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2001-06-30[n年前へ]

自分の時間をただ売るより、自分の技術を売りたいな、とゼイタクに思ったりして 

 英語の研修中、「君の得意なことは何だい?」という話になった。私と同じ職種の人は何も答えられなかった。それは、語学力の問題だけではないだろう…。だって、何もないんだもの。
 あぁ、何かとても傲慢な文章だなぁ。といっても、そんな自分なんだからしょがないか。自分の時間をただ売るより、自分の技術を売りたいな、とゼイタクに思ったりして。いや、思うことは贅沢じゃないか、きっと。そのために何かするのはゼイタクなのかもしれないけれど、と。

2001-09-14[n年前へ]

「これについてどう思うか?」 

 夜、英語学校で。日本語ですら言葉を失うのに、ヘビー過ぎる。

2002-01-27[n年前へ]

究極の選択 テキスト編 

 いつものように自分の英語スキルの無さを実感して、英語の本を読もう、と決めたのです。が、文字の多いものは読めるとも思えないので(自分をよく知っているのだ)、マンガに決めました。が、空港の本屋にあったのは「金田一少年の事件簿」と「部長 島耕作」の二種類だけだったので、しょうがなくストーリーを楽しめそうなモノ、ということでいつもなら絶対に読まない「盗作マンガ」を買いました。はい、「金田一少年の事件簿」を買ったのです。
 で、これを読んでいたとき、ふと私は思いました。これ読んで覚えたフレーズとか単語って一体いつ役に立つんだろう?って思ったのです。
 私が、周りでやたら殺人事件が起きたり、嵐の山荘に取り残されたりする高校生なら、そんな単語やフレーズを使うシチュエーションは沢山あると思うのです。
 でも、残念なことにそんなシチュエーションには私は陥ったことがありません。いえいえ、私どころがほとんどの人はそんなシチュエーションには陥らないと思うのです。これからも、そして未来も。だって、周りでやたら殺人事件が起きる高校生なんてものすごく非現実的な設定です。「死体消失トリック」とか「犯人はオマエだ!」とかいうフレーズを覚えても、きっと何の役にも立たないと思ったのです。
 そこで、私はさらに思いました。じゃぁ、私は「部長 島耕作」を選べば良かったのでしょうか?島耕作のようなシチュエーションなら起こりうるのでしょうか?いえいえ、それも絶対に違います。何事にも女性と「良い関係」になり、すべてのピンチをオンナで切り抜けていく出世人生なんて、そうそうないと思うのです。少なくとも、私にそんな状況が訪れるとは思えません。全てを暴力と土下座で切り抜けるサラリーマン金太郎もたいがいですが、全てをオンナで切り抜ける島耕作もひどすぎる設定です。世の中にはこの二種類のサラリーマンしかいないのでしょうか?いいえ、そんなことは無いハズです。何事も切り抜ける道が「暴力・オンナ・土下座」でしか切り抜けられないなんて、それではサラリーマンというよりヤクザ屋さんです。いや、もしかしたら、サラリーマンもヤクザの一種なのかもしれませんが、私はヤクザ屋さんを目指すにはちょっとばかり弱すぎます。
 あるいは、島耕作を見習えば、もしかしたらピローロークが上手になるかもしれませんが、それは私の意図するところではありません。それに、島耕作のピローロークが上手いとも私には思えません。私には何で島耕作がモテるのか全然理解できません。あっ、そんなことは関係ないですね。
 で、私は思ってしまったのです。殺人事件に囲まれる高校生とかオンナに囲まれる島耕作とか、ありえない設定のマンガは果たして語学力向上の役に立つのか?と。つまりは、出版社の講談社に「オマエはホントに読者の語学力向上を考えているのか」と小一時間問いつめたくなったのです。どうせなら、「某理系ミステリー」とか「動物のお医者さん」とか辺りをお願いしたいのです、ハイ。

2003-09-26[n年前へ]

「夢」についての三国会談 

 一昨日、ビールと海産物を前にカナダ人・アメリカ人・日本人の三人で飲んでいた。その中で、「何で日本人や韓国人は人に将来の夢が何か聞いたり、自分の夢を語ったりすることができんねん?夢っちゅうのはもっとちゃんと具体的に考えるもんちゃうか?」と聞かれた。「夢」とか「希望」と"dream"や"hope"ってどのくらい違うのだろう?、と思って"dream"や"hope"ってどういうものか聞いてみたけれど、私の語学力(と理解力)ではなんだか上手く判らなかった。

 とりあえず「夢」と「希望」って何だっけなと思って新明解をひくと、「夢=実現するかどうか判らないが、やりたいと思っていた事柄」、「希望=よりよい状態を期待し、その実現を願うこと」となっていた。「実現させるか、期待するか」の違いなんだろか?

2004-02-17[n年前へ]

安い居酒屋には英会話学校がついてくる 

 格安居酒屋は日本語が苦手な外国人にとって最高に便利だという。価格は安いし、ありとあらゆる料理がある、そしてなんといってもメニューは全て写真付きである。日本語が全然判らなくても、指さすだけでオッケーだ。とはいえ、いかにも欧米系の女性が少数で安い居酒屋に行くと、もれなく周りの客から「ちょっと英語で話しをさせて下さい」オーダーがついてくる。それは、必ずと行って良いほど毎回ついてくる。

 安い居酒屋には学校を出てまだ時間が経っていない若い女性がたくさんいて、そういう女性達は「習った英語を使ってみたい」という好奇心旺盛(遠慮知らずともいうかもしれない)な人も多いからだ。もちろん、アルコールも入っているから少し内気・謙虚さも消えている。そして、そんな好奇心ガールにとって話しかける相手が同じ女性だと気楽に安心に話しかけられる。というわけで、「いかにも欧米系の女性」+「安い居酒屋」=「即席英語学校」という方程式が成り立つの。だから、安い居酒屋では「いかにも欧米系の女性」の周りではいつも英会話レッスンの嵐が始まるのである。

 駅前には英会話学校は乱立している。そこには英会話を学びたい生徒がたくさん通ってきている。しかし、同じように駅前に乱立している安い居酒屋にも実は「英会話を学びたい生徒(その瞬間だけかもしれないが)」がたくさんいて、そして、「安い居酒屋」を舞台とした「英語学校」という状況も実は連立しているというのが興味深いところである。

 それなら、最初から「安い居酒屋+英語学校」という店もしくは学校を作ってしまうのも面白いかも。



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