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2009-07-26[n年前へ]

合理性が省くものとは何か 

 赤坂真理「モテたい理由 (講談社現代新書) 」から。

 しかし、合理性が何を省くかというと、時間であり、感情とその成熟である。

2009-07-30[n年前へ]

身体がつないできた記憶 

 赤坂真理「モテたい理由 (講談社現代新書) 」から。

上体をリーンアウトにしてバランスをとる。(中略)シンプルな物理学を体で信じる幸せ。オフロード車の2ストロークエンジンが燃やす、エンジンオイルの甘い匂い。
 心がなんとかつくろおうとした物語でなく、身体がつないできた記憶。そんな意味のなさに私は助けられていたのかも知れないと思うことがある。

2009-08-14[n年前へ]

自分につながりが見えなかった作用を「副作用」と呼ぶ。 

 枝廣淳子・内藤耕の「入門! システム思考 (講談社現代新書) 」から。

 人は自分につながりが見えなかった作用を「副作用」と呼ぶ。

2009-08-31[n年前へ]

「空気」と「世間」 

 鴻上尚史の「「空気」と「世間」 (講談社現代新書)」の「おわりに」から。

 壊れかけた「世間」の力を、幽霊のように大きく見ては損だと僕は思っています。激しい力を持っているにしても、それは、かつての「世間」とは違うんだと、相手を見極める必要があると思っているのです。
 そして・・・

2009-09-15[n年前へ]

「みんな悩んで大きくなった」はいいけれど 

 橋本治の「人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書) 」の『「成長」が無意味になってしまった後で登場するもの』から。

 「孤独」を発見した近代は、これを「なんとかなる」の前のプロセスとして位置付けたのです。
 ところが、この単純明快な基本原則は、あるところで壁にぶつかります。
 「みんな悩んで大きくなった」はいいけれども、「お前も挫けずに頑張れよ」路線で大人になった青年達が、ろくなオヤジになれなかった-ならなかったというだけのことです。



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