hirax.net::Keywords::「児玉清」のブログ



2009-08-23[n年前へ]

努力をしないで、才能がある・ないと言っているのはつまらない 

 「パネルクイズアタック25」の司会者、児玉清が(これまた)25人の作家にインタビューした児玉清の「あの作家に会いたい」 から(25人の作家の人選もまた素晴らしい)。これは、夢枕獏の言葉と、それに対する児玉清の言葉。

 自分に才能があるかどうかわからないため、努力して努力して、二十四時間をそのことだけのために使う。そうやってようやく神は自分に何を与えたかがわかるわけで、才能を競い合える場所まで行けるのは努力した人間だけです。
 そこまで努力をしないで、才能がある・ないと言っているのはつまらない話ですよね。

2009-08-27[n年前へ]

課題解決の結果生じた次課題を解決することが小説を書くということ 

 児玉清が25人の作家にインタビューした児玉清の「あの作家に会いたい」 から角田光代の言葉。

 Aという小説で私なりにあることができたと思った時に、(その結果)Bという課題が生まれたとします。すると、次にBの課題を入れ込んだ小説を書くというふうに、「読み手に向けて」よりは、「自分の中にある課題を片付けていく」というのが近いですね。

 この言葉は、「ひとつの疑問をべつのかたちの疑問に有効に移し替える作業」に書いた、村上春樹の言葉と合わせて読むと興味深い。

2009-08-28[n年前へ]

勉強や興味が幅広い人は・・・ 

 児玉清が25人の作家にインタビューした児玉清の「あの作家に会いたい」 から、児玉清の言葉と、それに対する角田光代の言葉。

 実際の社会は、自分のなりたいものになれなかった人が大半でしょう?
 そういう人は、数学や物理や歴史をちゃんと勉強し、興味の幅を持っていたから、最初になりたかったものになれなかったと思うんですよ。

2009-09-09[n年前へ]

型の中に静かに収まっている、すべてを削ぎ落とした一行に 

 児玉清が25人の作家にインタビューした児玉清の「あの作家に会いたい」 から、小川洋子の言葉。

 俳句とか数式とか、型の中に静かに収まっている、すべてを削ぎ落とした一行こそが、実は最も美しく、最も多くを物語っているのかもしれません。

2009-10-24[n年前へ]

「愛は勝たない」ことが多いから「愛は勝つ」を聴く 

 児玉清が25人の作家にインタビューした児玉清の「あの作家に会いたい」 から北村薫の言葉。

 ずいぶん前に「愛は勝つ」という歌が流行(はや)りましたが、この世の中は往々にして愛は勝たないということをみなが知っているから、あえてこの歌を聴く。



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