2010-02-17[n年前へ]
■「寄せて上げるブラ」 v.s. 「飛び出すブラ」 (初出: 2006年02月26日)
人は誰でも「自分が持っていないもの」に憧れる。だから、男性は女性の胸に憧れ、興味を惹かれる。だから、というわけではないが、自分とは関係のない「ブラ」に関するニュースがあると、なぜか目がそちらの方向に行ってしまう。
今日見かけたのは、寄せて上げるブラジャー、ワンダーブラの雑誌広告「 寄せて上げる広告」だ。この広告を見た時には、思わず笑ってしまった。なぜかというと、それはまさに「寄せて上げると、胸がぐっと前にせりだして大きくなる」というワンダーブラの特徴を見える形にしていたからだ。
雑誌広告の見開きページにブラジャーをつけた胸が印刷されていて、そのブラジャーの前をギュッと締めると、印刷された女性のバストが(ページとともに)グッと前にせりだす仕組みだ。これは、印刷された雑誌本というメディアの特性を120%活用した素晴らしい印刷広告だと思う。
ブラジャーの凄い広告と言えば、赤青の立体メガネを使った「 ブラジャーの立体広告 」も面白い。寄せて上げる「ワンダーブラ」もトリンプの「ブラジャー」もいずれも、そんな立体広告を出したことがあると聞く。だとしたら、そんな「立体コマーシャル対決」を並べ・比べ・眺めてみても面白いはずだ。
女性なら、立体的なバストをいかに演出するかという視点から、そして男性なら…客観的な視点から、ぜひじっくり眺めてみてもらいたいと思う。
そういえば、私も 「人間工学を利用したブラジャーの研究」を行ったこともある。実際、テレビ番組で試作をしてもらったこともある。そろそろ、(右に示した)「科学のブラ」あるいは「科学のビキニ」を開発・発売したいという下着メーカーが現れてくれないものだろうか?
2010-02-20[n年前へ]
■Mathematica Playerで任意の多面体の展開図のペーパークラフトを作ってみよう
さまざまな多面体を眺めて、その展開図を自由自在に眺め、そして任意の(お好みの)サイズで印刷することができるノートブックをMathematicaで作ってみました。自分の手で触れる・実感できることを形にしてみたくて、ふとそんなものを作ってみました。
そのノートブックを使っているようすを映したものが、下の動画になります。無料で使うことができるMathematica PlayerをWolframからインストールして、 ここからMathematica Playerに対応させたノートブックをダウンロードすれば、実際にありとあらゆる多面体を眺め、そしてその展開図を扱うことができます(展開図を作成することができない多角形もあります)。
(起動すると現れるスライダーで)サイズを丁度良いサイズに変化させて、そして、印刷して適当にのりしろをつけて、ペーパークラフト多角形を作ってみても面白いのではないでしょうか。
2010-03-24[n年前へ]
■眺めた風景を「ジオラマ」にしたい。
「ジオラマ」な世界を作りたい。つねづね、そう感じてはいたのだけれど、なかなか実際に行動に移す、ジオラマな世界を作ってみる、ということはできずにいた。けれど、「東急東横線渋谷駅 オリジナルジオラマ(完成品)」を見て、そのジオラマ世界を作って・遊んでみたい気持ちが湧いてきた。
「東急東横線渋谷駅」でも遊んでみたいけれど、15万円ナリともなると、喉から手は出るけれど、財布をどんなに力一杯降ったとしてもそんなお金は出てこない。
そこで、「非ユークリッド写真連盟」「非人称芸術連盟」「糸崎公朗・益田隆・井原清人」…つまりは、彼らの「フォトモ」を、まずは、組み立てて遊んでみることにした。フォトモは街中で撮影した被写体を組み合わせて、ジオラマを作る。色々な風景がフォトモとして記録されているけれど(作例)、実際に印刷できるサイズの型紙をOLYMPUSのサイトからはダウンロードすることができる。これなら、カラープリンタで型紙を印刷して、ハサミとノリを使って組み立てるだけで、ジオラマの「小さいけれど広大に感じられる世界」を自分の手で作り上げることができる。
こんなジオラマの世界をみると、実際に「自分が眺めた景色」をフォトモなどの技法を使って小さな立体の世界にしてみたくなる。街中を歩くと、目の前の景色の中に、カメラの中に残したい建物や場所がたくさん浮き上がってくる。
2010-06-22[n年前へ]
■エクセルで飛び出す"立体"粒子群アニメーションを作ってみよう!?
