2009-12-15[n年前へ]
■NEWS今昔物語 「支え」と「未来」編 (初出2005年1月27日分)
5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと
いつか、『グラフ計算機』の開発秘話と似た話、自分がよく知っている話を書いてみたいと思うが、なかなかこういう話を書くことができるものではないに違いない。だからこそ、こういう話を読めたことの楽しさを、改めて感じてしまう。
(記事を書いた時の)ひとこと
ソフトウェア開発・メイクアップ・自動車開発、どれも「作る」ということに繋がります。今回は、色々な「作る」を集めてみました。
『グラフ計算機』の驚くべき開発秘話
Macintoshのクラシック環境(MacOS Xより前の環境)に標準添付されている「グラフ計算機」(MacOS 10.4には別の「グラフ計算機」が標準添付されるらしい」の開発秘話が開発者自身により昨年末に公開された(日本語記事)。なんでも、失業中のプログラマ二人が、貯金で生活しながら、出勤してきた社員の後ろにぴったりついてApple社の警備をすり抜け敷地内に入り込み、空き部屋で作業し、さらには自腹を切って下請けプログラマーを雇い、チェック担当と研究担当からなる開発チームに自分のソフトウェアの改良まで行なわせ開発をした、という。そして、ついには標準ソフトにまでなったのだから、これはまるで映画「摩天楼はバラ色にグラフ計算機」を彷彿させる、何だかとても心躍らされる話だ。
ちなみに、グラフ計算機の開発者曰く「Windows 98にも同じことをしてみたかったけれど、Microsoftは建物の警備が厳しくてできなかったよ」だって。
「理想の目元」を作る秘密
化粧品を製造販売する株式会社イプサが、「目を大きくするメイクアップアイテム」というものを今年の元旦に発売した。これを使うと、「目の横幅は縦幅の3倍」「目の縦幅幅とまぶたの縦幅が同じ」「目頭から目尻の角度が10倍」という目もとの理想的なバランス(オプティマムバランス)、目もとの「理想的なバランス」を実現するという。シミュレータを使って自分に適した「理想のバランス」実現の方法(つまりは化粧品の選び方)を調べることもできる。
理想の目元を描こうとする女性のパワーには驚くばかりだ。(一重の女性のための)パッチリふたえの作り方なんて驚きのあまり腰が抜ける。何を得るにも影の努力が必要なんだなぁ、とつくづく思う。
Goolgle videoでテレビ番組を検索しよう
アメリカでは、一定量以上のテレビ番組に字幕をつけることが義務づけられている。Googleが、そのテレビ番組の字幕文章に対する検索サービスGoogle Videoを先月25日からベータ公開し始めた。例えば、"Japan"なんていうキーワードで検索をかけると、そのキーワードにマッチしたテレビ番組のサムネイル画像や放送時刻や時間が表示され、さらに番組で放映された内容の詳細を知ることもできる。
字幕放送の普及率が低い日本でサービスを運用する日はまだまだ先かもしれないが、テレビ局が視聴率をかせぐために字幕内容に対してもSEO(検索エンジンに対する最適化)対策に明け暮れる日は近い。
鳥山明デザインの電気自動車が限定発売
株式会社タカラから、ドラゴンボールやDr.スランプで有名な漫画家の鳥山明デザインの電気自動車が3月27日から販売開始される。これは「乗れるチョロQ」の第四弾として全5色 9台限りの限定品だ。鳥山明によりQVOLTと命名され、素晴らしく気持ちが良くなりそうなデザインを見ると税込み199万円という値段は安いと思う。マンガの世界の自動車に乗るなら、「今がチャンス」かもしれない。
2010-07-15[n年前へ]
■グロス・レッドに輝くThinkPad Edge 13”を使い始めました
lenovoのThinkPad Edge 13“ をモニター試用しています。
ThinkPad Edge 13“というのは、下の写真のような、天板が少し朱色が買った赤色で光沢がある、そんな薄型ノートPCです。
まず最初に印象的なのが、天板の右下と気ボードの右下にシルバーで刻印されたThinkPadというロゴの部分のiの文字、iの文字の上の丸点(●)部分が、赤いLEDで輝いている、ということでした。
さらに、キーボード中央の赤いトラックポイントと、キーボード下のポインタ用ボタンを彩る赤線を眺めて、「ThinkPadのキーボード周りは、やはりこの配色が一番いい」などと、納得したのです。
