2002-10-16[n年前へ]
■「役に立たない」「役に立つ」 朝日新聞社説
今年の物理学賞は、天文学という「役に立たない」研究に決まった。化学賞は対照的に「役に立つ」道具づくりが栄冠に輝いた。 朝日新聞社説
from 日々の雑記帳 2002/10/11(リンク)
2003-05-20[n年前へ]
■卓上プラネタリウム制作講座のヒミツ?
「誰でも作れる卓上プラネタリウム製作講座」のオリジナルは高城武夫氏の「天文 切りぬく本・たのしい天体観測用具」誠文堂新光社 1979年発行ではないか、型紙は酷似している、との指摘。
確かに、年表からはその流れが自然かもしれませんね。
2003-05-22[n年前へ]
■続々・卓上プラネタリウム制作講座のヒミツ?
オリジナルに辿り着いた方からの思うところなど(05/21/2003)。また、それだけでなく高城武夫氏の「天文 切りぬく本・たのしい天体観測用具」誠文堂新光社 1979年発行の中の型紙がここにあるとの貴重な情報も。
2004-07-22[n年前へ]
■GRAPHICATION 働き方を考える
GRAPHICATION(グラフィケーション)は富士ゼロックスの広報誌である。といっても、ありがちなつまらない企業広報誌ではなく、とても読み応えある雑誌だ。無料で購読することができるので、購読していないという人にはぜひ購読申し込みをすることをお勧めする。
今月のグラフィケーションの特集は「働き方を考える」というものである。二十代後半過ぎ〜五十代くらいまでの人はきっととても興味深く読むことができると思う。また、少し面白いのが、稲葉振一郎/玄田有史・中村達也・太田肇・中沢孝夫・杉村和美らによる特集記事だけでなく、天文学者 池内了のような連載陣も「働き方を見直す」というような特集テーマに対応した内容を書いていることだ。その機動力は少し驚きだ(池内了の対応力がすごいのかもしれないが)。
特集記事の冒頭、経済学者の稲葉振一郎と玄田有史の対談は、現在の社会背景(IT、若年層の失業 等)を踏まえながら、内容の濃い、けれど読んでいてとても面白く目から鱗の話を語っている。
世の中には二つのタイプの研究者がいる。理路整然と嘘を言う研究者と支離滅裂だけど真実を言う研究者がいる。 川喜多喬こんな、興味を惹く言葉がこの対談にはたくさん詰まっている。また、さまざまな「IT化に伴う虚言」に対する対話内容も面白いのだけれども、「経済学とはどういう学問ですか?」と問われて、経済学者の石川経夫が答えた内容が実に心惹かれる。
この世は不公平なものだが、それぞれが努力すればそれに見合ったものをみんなが得られるようになる社会をどうすれば実現できるだろう、ということを愚直なまでに考えるのが経済学だ。 石川経夫また、石川経夫の「人格」という言葉に異を唱えて「人間に格はない」と言ったという一節も実に興味深い。「格付け」をしたがる自分たちを顧みると、目から鱗の言葉だ。
ちなみに、天文学者 池内了が連載「現代科学の見方・読み方」の中で語る「忙しさが増す中での時間を作り出す四つの方法」は
1. (便利そうに見える)テクノロジーは敬遠する
2. 出張の際はマイペースに過ごす
3. 何かに専念する日と専念しない日に曜日を分ける
4. (信頼は得た上で)異端者になる
である。「(信頼は得た上で)異端者になる」という項目は面倒な仕事を増やしすぎないためには、とても効果的かも。実際にやろうと思うと、なかなか難しそうだけれども。
2005-01-10[n年前へ]
■月光天文台
「月光天文台」はその名前がとても素敵で、建っている場所もその名前に名前に負けない。スペースシャトルの大きさは後ろの建物と比べて眺め、望遠鏡の大きさはその後ろのスペースシャトルと並べてみると、わかりやすいかも?
「地球のを回る月」や「送電線」の写真は平行法で眺めてみれば、立体的にその姿がわかると思います。空に漂う雲や空に張られた送電線や、畑の向こうの林の向こうの鉄塔が、立体的に浮かび上がってくるはず。函南町の山村中の小さな公園にある地球の周りを回る月を、三次元空間の中で眺めることができるはず。