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2009-10-05[n年前へ]

無料の「ネット記事」を読むなら、無料の「GRAPHICATION」も読みませんか? 

 無料の「ネット記事」を読むなら、無料の「GRAPHICATION」も読みませんか?「GRAPHICATION」という「雑誌」を読み続けていたい自分自身のために、そして、「GRAPHICATION」をまだ無料定期購読するに至っていない人のために、今日いくばくかの文章を書いてみたいと思います。

 人の活字離れが指摘されて久しく、一定の評価を得てきた老舗の雑誌なども商業的に行き詰まる例が目立っています。またインターネットに代表される電子メディアの台頭で、雑誌を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。

GRAPHICATION 2009年9月号(164号) 「雑誌を考える」(詳細)

 まず、結論を一言で書きましょう。結論は単純です。つまり、「無料で最高の雑誌を定期購読できるのだから、悩むことなく、GRAPHICATIONの定期購読申し込みを今すぐするべきだ」ということです。あなたが使うのは、ほんの数十秒の時間だけで、得られるものは「プライスレス」の豊かさ・厚み、です。そして、きっとその豊かさ・厚みはあなた一人の中に収まり続けるものでなく、さらに広がるものだと思います。

 これまで、繰り返し「GRAPHICATION」の素晴らしさについて触れてきたように思います。

 (GRAPHICATIONを)ひとことで言うなら、富士ゼロックスの企業広報誌ということになります。ただ、多分その一言で伝わるイメージは間違っていると思います。もし、この雑誌を手に取ったことがなければぜひ一読してみるべきだと思います。・・・もしかしたら、いえ、もしかしなくても、きっと気に入ると思います。

 「雑誌を取り巻く環境は大きく変わりつつある」と雑誌であるGraphicationが呟く。この呟きは、真剣に受け止めたいと思います。

 私は、「GRAPHICATION」は、数ある雑誌の中でも、商業誌・企業広報誌を問わずとても素晴らしい一冊だと思っています。「特集テーマ」もとに、実に優れた特集執筆陣・連載陣がそのテーマに合わせた内容をさまざまな視点から奥深く書き上げる雑誌です。

 「雑誌を終える潮時」・・・という言葉を聞くことがあります。今という時代は、雑誌を作る側からそういった言葉が出ても実に自然に納得できてしまう時代になりました。いえ、なってしまいました。実際、ここ2,3年の間に、数多くの雑誌が休刊してしまいました。

 しかし、その一方で、無責任な雑誌愛読者としては、たとえば、「GRAPHICATION」のような雑誌には「潮時」というものはないのではないか、とも信じています。この瞬間・刹那に消費され尽くされるようなものでない、価値あるものに対して「潮時」という言葉は当てはまらないのではないか、と思うのです。

 もしも、こうした雑誌に「潮時」という言葉が仮に当てはめてしまうとしたら、それはこの時代=現代、あるいは、将来=未来に対し、絶望・諦めというものを当てはめてしまっているのではないか、と感じてしまうからです。

 「モーレツからビューティフルへ」と、日本を動かしたコマーシャル、それを言いかえれば、企業広報映像がかつてありました。私は、その時代を知っているわけではありませんが、あのようなCMは決して時勢に迎合するのではなく、時代の先を予言していたものだと思います。私にとっての、GRAPHICATIONはそういう過去から現代そして未来までを見通そうとしているクロニクルです。

 1960年代から1970年代へと時代が変化していく中で、企業を社会の中でどんな意味があるものとして位置付けるかがテーマだった。1960年代にひたすら成長路線を走る陰で切り捨てられてしまった人間らしさを表現するために、「モーレツ」に代わって「ビューティフル」をうたった。
 すべての行動は、意識的であれ無意識であれ、現状をどう捉えているかがベースとなっている。ビューティフルキャンペーンも、「1970年代は時代の大きな曲がり角になる」という時代認識が出発点となっていた。「新しい時代を切り開く上で、われわれはこういう観点から社会に寄与したい」と表明したのだ。時代の転換に対する洞察がなければ、このキャンペーンはスタートしなかったであろう。

ビューティフルキャンペーン

 この消費社会の中で、「豊かさとは何か」「人の繋がりとは何か」「人とは一体何なのか」と繰り返し問い続けるGRAPHICATIONは、そんな貴重なものだと思います。

 無料の「ネット記事」を読むなら、GRAPHICATIONの「GRAPHICATION」も読みませんか? 無料で最高の雑誌を定期購読できるのなら、悩むことなく、GRAPHICATIONの定期購読申し込みを今すぐしてみませんか?

