあります。何年か前の同じ日の日記を表示するシステムです。例えば、この日記で言うと、日付の右側にあるn年前へというリンク・テキストです。このn年日記をもっと進化させてみたいな、と思うことがあります。n年前の同じ時期の記事をもっと積極的に見せたいな、と思ったりするのです。
技術雑誌なんかは、一年周期で同じような特集記事が繰り返されています。例えば、C マガジン、トランジスタ技術…、どの雑誌でも5月号辺りは必ず「新人フレッシャーズのための…」という感じです。2月号辺りだと、画像関係の特集という感じでしょうか。「学研の科学と学習」の雑誌が、毎年同じような特集を繰り返すのと同じです。雑誌の読者層は入れ替わっていくので、毎年同じような特集を繰り返していても、「読者にとってはいつも新鮮」であるわけです(そう思わない古い読者はいずれ読者でなくなる)。
ブログと呼ばれる個人サイトでも、昔見たネタが少しの時間をおいて流行ることが多いように見えます。古くから眺めている人にとって見れば、飽き飽きしたネタが繰り返し流行ることもしばしばなんだろうと思います。しかし、それを「技術雑誌の特集記事」のように新陳代謝に対応するためだと考えてみれば、少し面白いような気がします。時折、n年日記システムを眺めながら、そんな「技術雑誌の特集記事」式ブログを想像したりします。
2005-12-03[n年前へ]
2005-12-10[n年前へ]
■沼津
早朝から(本当は今日締め切りの)論文を書く。昼前にジムに行った後、自動車を定期点検に出してくる。戻る途中、車中でラジオを聞いていると「沼津の海に鯨が打ち上げられたニュース」が流れていた。体長3mほどメスの子鯨は死んでしまったよう。
今日は良い天気だったけれど、写真は撮らなかった。だから、今日の景色はn年前へ。