hirax.net::Keywords::「チェンマイ」のブログ



2013-10-20[n年前へ]

11月の満月の夜に、空にカメラを浮かべてみたい… 

 11月の満月の週は、タイのチェンマイに行きます(たぶん)。ローイ・ローイ・ロイカトーンなロイクラトン、イーペン祭りを眺めに行きます。…その3日間、チェンマイの街は、昼も夜も、あるいは学校の校庭や川べり・街の通りやホテルの窓、ありとあらゆるところで、空へ灯籠が流され続けます。

 今年やってみたいと思っていることは、熱灯籠(あるいは熱気球)か凧かラジコンヘリからの、空に浮かぶ灯籠の空撮です。その準備のために、4月はバンコクで熱気球実験をしてみたりした(けれど大失敗した)のです。

 …そんなこんなで、カメラ付きのクアドコプターAR.Drone 2.0 Power Editon(大容量バッテリー) を買おうかどうか悩んでいる、今日この頃です。気球にカメラを結びつけるか・空にヘリを飛ばしてみるか…とにもかくにも、空にカメラを結びつけて浮かべ、遙か彼方の上空へと流されていく灯籠を写してみたいのです。

2013-11-16[n年前へ]

空に流す灯籠で眺める「天上の消失点」 

 知る限り「一番美しいプラネタリウム」が、また今年も始まりました。今晩は曇り気味な空なので、自然の星は見えなくて、月の明かりがたまに雲の向こうに伺うことができるだけです。けれど、たくさんの「人が天上に流す灯籠」が、街のいたるところから上がっていき、そんな人口の星空が頭上に拡がっています。... そんな景色を、iPhoneでチープに撮影して20倍速くらいの映像で眺めると、こんな風になります。

 街中のそこらかしこから、頭上に向けて放たれていく灯りの軌跡を眺めていると、空の上に、天上の消失点があるように見えてきます。コムファイに自分の名前を描き・願いを込めて空に流すと、願いが成就すると言います。天上に位置するただ一点の消失点に向けて、祈りを込めて放たれたコムファイ(灯籠)が流れ集まっていきます。

2013-11-17[n年前へ]

ヘリウム風船に「夢や希望」を乗せて・叶えるために飛ばします!? 

 2013年、チェンマイのロイクラトンで、空に流されていくコムファイ・コムローイを眺めてみると、一昨年2011年には見かけなかった「変わり種コムローイ」を見つけました。…それは、いくつかのヘリウム風船にぶら下げられ空高く上がっていくクラトン(灯籠)です。川面に浮かべ・流されていくはずの灯籠が、ヘリウム風船にぶら下げられて、どこか遠くの空に飛ばされているのです。

 軽量化のためにプラスチックで作られたクラトン(灯籠)が、ヘリウムを詰めたゴム風船にぶら下げられ浮かんでいるのを見ると、「伝統の作り方とか関係なくて、何でもありだ!」と何だかとても楽しくなります。

 そしてまた、ヘンだけど奇妙に可愛い(まるで熊本県PRマスコットキャラクターのくまもんみたいな)「顔模様」のコムファイが屋台にたくさん吊され並んでいたりします。こうした色モノ系キャラクタたちも、普通の伝統的コムファイやコムローイと同じように、希望や夢を積んで空に飛ばされていくのです。

 コムファイに希望を積み込み・天に届け・望みを叶えるためには(コムファイへの)「サイン」が必要なので、空から地上に降ちてきたコムファイを眺めてみれば、そこには夢を望んだ人たちの名前が描かれていたりします。それは、まるで「空に浮かべられた絵馬」のようで、少し切なく・懐かしくなります。

のヘリウム風船にぶら下げられ空高く浮かぶクラトン(灯籠)のヘリウム風船にぶら下げられ空高く浮かぶクラトン(灯籠)のヘリウム風船にぶら下げられ空高く浮かぶクラトン(灯籠)のヘリウム風船にぶら下げられ空高く浮かぶクラトン(灯籠)のヘリウム風船にぶら下げられ空高く浮かぶクラトン(灯籠)のヘリウム風船にぶら下げられ空高く浮かぶクラトン(灯籠)






2014-11-06[n年前へ]

チェンマイ ロイクラトン 2014 2日目 

 11月の満月の時期、雨季から乾季に季節が変わる頃、タイのチェンマイでは灯籠が空へ次々と放たれていきます。川にもたくさんの灯籠が流されていくけれど、街全体のそこらかしこから、灯籠が高く上げられ続けていくさまはとても心を動かされます。灯籠が上空へと消えて行く風景を眺めていると、天国(というか黄泉の国)に一番近い場所に思えてきたりもします。

 初日の11月5日は、終日雨で夜も雨が降り続き、灯籠上げはほぼ行われないままでしたが、2日目の今晩は、夕暮れ過ぎて雨がかすかな小雨に変わったため、次々と灯籠が上げられていきます。

チェンマイ ロイクラトン 2014 2日目チェンマイ ロイクラトン 2014 2日目チェンマイ ロイクラトン 2014 2日目チェンマイ ロイクラトン 2014 2日目






2017-11-15[n年前へ]

毎年の月齢12番目の月、その満月の夜を過ごす場所。 

Chiangmai Loy Kraton  ある頃から、毎年の月齢12番目の月には、その満月の夜、タイのチェンマイに行き続けている。人の顔も名前も全く覚えることができないくらい記憶力が悪く、かといってWEB日記(死語)にマメに記録を残すわけでもない(あえて書かないことも、もしかしたら多かったのかもしれない)ので、WEB日記を読み返してみても、もう全く思い出すことができないのだけれど、どうやら十数年前から、11月の満月の夜には、その辺りにいるようだ。

 毎年の月齢12番目の月、その満月の夜をいつもそこで過ごし始めた理由は、とても単純だ。…端的に書けば、その景色がとても心地良く、「その景色を見た後なら、いつかの瞬間に死んでも、何だか後悔しない気」がするからだ。逆に言えば、そこに行かない一年があった時、その一年の間に死んだら「心残りで地縛霊になってしまいそう」にも感じたりする。

 その日眺めた「今日見た景色」、その瞬間には書き残すことが面倒だとしても、もしかしたら後で記憶を振り返るには「少し面白いもの」だったりすることもあるに違いない。あるいは、書き残すデメリットを、書き残したことでの何かのメリットが(後になってみれば)上回ることもあるかもしれない。

 というわけで、駄文を適当に気楽に書いてみることにしよう。WEB1.0な人たちが、今も不思議に(まるで地縛霊のように)あがき続けているように、成長しないままだったとしても、記憶を補うためにWEBノートを書いてみることにしよう。



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