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2009-02-05[n年前へ]

教科書に載っている「理想のインク」ってそれホント!? 

 (この記事は現在作成中です)

2009-03-28[n年前へ]

「桜の花のスペクトル」と「祇園の時間間隔」 

 祇園の白川沿いで、祇園で生まれ育った人から、年々桜の花の色が白くなっている、と聞いた。桜の花の手入れを怠っているせいか、年々、花びらの色が白っぽくなってきている、という。

 その話を聞いたとき、桜の花びらは一体どんな吸収・反射スペクトルをしているのだろう、ということが気にかかった。そして、その吸収・反射スペクトルはどのように変わってきているというのだろうか、その原因はどこにあるのだろうか。あるいは、もしかしたら、桜の色は変わっていないけれども、桜の花を照らす陽や灯りのスペクトルが変わってきていたり、あるいは、眺める側の感覚が変わってきているのだろうか、などと、考えた。

 そんなことを考えながら、「祇園で初めてネオンライトが点いた建物」「提灯が灯りとして使われていた頃」の話を聞いているうちに、「昔は暖簾に火がついて燃えることが多かった」「だから、最近は、店が営業している時間にだけ暖簾をかけて、閉店とともに暖簾をしまうようになりましたけど」と言う。その、「最近は」という言葉に少し驚き、その「最近」は何十年ほどなのだろうか、と思った。

 「年々、花びらの色が白っぽくなってきている」という「年々」は一体どのくらいの時間感覚・間隔なのだろうか。

祇園白川の桜祇園白川の桜祇園白川の桜






2009-04-10[n年前へ]

分光スペクトル・色処理用のMathematica 7.0用ライブラリ 

 以前、「光スペクトル操作用のMathematicaライブラリ」というものを作りました。また、その習作として「スペクトル処理で遊ぶためのMathematicaノートブック」というノートブックを書いたことがあります。さまざまなスペクトル分布と持つ可視光を重ね合わせたり、塗り重ねたりしたとき、どんな色に見えるかを簡単に計算できる、しかもなるべく単純でいて応用しやすいようにしたい、と思いながら書いてみたライブラリです。

 たとえば、D65光源のもとで、赤紫色の絵具を重ね塗りしていったときの色の変化を CIE Lab 空間のグラフで眺めるには

labPlot[ 
  Map[lab,Table[
           transmissionSpector[D65,
                   magentaFilter, d],
                   {d,0,10.0,0.1}]
     ]
]; 
というコードを書けば良い、という具合です。ちなみに、「スペクトルデータ」はすべて純関数で表現する仕様にしてあるので、上記のコード中のD65もmagentaFilterも実体としては「関数」です。そのため、波長の離散化も不要ですし、((D65[#]+D50[#])/2)&といったような数式風に書けば、D65とD50の平均のような照明光を表現することもできます。

 ちなみに、このライブラリはMathematica 5.2で作ってみたものです。最近、Mathematica 7.0も使いだしました。すると、グラフィックス関連の関数の機能変更がたくさんあって、以前のライブラリでは表示関係のライブラリが動作しないことに気付きました。そこで、Mathematica 7.0用の「光スペクトル操作用のMathematicaライブラリ for Mathematica 7.0」を(まずは)適当に作ってみました。それが、ColorLib_amature on 7.0.nb (263kB)になります。

 ところで、Mathematica 7.0では、インタラクティブなアプリケーションも簡単に作成できるということなので、ColorLib_amature on 7.0.nbを使って、「D65光源の下で、白色紙の上にシアン色とマジェンタ色を塗り重ねていくとどんなスペクトルになるか」を表示するインタラクティブ・アプリケーションを作ってみました。その動作画面が、下の動画になります。上のスライダーがシアンを塗り重ねる量で、下のスライダーがマゼンタを塗り重ねる量を示しています。それぞれのスライダーを動かすと、「どんなスペクトルになるか」がグリグリと表示されます。

 さて、次回は、Mathematicaで作ったアプリケーションを誰でも使える形にして配布できるようにしてみたい、と思います。



2009-04-13[n年前へ]

分光スペクトル・色処理のデモ・インタラクティブ・アプリケーション 

 分光スペクトル・色処理用のMathematica 7.0用ライブラリを使った「デモファイル」を、誰でも操作できるインタラクティブ・アプリケーション」に変換してみました。変換したファイルは、ColorLib_amature+on+7.0demo.nbp(124kB)として置いておきます。

 実行には、 Mathematicaノートブック実行用の無料インタラクティブプレーヤー Mathematica Player が必要です(ダウンロードページ)。Windows 2000/NT/XP/Vista, Mac OS X 10.4以上, Linux 2.4以上で実行することができます。下の「実行画面」動画のように、「D65光源の下で、白色紙の上にシアン色とマジェンタ色を塗り重ねていくとどんなスペクトルになるか」を表示することができます。

 不具合などありましたら、教えて頂ければ幸いです。



2009-06-24[n年前へ]

Mathematicaで発色シミュレーションをオブジェクト風記述にする 

 Mathematicaで発色シミュレーションをモンテカルロ法で行うライブラリを作りました。オブジェクト風記述にできるのが特徴です。(今週末まで修正作業を行うつもりなので、多少、仕様は変わるかもしれませんが)たとえば、

Light[new][in,Layer[new]][showTrace]
という記述をすると、下のグラフのような、三次元構造の中で反射・屈折・散乱を行う「光」のスペクトルが、どのように変化していったかを知ることができます。

 この例の場合は、Layer[new]で、デフォルトのコンストラクタで作成された水色の層に入射した光の挙動を眺めてみたものになります。層内で多重反射した後に、水色に染まって層の外へ出て行ったことがわかる、という例になります。

 ライブラリは、週末にサイト上へアップロードする予定です。

Mathematicaで発色シミュレーションをオブジェクト風記述にする








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