2003-12-05[n年前へ]
■いまだ下山せず!
二十年近く前に常念岳一ノ沢で遭難したパーティの捜索の記録をまとめた「いまだ下山せず!」という本がある。不謹慎な言い方にはなるが、思わず引きこまれてしまう本である。ドキュメンタリーとしても、あるいは登山小説としてもとても読み応えのある本だ。もしも、図書館や本屋にあるのであれば、読んでみると面白いと思う(不謹慎な言い方だが)。
この話の中で、遭難した三人のうちの二人は日産の社員で残りの一人は本田の社員だった。日産から派遣された捜索隊がホンダが行った捜索活動について、事後に社内で感嘆とともに報告した内容はとても興味深い。
彼ら(本田技研)は会社所有のジェットヘリで自社員の捜索を行った。驚くべき事は、そのような捜索活動が不文律のもとに行われたということである。
そのような文化・態度が彼らの中にあるということである。
2004-10-10[n年前へ]
■新版VR浮世絵展示室
東京農工大学 附属繊維博物館 附属図書館の浮世絵展示室をQuickTimeVRを使って眺めることができる新版VR浮世絵展示室.
2004-12-26[n年前へ]
■図書館のビデオコーナー
夕方近く、図書館に行ってみる。3階に上がり、ビデオ・CDコーナーを眺める。「モーレツ!科学教室」のビデオが11巻揃っていることに気づく。他にも演劇や美術のビデオも結構ある。正月前に、こういったビデオを何本か借りてゆっくり眺めてみることにしよう。
2005-02-12[n年前へ]
■「街頭紙芝居コレクション」と「街並み思い出博物館」
NTTドコモ電子図書館の中にある「街頭紙芝居コレクション」 昭和初期から戦後の街頭紙芝居のデジタルアーカイブ。実際に上演のようすを眺めることもできる。
また、時代と場所を入力して昔懐かしい日本の風景を眺めることができる(投稿することもできる)「街並み思い出博物館」も、なんだかとても懐かしい気分に浸ることができるかも。
2006-04-10[n年前へ]
■「過去の記事や画像」を検索する
「WEBが発展してからの記事や画像の検索は容易になったけれど、過去の記事や画像の検索は容易というわけでなくて…」というメールを頂きました。「過去に見たテレビの画面や広告や…といったもの」を見つけ出したいけれど、なかなか見つからない、という話です。
「過去に何らかの媒体に掲載された記事」や「画像」といったものを探す場合、図書館や資料館などに行って探す、のが一般的なのでしょうか。過去の出版物(記事)や資料を保存しておくのが図書館や資料館の目的の一つなのですから、通常は、そういった場所を訪ね歩き探すことになるのでしょう。そんな場合、自分がその場所まで行って探さなければならないわけですから、地方に住んでいたり、はたまた海外在住だったりすると実に面倒なことになってしまいそうです。
ところで、例えばGoogleは図書館などの収蔵書物もすべてデジタル化しようとする(した)"Google Print"といったプロジェクトを行おうとしています。もしも、世界の色んな図書館にあるたくさんの本が読み取られた日には、「過去に見たテレビの画面や広告や…といったもの」の検索も(今よりは)簡単になりそうです。例えば、昔のコマーシャルをキーワードで検索すれば、「広告批評」や当時の「ポパイ」や「明星」といった雑誌の記事が検索されて、その画像なども容易に眺めることができるようになるに違いありません。つまり、過去の画像検索や記事検索が(世界のどこからでも)できるようになるのかもしれませんね。