2004-10-31[n年前へ]
■B級タレントが身近にいたら
昨夜、つけっぱなしにしていたテレビ画面の中に、ふと気づくと近藤@はてなさんの顔が写ってる。「新階級社会」というテーマのもとに、「社長VSフリーター」でディスカッションが行われていた。
その番組のことを書いた文章を読むと
近藤さんも撮影から帰ってきた翌日、ふかわりょうをしきりに褒めていたと書いてある。
この文章を読んで思い出したのが週刊SPAに掲載されていた中国プロ卓球リーグに挑戦中の四元奈生美のインタビュー。彼女がプロになったきっかけが紳助・竜介の(卓球もすごく上手いという)松本竜介だという。
(松本竜介さんは)世間的なイメージはどうかわからないけど、あの人すごい人ですよ。いろいろ面白い発想力を持っているし、話もためになる話ばっかり。「(結局、最後は)自分がどうするかなんだぞ」っていうのを常に言われたんです。自分がどうするか決めた一球っていうのは、誰にも文句を言われる筋合いはないって、そういう話ばっかりするんですよ。「エッジな人々」 四元奈生美 取材/古沢 保個人的には(あの番組の中での)「金持ち経営者 vs フリーター」という両者が大きく違うものには見えなかった。両極端の二者というよりは、似たもの同士の中の「(現在時点での)勝ち組」「(現在時点での)負け組」に思えたりする瞬間もしばしばあったように思う。もちろん、その力強さは違うにしても。
「雇う人」でも「雇われていない人」でもない、「雇われていることを選択している人たち」の意見を知りたいかな。あと、B級タレントと言われている人の話を聞いてみたいかも。テレビを通してではなく、直接に。
2004-11-12[n年前へ]
■Future of Mathematica
Speed, Scope, Scalabilityを実現する(しようとする)というMathematica 5.1を目前に控え、Stephen Wolframの実弟で経営・営業面を統括しているConrad WolframによるMathematicaセミナー。内容は…
・Why was Mathematica born?
・Foundations of Mathematica...
・What's there, what's new?
・Key technologies...
「未来のMathematicaはどんな感じ?」「Tablet PCやPDAへの展開は?」と聞いたら、「(Notebookが融合された環境であるように)もっと色々なものが融合した環境になる。Matrixみたいな世界は当然入ってるかもね」「あと、Mathematica on Palmは開発してあって、(Wolfram)内部では使ってるんだ」と言う。"Mathematica on Palm"があるなら、それは出して欲しい人も多いはず…。
とりあえず、今日もサインをねだる。というわけで、ノートPCに"Mathematica for me! Stephen Wolfram"というサインを追加。やる気倍増。ちなみに、その対角線には「地球防衛軍ピンク」のサインが…。あと、もらったTシャツには"Go Mathematicaing!"。
2004-11-14[n年前へ]
■日本プロ野球の永久欠番一覧
(永久欠番は)12球団のうち5球団にしかない。そして、この5球団には共通点がある。それは球団創立以来オーナー会社が代わっていないことだ。 逆に言うと、永久欠番は同じ会社じゃないと存在しないわけだ。つまり会社内表彰でしかない。… 早い話、会社が先にあって、野球チームは後ってことだ。見てる方は経営母体が代わっても同じチームだが、日本の経営者にとっては、経営が代わればチームも変えてしまいたいのだ。堀井憲一郎「ホリイのズンズン調査」 - 永久欠番とは何だったのか -
2004-11-17[n年前へ]
■「怒れる若手」と「なだめる上司」の伝統
(「怒れる若手」と「なだめる上司」の二人組という)パターンだと、上司の方が最新技術にうとくても油断できない。優秀な部下を使って、間接的に外注の技術力や仕事の丁寧さをチェックしているのだ。部下の様子を見ていろいろなことを理解してしまうのだ。規律やシステムを緩めに作って、上司の裁量で部下を泳がせる。そもそも優秀な部下というものは、上司に見えないことが見えるのでたいてい怒っていて、時として上司に理解できないような無茶をする。そういう人が、羽目をはずせる余地があってこそ、日本的経営組織というものはうまく回っていたのだ。…部下を怒らせることが問題なのではなくて、部下の目を自分の武器として使えないことが問題である。
2006-04-26[n年前へ]
■「経済学」@Tech総研
新橋にあるリクルートの会議室で、ある経済学者の方に「経済学で○×は?」なんていう話を教えてもらってきました。話をしたのは2時間弱ほどの短い時間でしたが、密度が高い話を聴くことができたように思います。その話の内容は、近いうちにTech総研の記事として公開する予定にしています。
「経済学者」の話を聴きに行きたいなと思ったのは、ライブドアの一件がニュースになっていた頃です。「Tech総研の編集者とウォームビズの計算をする」という共同作業をしながら、こんな話をしたのがきっかけでした。
「このしんどい作業の報酬を、二人でどう分けたら納得できるんでしょうかね?」
「そんなことを経営者なんかに聴いてしまうとナマナマしくなってしまうけれど、(少し現実から離れている)経済学者に訊いたらどういう答えを教えてくれるんでしょうかね?」
「そういえば、Tech総研ってほとんど経済記事がないですよね?ライブドアの一件も全然記事に出ないですよね?」
「(経済事件という意味で)リクルートはライブドアの先輩なのに、ライブドアの件に触れないのって何かヘンじゃないですか…?」
…といった話を私がして、それなら「経済学者に色々聞いてみよう!」「そして、わかったことを記事にしてみよう」ということになったわけです。
ちなみに、今日の対談、会議室の予定がきちきちだったので、次の会議室予約を入れていた「リクルート社員」から怒られながら会議室を出て、終えました。自分の所属する会社内とはいえ、自社内の対応を外の人にも適用する「リクルート社員」って多いんでしょうか…。やだなぁ、あぁいうの。