2003-06-01[n年前へ]
■暗闇、孤独、沈黙の中で語られる囁き
力強さやジャーナリズムなどとは正反対のところにある、耳を澄まさないと聞き取れないような小さな声で語られる言葉。…そして、そんな小さな囁きにも耳を傾ける人がどこかにいるということという読冊日記の言葉に、なるほど何処か遠くの知らない「Web日記」を感情移入しながら眺めるようすはそういうものかもしれない、いやきっとそういうものなのだろう、と思ったのである。そして、その文中で登場する谷山浩子の「銀河通信」の歌詞に興味を覚えて調べてみた。
真夜中ひとりで 黙っていると
遠く遠くから 電話がかかる
もしもし きみは元気ですか
淋しくて 泣いてはいませんか
それはどこか 宇宙の果ての
知らない星からの 長距離電話
■読冊日記の「ブ日記」発言からはじまった話題のリンク集
というリンク集。そんなに多いわけではないから、それぞれのページを一つ一つ辿ってみるのも良いかもしれない。そんな風にいくつかのサイトをただただ眺めていくと、おぼろげに見えてくるものもあるかもしれない。
2003-06-12[n年前へ]
■きゅるる
毎日(じゃなくても)日記をつけていくと、自分自身の過去を振り返ったり、「ああ、あのときはこうだったなぁ〜」なんて楽しいものです。「きゅるる」はそのあなたの日記を、他の誰かとテーマでリンクしたり、キーワードでリンクしたりします。 そうすると、全く同じ日に、同じようなことを考えているひとが、日本のどこかにいたりして、また、キーワードでつながったりして…という「きゅるる」 「はてな」と同じ京都発。「はてな」+「関心空間」+「さるさる日記」を3で割った感じ。マニア受けしそうにない、「さるさる日記」が足されている、というところがとても良いかもしれない、とふと思った。
2003-07-01[n年前へ]
2003-07-20[n年前へ]
■ドンキホーテはWEB日記を書かない?
hardでloxseな日々経由で二つの文章を読む。
ドンキホーテは、自分が何を行っているか、知っていたのだ。知っていながら、人を楽しませていたのである。ここで、自分がドンキホーテを哀れむような人ではなく、実は逆に彼から哀れまれるような存在であることに気づく。ああ、なんて偉大な男ドンキホーテ。善人の数だけ悪人が必要なように、謙虚な人の数だけ思い上がった人が必要なのだ。from 借力
奴隷の数だけ主人が必要になるように、賢い人の数だけ馬鹿が必要なのだろうか。何だかカネゴンは生きることを許してもらったような心持ち【引き寄せるでないおれカネゴン】。from あけてくれ
そして、ネット上のニュースを流し読みしがちな自分を反省しつつ、図書館へ行きドンキホーテを手に取る。が、その本のあまりの厚さに衝撃を受けパラパラと流し読みして本棚に戻す。なんてことだ、ネットじゃなくたって流し読みになってしまう私なのである。
しょうがないから、ネット上にある文章を一つここに張っておくことにしよう。
あらゆるマチガイを、ほとんどの場合信じるがゆえの茶番を彼は行ったあと、晩年、彼がそう言う。これは敗北を言っているわけではない。まして予定して言う言葉ではない。信じ信じ切ったあとに、血が滲むこともなく、まるで口がすべったように出た言葉だ。…ハムレットは日記を書くだろう。ドンキホーテは日記を書かない。from 読書猿~
ドンキホーテは日記を書かないかもしれない。だけどWEB日記ならどうだろう?人に見せることが前提のものなら、どうだろう?
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