2008-12-05[n年前へ]
■受動歩行メカのネガティブ・フィードバック構造
動力を持つわけでもなく、何かのプログラムで動くわけでもなく、ただ坂道に置くだけで、トコトコと歩いていく受動歩行ロボットを見た。機械仕掛けというほど複雑でもなく、けれど驚くほど自然に歩くその物体に、不思議なくらい興味をかき立てられた。
さらに、受動歩行ロボットの歩行動作自体に、ネガティブ・フィードバック構造、つまりは歩行動作が不安定になりかけると、それを安定に直すような仕組みが内包されているという話を聞いた。その話はとても面白くて、メモを必死に取りながら色々なことを考えてしまった。
たとえば、義足を作るときにも、こういったメカニカルに安定歩行を実現するシステム(バランス)が考えて設計がされているのだろうか。私たちの体自体の「バランス」は一体どのようになっているのだろうか。
2009-03-18[n年前へ]
■「エスボード」の車輪構成メカニズム
スケートボードの進化版「エスボード」 に乗ってみた。エスボードは前後に1輪づつ車輪がついただけのスケートボードである。前後が容易にねじれるようになっているので、前後それぞれ違う角度にひねることができるようになっている。
実際に乗ってみると、安定して進んだり・あるいは曲がったりするために、体をどう動かしてよいかわからず、ほんの一瞬しか乗ることができなかった。エスボード(ジェイボード)をすいすい自由自在に操っているこどもたちもよく見かけるが、あれは、こどもだからできるワザで、大人には少し練習が必要なようだ。とはいえ、スノーボードなどに乗りなれている人なら、意外に自由自在に乗りこなすことができそうにも見える。
(下の貼り付けた動画のように)エスボードをひっくり返してみると、前後に1輪づつ付いている車輪の取り付け方に興味を惹かれた。単なる台車なのだけれど、その取り付け台座が後ろ側に向かって傾いているのである。この傾きがエスボードの操作性を容易にかつ安定にするために、重要であるのだろう。
そのエスボードの力学を計算してみるために、まずは、走るエスボードがどのように操作されているかを撮影してみた。それが、下の動画である。本来なら、自分自身で乗る感覚とともに計算をするのが良いのだろうが、残念ながらそういうわけにはいきそうにない。見ているだけなら、簡単に乗りこなせそうに見えるのだが・・・。
2009-06-08[n年前へ]
■「コレステロール番付」で食生活を考える
街を歩いていると、「コレステロール番付」という張り紙を見かけた。「コレステロールを多く含む食品力士」と「コレステロールの少ない食品力士」を番付表にしたものである。「コレステロールを多く含む食品力士」の横綱は鶏卵、続いて大関はうなぎ蒲焼である。関脇 鶏レバー、小結 牛タンと、その後は続く。いつも食べているものばかりなような気がするけれど、これらは「控えたい食品」だそうだ。
一方、「コレステロールの少ない食品力士」の方は、横綱 豆腐で、大関 赤身まぐろ、関脇 鶏ささみと続いている。こちらは、「摂りたい食品」ということである。ツナ缶とか、食パン・ゆでうどんといった、貧乏学生時代によく食べた食品が並んでいることに、少し驚かされる。あのビンボー食生活は、低コレステロールの健康的な食事メニューだったのだろうか?
もちろん、そんなことはなくて、バランス良く栄養素を摂ることが大切なはずである。コレステロールを摂取しすぎることはいけないのだろうが、炭水化物過多になってもいけないだろうし、鉄分・ミネラル・カルシウム不足だっていけないはずである。だから、「コレステロールを多く含む食品力士」の関脇 鶏レバーや、前頭 ししゃもだって、やはり控えてばかりじゃいられないに違いない。
しかし、このチラシは面白い。こういう風に見せるアイデアも楽しいが、一見同じような食品なのに、コレステロールの量が全然違っていたりすることにも新鮮な驚きを感じる。その最たるものが、コレステロール番付の「張出横綱の卵黄と卵白」だ。同じ卵の中にいるものなのに、両極端で全然違う。
味付きゆで卵をひとつ食べる時、口の中では、東と西の両張出横綱が舌という土俵の上で睨み合っているのだ。味わい深いのも当然なのである。
2009-07-30[n年前へ]
■身体がつないできた記憶
赤坂真理「モテたい理由 (講談社現代新書) 」から。
上体をリーンアウトにしてバランスをとる。(中略)シンプルな物理学を体で信じる幸せ。オフロード車の2ストロークエンジンが燃やす、エンジンオイルの甘い匂い。
心がなんとかつくろおうとした物語でなく、身体がつないできた記憶。そんな意味のなさに私は助けられていたのかも知れないと思うことがある。
2009-12-19[n年前へ]
■A・ジョリーにはあてはまらない? 現代美人顔の基準「新黄金律」が判明、米加研究
A・ジョリーにはあてはまらない? 現代美人顔の基準「新黄金律」が判明、米加研究
研究チームは画像処理ソフト「フォトショップ(Photoshop)」を使ってある1人の女性の顔写真を加工。色は変えずに、目と口の距離や両目の間隔を少しずつ変えた写真を多数用意した。
写真を横一列に並べ、その中から自分が魅力的だと思うものを多数の学生に選ばせた。研究チームは計4回の実験を行い、うち2回で顔の長さに対する目-口間の距離の理想的な比率を、残る2回でこれに加えて顔の幅に対する両目の間隔の理想的な比率を調べた。
実験の結果、目と口の距離は顔の長さの36%、両目の間隔は顔の幅の46%のときが一番美しいと感じられることが分かった。
セレブ数人の顔についても調べたところ、米女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)の顔は縦、横の両方向ともに新黄金律が当てはまらないことが分かったという。一方、カナダ人歌手シャナイア・トゥエイン(Shania Twain)の顔は両方向ともに新黄金律が当てはまるという。