2005-06-26[n年前へ]
■「読む人の力を信じる」という秘訣
ずっと頭の中に残っている言葉のこれまた一つが、下の言葉です。言葉を書く上で、可能な限り他人(自分以外の人や未来の自分)に伝わるように的確に書く、というのは当たり前のことです。しかし、その当たり前のことをもちろん承知の上で、この秘訣をいつも頭の中に浮かべています。 from n年前へ
わたしは、読む人の力をいつでも信じています。そうでなかったら一行も書けません。また、見抜く目を最高に持った人を想定読者にするのが、このメディアを続けていくための秘訣でもあります。 「からーふぃくしょん」
■「ブームはどう始まり どう終わるのか」
中川右介氏が中古カメラのブームを振り返りながら書いた「ブームはどう始まり どう終わるのか」を読んだので、(私が興味深く感じた)流れを三枚のスライド資料としてメモしてみる。何か流行っているものがある時には、このスライドを眺めて「何が何に対応するか」を考えてみることにでもしようか。
上の流れでは割愛したが、'50〜'60年代生まれの第一オタク世代までは「みんなと違うモノが欲しい。珍しいモノが欲しい」という志向だが、'70年代以降の世代は「みんなと同じモノが欲しい」「売れているモノが欲しい」という志向が強い、という一節も面白い。