21世紀に入った頃から、「表計算ソフトを使って、色んなシミュレーションをしてみる」ということをしています。いつも、夏になるとそんなことをしています。だから、暑い夏が来ると、いつもエクセルの勉強を”少しだけ”します。そして、いつもエクセルを憎み、一年くらいは触りたくなくなります。…けれど、憎みと愛は裏表、というわけで、結局エクセルに触り続ける毎日です。
さて、そんな年中行事とは関係なく、昨日は「エクセルのグラフをマウスでグリグリ動かしながら赤青メガネで飛び出す立体動画で眺めよう!?」ということをしてみました。そこで感じたのは、エクセルは三次元的に眺める価値のあるグラフはなかなか作ることができない、ということでした。
しかし、そんな風に限界を感じるときは、そこで感じる限界は多くの場合、自分の限界そのものである、ということもよく感じます。…というわけで、今日は、エクセルで粒子挙動シミュレーションを行い、その結果をアナグリフ立体動画として表示してみることにしました。
そこで、まずは、(反復計算を用いて)簡単な「粒子挙動シミュレーション」をエクセルで行うことができるようにしました。そして、その上で、その粒子群の動きの計算結果を位置・大きさを(適当に)透視変換をした上で、散布図(バブルチャート)として、アナグリフ立体表示できるようにしてみたのです。そうすれば、左右視差による遠近感に加え、バブルの大きさが遠近に合わせた大きさで表示されることで、自然に立体感をもって眺めることができるわけです。
その結果を、先日、作ったアナグリフ表示アプリケーションでアナグリフ立体動画にしてみた結果が、下に張り付けた動画になります。ムービーキャプチャーはいつものようにカクカクしてしまっていますが、もちろん、本当は、とても滑らかに動いています。というわけで、今日は「エクセルで飛び出す"立体"粒子群アニメーション」を作ってみました。
2010-07-06[n年前へ]
■本屋へ飛び込み、「小学一年生 8月号」を買ってみよう!?
”3D"とか「立体」といった言葉に惹かれるけれど、高くてよくわからないものを買うのもちょっとめんどうで…と思う人は、本屋へ走り、小学館「小学一年生 8月号」を買うといいかもしれません。なにしろ、平行視用のレンズメガネセットや、赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像閲覧用”折りたたみ定規”といった面白付録がついて、税込み700円ポッキリ、だからです。
ここしばらく、古く枯れているけれども良い技術「赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像」を使って遊んできました。けれど、「赤・シアンメガネ」を持ち合わせていない人も多いと思います。いえ、そんなものを持っていたり・持ち歩いていたりする人の方が少ないはずです。けれど、(色域が広いとは言えないものの)フルカラーで立体画像を簡単に眺めることができる「赤青(シアン)メガネ」は一個持っていても決して損はしないように思います。
しかし、小学一年生 2010年 08月号 [雑誌] を買って、この面白付録『赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像閲覧用”折りたたみ定規”』を手に入れれば、何時でも何処でもアナグリフ立体飛び出し体験ができる!というわけです。…もちろん、この定規式赤青メガネは、おそらく透明度も決して高くはないでしょうし、(そのままの姿で持ち歩いたなら)キズもつきがちで、使い勝手には困ることもあるかもしれません。
しかし、何といっても「てっとり早く・楽しい」というのは、とても魅力的です。本屋へ走り、「小学一年生 8月号」を買いたくなる人も多いのではないでしょうか!?