2010-03-26[n年前へ]

科学万博が見せてくれた21世紀への夢や希望 

 「テーマ展 科学万博 - つくば’85-記念品と資料で振り返る25年前の祭典-」のチラシ(PDF)裏に書かれた言葉から。

 あの時、科学万博が見せてくれた21世紀への夢や希望を、現実の21世紀を生きる私たちが忘れずに引き継いでいけるよう、この展示会をご覧いただければ幸いです。

 そして、その1985年に発行された、(「グラフィケーション」で連載されていた(坂村健、渡辺茂、村上陽一郎、竹内啓ら19人による)対談11編が収録されている)グラフィケーション編集部編「科学技術を考える 」の冒頭に掲げられた言葉から。

万博会場の自動翻訳機を使って、エスキモーとケニア人が対話している。いまや、世界中が科学の力で結ばれている。ロボットにピアノを弾かせたり、似顔絵を描かせることが流行している。しかし、そんなことができたからといって、世界中に渦巻いている異民族間、異文化間の問題が何か一つでも解決したわけでもない。

1985年6月 グラフィケーション編集部

2010-05-13[n年前へ]

ブルースから流れる「歌の三段構成」 

グラフィケーション」 2010 No.168 から、赤木昭夫の「失われた道を求めて」より。

(アメリカの黒人たちの)四回もの大移住は、アメリカに大きな文化遺産をもたらした。第一回目には、ドラムに合わせて足踏みで踊るという、リズムという音楽の基本要素がアフリカから伝わった。
 二回目の移住の過程で生まれたのが、ブルースだ。ブルースの歌詞は、
  1. 苦しみをつぶやき
  2. 嘆き
  3. だが耐えるしかない
という三段構成になっている。
 次に三回目の、セントルイス、シカゴ、デトロイトなどの工業都市への移住の中で、リズム&ブルースが生まれたが、
  1. 怒りや苦しみをぶつける
  2. ぶつける
  3. そして解放される
という三段構成になる。
 そこからロックが生まれた。ロックン・ロールの元祖には諸説あるが、セントルイスで育ちシカゴでデビューしたチャック・ベリーもその一人だ。
 もはやロックとなると、もうつぶやいたり、嘆いたり、諦めたりしていない。しかし、ブルース以来の、音楽の運びの基本の三段構成は継承。
 ちなみに、四回目の移住ではレゲエ文化が新たに加わった。

2010-08-18[n年前へ]

富士フイルム、ドキュメント画像変換技術「GT-Document」のAPIをトライアル公開 

  富士フイルム、ドキュメント画像変換技術「GT-Document」のAPIをトライアル公開

 富士フイルムは8月16日、携帯電話向けリモートアクセスサービス「Keitai Remoteメールアクセス」に搭載しているドキュメント画像変換技術「GT-Document」のAPIをトライアル公開した。
 今回のAPIのトライアル公開は、2010年12月に提供を予定している、GT-Documentのクラウド型サービスの開
 富士ゼロックスが展開するネットプリントを利用して、セブン-イレブンで印刷する機能も利用できる。

2011-02-18[n年前へ]

iPhoneアプリ「コンビニでプリ ント!」 

 iPhoneアプリ「コンビニでプリ ント!」を富士ゼロックスがリリース。「コンビニでプリント!

 「netprintアプリ」は、iPhone内に保存されている「写真」や「文書」を、日本国内のセブン-イレブン店舗にある富士ゼロックス製カラー複合機(通称:マルチコピー機)からいつでもどこでもプリントできる、とても便利なツールです。
 セブンイレブンがネットプリント用に、店内で無料Wifi接続を使うことができるようにしたら、ちょっと便利かも。



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