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2005-06-19[n年前へ]

スクロールバーに見る「未来の予感」 その2 

Tablet PCTablet PC というわけで、「視線の移動」という視点からは、「スクロールバー」類はその言語の「上手」に位置するのが自然です。つまり、左から書き始める言語を表示している際には、本文などよりもスクロールバーが左側に位置する方が自然に思えます。
 その一方で、右手でマウスを操作する感覚からすると「スクロールバー」類は本文よりも右手に位置する方が自然に思えます。Tablet PCを操作し始めると、そんなことを実感します。

Personal Histories of the Desktop User Interface 液晶に(ペンで)触れることにより操作できるTablet PCは、WEBページをぼーっと眺めたり、メールをつらつら(書くのではなく)読んでみたりする分には、とても自然に気持ち良く使うことができます。「文中のリンクを選んで、そのリンクページに進む」というような作業をペン(=自分の指)で直接していると、「マウスで操作する」という作業はやはり「自分の腕や指を使う作業」のフェイク(偽物)であったんだなぁ、と思います。「モドキ」だったんだなぁ、と思います。ハッキリとした現実そのものというわけではない「モドキ」だったから、現実と違って「位置関係の効果」も曖昧に見えてしまうのかもしれない、と思ったりします。

 Tablet PCを使う際には、(右利の私には)「スクロールバーが右に位置」していないと、とてもじゃありませんが耐えられません。もしも「スクロールバーが左に位置」していたとすると、スクロール中に、「移動させているページ内容」が自分の腕に遮られて見えなくなってしまうからです。否応なしに、「どんな役割のものがどこに位置するか」ということの制限・効果を実感せざるを得ないのです。視線の移動や手の移動といった作業の自然さ・不自然さが、とてもわかりやすくなるような気がします。(続く)

2005-10-30[n年前へ]

「携帯電話GPSスピード・メータ」を作る 

UntitledUntitledUntitledUntitled 忙しくしていた間に、perlがやっぱり顔文字にしか見えなくなってしまった。そこで、今日は自分用の「(au)携帯電話GPSスピード・メータ」を作ることにした。

 「携帯電話GPSスピード・メータ」を作り始めた理由は他にもある。一つは、「今日見た景色」の地名入力をするのが面倒になってきたので、増井さんを見習って「自分がいる場所を24時間追跡」して地名を自動入力してみようか、と思ったのである。そして、他の理由の一つは、屋外でランニングなどをしている時に走っている速度を出力する機械が欲しかった、ということだ。ジムのトレッドミルのように、走っている速度を自動出力してくれる機械が欲しかったのだ。自分がどこにいるかはさておき、「自分が移動している速度を知りたい」と思うことが多かったのである。そこで、うらさんのperlスクリプトを眺めながら、自分用のスクリプトを作ってみた。

 明日にでもパケット定額コースに変更すれば料金は気にならない。今の携帯電話なら、ネットに繋ぎっぱなしにしていても、メールを受けたり、電話を受けることもできる。とりあえず、来週は実験を続けてみることにしよう。自分が欲しいものを色々作ってみることにしよう。

2005-11-10[n年前へ]

「料理のレシピ」は「科学実験の手順書」だ 

 「サイエンス」が好きという主婦さんにメールを書く。

 なるほど、「料理のレシピ」は確かに「理科実験の手順書」ですよね。だって、「料理は理料」、左から読んでも右から読んでも、「りょうりはりか」ですから。もちろん、縦書きで書けば、上から読んでも下から読んでも「りょうりはりか」ですものね。こんな風に、その二つはまったく同じものなんだから、当然のように「理科実験の手順書」と「レシピ」はイーコールなんですよね。
 さて、こんな文章を液晶画面やCRT画面で見るのと、紙で見るのとは結構違うんですよね。紙だと、こんなトリックは使えないんですよ、なかなか。
 えっ? 「一瞬納得しかけたけど、ちょっとごまかしがあるんじゃない!?」ですか…?「料」と「科」は(似ているけれど)違う字じゃないか、ですか…?例えば、こう考えるのはどうでしょう。 ほら、どちらも同じ「計(はか)る」意味ですよね。単に、それが「人が決めたしきり」で計るか「料 = りょう(量)」を料(はか)かというだけの違いですから。「理(ことわり)=人の力では、支配し動かすことのできない世の中にあるコトやモノ」を同じようにはかるんだ、というより深い意味ではニアリー・イーコールですよね。…やっぱり、屁理屈でしょうか…

2006-01-05[n年前へ]

裾野 

 雪の朝から、夜まで裾野。というわけで、各種メールの返事など、ほとんど対応できていない今日この頃。

裾野裾野裾野裾野






2006-05-08[n年前へ]

「組織生態系シミュレーション」「フェルメール」「眼鏡」 

 今日の「LINK n年前へ」は「生態系ピラミッドシミュレーションを違うピラミッドとして眺める」「現代のフェルメール」と「水彩画のフェルメール」「眼鏡橋を心の中ににかけてみたい」などです。

偉い人が壊れても下っ端が残ることはありますが、下っ端が壊れると必ず偉い人が全部壊れちゃいます。偉い人が偉いのではなく、偉い人は大量の下っ端に支えられてやっと存在しているのだとか
自分と正反対の自分二つの自分によって作られた眼鏡をとおしてもっといろんなモノを見てみたい



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