2009-10-29[n年前へ]
■何かを求めるなら、継続するしかありません。
(数々のアニメを作成してきたアニメーターである)西澤晋「リアルなキャラクターを描くためのデッサン講座 (漫画の教科書シリーズ) 」のあとがきから。
何かを求めるなら、継続するしかありません。到達するべき目標を決めたら、そこにたどり着くためのビジョンをもち、それを毎日地道に実行していくことです。
本当に求めるものがある人なら、そういう生き方をしてほしいと思います。
ところで、この本、特にChapter.02の「写実的に描くための画面構成」はとても新鮮で素晴らしい。人が画面(画)を見て無意識に感じることを明晰に解説し、具体的な例を通じて「悪い例」を「良くしていくための対策」を説明してくれる。その素晴らしさについては、いつか書きまとめてみたいと思う。書かれている内容を「消化」し、自分の使い方として「昇華」するには、時間がかかりそうだが、いつか自分なりのやり方で、まとめたいと思う。
2009-10-30[n年前へ]
■どの年代の人々にとっても本当は言えること
万城目学のエッセイ集「ザ・万歩計 」から。
(ラスト)すっからかんになって、また高校の校庭に自転車で戻ってくる主人公の二人。最後のシーン、シンジがマーちゃんに言う。
あれは別に若者を意識した言葉ではなく、そのとき北野武が抱いていた「素」の気持ち、等身大の言葉だったのではないか。長い芸人生活を通じ、たけしは四十を超えてブレイクする人、二十年間苦渋を嘗め続ける人、たくさんの人間の生き様を見てきたはずである。
どの年代の人々にとっても本当は言えることを、たけしは若い二人に言わせたのではないか。
「俺たち、もう終わっちゃったのかな」
「馬鹿野郎、まだ始まっちゃいねえよ」
2009-11-01[n年前へ]
■無駄に終わる経験など何一つない
万城目学のエッセイ集「ザ・万歩計 」から。
小さなことからコツコツと。とはご存知西川きよしの名言であるが、まあ、世の中とは得てしてそういうものだなあ、と近頃ようやく思えるようになった。どんなことも積み重ねが大事であり、無駄に終わる経験など何一つないのだ、と近頃ようやくわかるようになった。
それは万歩計の目盛りを一つずつ増やす作業にどこか似ている。少し歩いたくらいじゃ、確かに何の意味もないのかもしれない。だが、目盛りの数字が(後略)
2009-12-12[n年前へ]
■一塁ベースに行ける、と信じつづけること
山際淳司の「山際淳司―スポーツ・ノンフィクション傑作集成 」の「途中入社」から。
野球には盗めない塁が一つだけあるんだ。知ってるかね。ファーストベースだ。ここだけは盗塁できない。そして一塁に出なければ、得点もできない。一塁ベースに、何が何でも行くことさ。それが野球だ。
(1985年に米野球殿堂入りしたカージナルスのエノス・スロウターが晩年に語った)その話をすると、蓑田(浩二)は考えながらいった。
「一塁ベースが遠く見えるときがあるな。でも・・・」
彼はつづけた。「…肝心なのは、行けるんだと信じつづけることだ」
2010-10-05[n年前へ]
■「継続は力なり」
住岡夜晃「讃嘆の詩 」から。
青年よ強くなれ
牛のごとく、象のごとく、強くなれ
真に強いとは、一道を生きぬくことである
性格の弱さ 悲しむなかれ
性格の強さ 必ずしも誇るに足らず
「念願は人格を決定す 継続は力なり」
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