人が何か作業をするとき、その作業の結果生み出されるものは、意外なほどにその道具の特性に依存したものになる、ということも多いように思います。たとえば、この光を反射する赤天板を開き、キーボードに手を置いて、その右手の隅では"i"の文字の上部が赤く光っていたりするのを見ながら作業をする…と、何だか気分が変わるような気がします。IBM社の入口上に掲げられていたという、"Think"という文字をなぜか頭に浮かべて少し考え込んでみたり、赤く輝くなら、それはやはり「アイ」なのだろうか?などと切なく感じたりします。
ケータイも、腕時計(右の写真は、今回のグロッシー・レッドのThinkPad Edge 13”とは違う、ThinkPadのキーボード上で撮影したものです)も、靴だって自転車だって手帳も…身の回りのものほとんどを赤色デザインで選んでいる…という赤色大好き人間なので、このグロッシーレッド版のThinkPad Edge 13は、「人を楽しくさせる道具」のように感じます。
というわけで、グロッシーレッドThinkPad Edge 13“を無線でネットに繋ぎ、iの文字上部が赤く輝くのを見ながら、気の向くままに指を動かしてキーボードを打ち、今日は記事を書いてみました。
2010-07-16[n年前へ]
■ThinkPad Edge 13“の最大搭載メモリ容量は4GBか8GBか?
私の手元にある lenovoのThinkPad Edge 13“ は、2GBのメモリが搭載されていて、Windows 7 Home Premium 64bit版が動いています。製品仕様PDFを眺めてみると、最大メモリ容量は4GBとなっていますが、使われているCPUがAMD Turion™ Neo X2 L625で、チップセットはAMD M780Gであることを考えると、4GBメモリの2枚挿しをすることで(メモリの愛称問題などもありそうですが)、トータル8GBを使うことができるようにも思われます。
ThinkPad Edge 13“はモニタ試用中なので、手持ちのメモリを使って検証してみることはできません。だから、実際のところ8GBのメモリを使うことができるかどうかはわかりませんが、せっかく、64bit版OSを搭載しているのですから、8GBメモリを搭載させた状態で、複数仮想PCを切り替えながら使う感覚のテストをしてみたいような気がします。
さて、今日は車にThinkPad Edge 13“を載せ、モバイル機として使ってみました。車がワインレッド色のカブリオレなので、グロッシー・レッドに彩られたノートPCは、車の中に放り込んでみると、互いのレッドの色合いが似合い過ぎて、まるでCM写真のような具合になってしまいました。
PCは人が動かし、人は割と気分で動きます。気分というものは、結構見た目に左右されるものです。赤いPCを使うとき、黒いPCを使うとき、銀色のPCを使うとき・・・意外なほど、私たちはPCの色に左右されるものかもしれません。
2010-07-31[n年前へ]
■デザイン重視、独ミノックス製クラシックカメラ風の手乗りデジカメ
「デザイン重視、独ミノックス製クラシックカメラ風の手乗りデジカメ」
駒村商会は2日、独ミノックス製のコンパクトデジタルカメラ「Digital Classic Camera MINOX DCC 5.1」を20日から発売開始すると発表。予想実売価格は47,250円前後。同製品は、小型カメラで定評のあるミノックスの精密技術と最新技術を融合したもので、通常の3分の1スケールのボディでコンパクトに再現したという。
2011-12-06[n年前へ]
■人に優しい「ジグザグな手すり」
JR お茶の水の駅で「ジグザグな手すり」を見かけました。こんな作りの手すりを見たことがなかったので、手すり周りを観察していると、その近くにジグザグ手すりの説明が書いてありました。その説明を読んでみると、階段を降りるときは手すりでしっかり体を支えることができ、登るときは手すりを握って引っ張りやすいという、ナルホド!人に優しいデザインです。
この人に優しい「ジグザグな手すり」のコストは、普通の「真っ直ぐ手すり」と比べて、どのくらい高いのでしょう。 多くのことにおいて、コストと何かがシーソーゲームをしていることが多いものです。この手すりの場合には、使いやすさが、どのくらいのお値段アップに打ち勝ったのだろう?と考えます。