2011-10-24[n年前へ]
■交差点の「コンクリ柱」をグニャグニャ曲げる男
交差点で信号待ちをしていると、交差点沿いの歩道の端っこに、「コンクリ柱」が2本立っていました。この「コンクリ柱」は、交差点を曲がろうとする車が歩道に乗り上げ・歩行者などに危害を加えるのを防止するために設置されているのでしょう。ガードレールより少し低いくらいの高さで、コンクリートもしくは石から削り出したような柱が備え付けられていました。その「コンクリ柱」が右の写真です。
信号待ちをしていた私は、次の瞬間ビックリしました。…なぜかと言うと、体の大きな男がスタスタと歩いてきたかと思うと、その2本の「コンクリ柱」をグニャグニャと曲げ始めたからです。男は、右に左に・グルグルグルグルと堅く曲がることなどないはずの「石柱」を曲げ続け、そして急に踵(きびす)を返し、去って行きました。
そこで、おそるおそる私も「コンクリ柱」に触れてみると、そして力を少しかけてみると、驚くべきことに、非力な私でも「コンクリ柱」を曲げることができたのです。この「コンクリ柱」、コンクリートのような見かけ・質感であるにも関わらず、何とグニャグニャと自由自在に曲がる「ゴムのような弾性体」だったのです。
この柱は、車やバイクなどが歩道に乗り上げることを”心理的に防ぐ”ために、備え付けられているものなのでしょうか?このグニャグニャ棒では、歩道に車が向かって来たような場合、その車を止めることは絶対できそうにありません。この見かけ倒しの「コンクリ柱」たちは、暖簾に腕押し柳に風…と、右から左へと車を受け流してしまうに違いありません。
それにしても、一見「コンクリート」や「石」に見えるグニャグニャ柱が、交差点の歩道脇にあったりする、というのは不思議なものです。街中で「堅そうに見える壁や柱」を見たら、エイヤッと押してみたりすると、いきなりグニュッと曲がったりすることもある…なんて、とても面白いと思いませんか?