hirax.net::Keywords::「コンクリート」のブログ



2002-11-20[n年前へ]

道端に咲いている花 

 道端で咲いていた黄色い花と、綿でまん丸になっている白いタンポポです。道端のアスファルトと土の境や、コンクリートの割れ目が私は大好きなので、妙にこんな花が気になるのでした。
 「そういうのを撮影できる環境と、気持ちの余裕があるのがとってもうらやましいです。」と小さな子から大人びたメール。ホントに周りの自然は綺麗だと思います。富士山と駿河湾を眺める箱根の中腹ですからね。気持ちの余裕の方はさてどうでしょうか。とりあえず、気持ちの余裕が無いときもある時も綺麗な景色は綺麗な景色、です。とりあえず、気持ち、はタダですしね。

道端に咲いている花道端に咲いている花






2003-03-12[n年前へ]

今日のビックリ・競泳ビキニ編 

 今はどうか判らないけれど、ちょい前の競泳ビキニは「すぐ熔ける」という話でビックリ。ちょっと熱いコンクリートに座ったりすると、すぐ熔ける…とか。だから、二枚履きする、とか。いや、ビックリ。

2005-01-09[n年前へ]

津波から逃げきれないときの対処法 

 ARTIFACT経由で「巨大津波と避難行動ー奥尻島青苗地区で何が起こったかー北海道南西沖地震調査報告(PDF)」を読む。これは「奥尻島で生存者に聞き取り調査」を行ったものだが、生存者たちの行動を自分の普段の行動・生活に置き換えて読んでみると良さそうだ。

 ところで、第一に「とにかく津波が来たら高台へ避難する」のは当然だが、津波の危険を察知してから津波が来るまでの時間がほとんどない場合もあるだろう。そんな時は、「地面にしっかり固定されているものにしがみつき、(衝撃の強い)津波が通り過ぎるのを待つ」のが良い、という。

Tsunami on Water planet これは、アリューシャン津波に関する米国の報告や三好寿らによる「日本海中部地震での津波死者たちを検死した医師と助かった人たちへの聞き取り調査(1985)」から導き出されたものであり、「津波による最終死亡原因は体をコンクリートや岩などの固い地面に打ちつけられたことによる内臓破裂が多い」ため、「海岸で津波に追いつかれて逃げ切れないと判断したときには、自分から地面に伏せ、できれば固定した何か(鉄筋の先なぞ)につかまって、体の上を津波が通り過ぎるのを見送ることにより衝撃を緩和するのが生き残るのに有効である」とされている。少なくとも、日本の地理形状・地震発生状況を考えれば、日本では有効かつ知っておくべきことだと思われる。

 「とにかく津波が来たら高台へ避難する」のは当たり前だが、「瞬時に訪れる津波から逃げ切れないとき」はどうするかの考察も風化させるべきではないだろう。

2010-03-29[n年前へ]

「巨大テトラポッド」の作り方 (初出:2005年08月29日) 

 右の写真はテトラポッドです。近くに停まっているRV車と比べて眺めてみれば、ずいぶんと大きいことがわかると思います。高さは…、ちょうど5mくらいありそうです。この巨大なテトラポッドは静岡県 富士市近くの田子の浦海岸に置いてありました。なんと、(テトラポッドに書いてある番号を眺めてみると)二百個近く並んでいるようです。テトラポッドが並ぶ景色は、とても壮大でもあり、何だか少し不思議でもあります。

 普通、テトラポッドは海沿いギリギリに設置されているわけですから、(防波堤大好きな釣り師ならともかく)なかなか近くでテトラポッドを眺めることがありません。そこで、近くに寄ってしげしげと眺めていると、「この巨大なテトラポッドをどうやって作ったんだろう?」という疑問が湧いてきました。そして、「こんなに巨大なテトラポッドをどうやってここまで持ってきたんだろう?」という疑問も頭の中でグルグル回り出しました。100トンはありそうな巨大コンクリートを一体どうやってココまで…?という製造法のナゾが不思議に思えてきたわけです。

 そこで、周りをさらに眺めているとその秘密が中央部に設置されてありました。その秘密が右の写真です。「その場で(鉄筋コンクリートの)鉄筋を組んで、その周りに『型枠』を組んで」、その『型枠』の中にコンクリートをその場でトクトクと注ぎ込んで、このテトラポッド群を作っていたのでした。つまり、「現場」で全て作りだしていたわけです。この巨大なテトラポッドが作り出されていたのは、工場でも会議室でもなく、「現場」で作り出されていたのです。ヒミツを知ってみれば当たり前の話に思えてきます。…とはいえ、この巨大なテトラポッドを量産しているようすを眺めていると、ヒミツが明らかになった後でも迫力があって、ずいぶんと長い間、見とれてしまいました。

 もしかしたら、私以外にもこんな「巨大テトラポッド」に見とれる人がいるかもしれないので、テトラポッドの「骨」や、立体十字型テトラポッドの生産工場の写真を下に貼り付けておきます。なんだか、立体十字型テトラポッドが、太平洋に浮かぶイースター島で、水平線の彼方を眺めるモアイ像のように見えてくるのは私だけでしょうか?

「巨大テトラポッド」の作り方 (初出:2005年08月29日)「巨大テトラポッド」の作り方 (初出:2005年08月29日)「巨大テトラポッド」の作り方 (初出:2005年08月29日)「巨大テトラポッド」の作り方 (初出:2005年08月29日)






2011-10-24[n年前へ]

交差点の「コンクリ柱」をグニャグニャ曲げる男 

 交差点で信号待ちをしていると、交差点沿いの歩道の端っこに、「コンクリ柱」が2本立っていました。この「コンクリ柱」は、交差点を曲がろうとする車が歩道に乗り上げ・歩行者などに危害を加えるのを防止するために設置されているのでしょう。ガードレールより少し低いくらいの高さで、コンクリートもしくは石から削り出したような柱が備え付けられていました。その「コンクリ柱」が右の写真です。

 信号待ちをしていた私は、次の瞬間ビックリしました。…なぜかと言うと、体の大きな男がスタスタと歩いてきたかと思うと、その2本の「コンクリ柱」をグニャグニャと曲げ始めたからです。男は、右に左に・グルグルグルグルと堅く曲がることなどないはずの「石柱」を曲げ続け、そして急に踵(きびす)を返し、去って行きました。

 そこで、おそるおそる私も「コンクリ柱」に触れてみると、そして力を少しかけてみると、驚くべきことに、非力な私でも「コンクリ柱」を曲げることができたのです。この「コンクリ柱」、コンクリートのような見かけ・質感であるにも関わらず、何とグニャグニャと自由自在に曲がる「ゴムのような弾性体」だったのです。

 この柱は、車やバイクなどが歩道に乗り上げることを”心理的に防ぐ”ために、備え付けられているものなのでしょうか?このグニャグニャ棒では、歩道に車が向かって来たような場合、その車を止めることは絶対できそうにありません。この見かけ倒しの「コンクリ柱」たちは、暖簾に腕押し柳に風…と、右から左へと車を受け流してしまうに違いありません。

 それにしても、一見「コンクリート」や「石」に見えるグニャグニャ柱が、交差点の歩道脇にあったりする、というのは不思議なものです。街中で「堅そうに見える壁や柱」を見たら、エイヤッと押してみたりすると、いきなりグニュッと曲がったりすることもある…なんて、とても面白いと思いませんか?

交差点の「コンクリ柱」








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