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2006-06-29[n年前へ]

「今という時代」の「写し鏡」 

 新幹線の中で、雑誌や新聞から切り取ったスクラップを整理する。次の言葉は、「フィルムカメラ v.s. デジタルカメラ」という内容で、朝日新聞に赤瀬川源平と篠山紀信がそれぞれ語ったインタビューの一部。赤瀬川源平の意見は、「デジタルカメラを使って、加工という"作為"を続けていくと、結局人間が頭で考える範囲におさまっていく。思いがけぬ写真が減り、"思いがける"写真ばかりになる」というもの。

写真は、そして写真家は、過去も未来も撮ることはできない。「今」しか撮れない。だからこそ、時代を写す「写し鏡」がカメラだと定義するなら、時代が生んだ最新のテクノロジーに偏見を持たず、それを使って時代を切り取り、そして時代と併走するのが写真家の務めでないか。   篠山紀信

2007-10-01[n年前へ]

”○○力を付ける”は子ども向け 

 同じく、電波新聞社「トイテクノロジー」の90〜91ページの切り抜きを読むと、こんなことが書いてある。

 大人のためには、無用の楽しみって結構あるけど、子どものものになると、”○○力を付ける”みたいになってしまうんですね 杉山 亮

「40年前のF-1監督」と「希望がある人、希望がない人」 

 何かを根気強く続けるということは、言い換えれば挫折や失敗に負けないということでもある。
 F-1レースの結果を見ながら、手元にある切り抜きをいくつか整理した。イギリスのレース・エンジン・チューナ"ジョン・ニコルソン"のダイナモ室入り口に貼られているという言葉が、電波新聞社「トイテクノロジー」の114〜115ページに書いてある。
 Bhp(軸馬力)
  60%=perspiration (汗・努力)
  10%=inspiration (ひらめき)
  10%=constipation (壁に突き当たり・行き詰まり)
  20%=manipulation(ごまかしながら・上手く操る)
 "昭和40年代"の元ホンダF-1監督中村良夫が「レーシングエンジンの過去・現在・未来」(グランプリ出版)という本の中で紹介している言葉だという。
 それが、つまりは希望ということになるのではないだろうか。

佐藤 香 「希望がある人、希望がない人」

2009-03-11[n年前へ]

未来のシナリオ 

 「未来のたね ― これからの科学、これからの人間 」(とその紹介文)より。

 著者は現在我々が享受している科学の力について、例を挙げながら易しく解説するとともに、科学の発展の可能性と、それによって未来の地球に何が起こるのかを具体的にイメージさせてくれる。そして、よりよい未来をつくるために今の我々に何ができるのかを考えさせてくれる。

本書が優れているのは、一見難しそうに見える科学の話を、科学嫌いの人でも楽しく読める物語にしている点だ。未来を担う子どもたちはもちろん、大人にもぜひとも読んでほしい。科学と未来を身近に感じ、自分の生活を見つめ直すきっかけを与えてくれる、楽しくてためになる1冊だ。(いわむらちえこ)
 正確な未来予測というものはありえない。ぼくは…なにかのできごとが、歴史を根本的に変えてしまう可能性を物語っている。未来への道は無数にある。そのうちのたった一本の道だけが、結果として人類の未来になる。

未来のたね ― これからの科学、これからの人間
 (未来の知性が新しく発見する)発見(あるいは気づき)こそが、ぼくたちの未来をつぎつぎに変えていくんだ。それは、きみもきっとわかっていると思う。

未来のたね ― これからの科学、これからの人間

2009-04-07[n年前へ]

携帯電話を顕微鏡に――Intelのアイデアコンテスト、優勝者を発表 

 携帯電話を顕微鏡に――Intelのアイデアコンテスト、優勝者を発表

 カメラ付き携帯電話を顕微鏡に変える方法、移動式PC教室――Intelが世界の問題を解決する革新的アイデアコンテストの優勝者を発表した。
この「INSPIRE・EMPOWER Challenge」は教育、医療、経済開発、環境という差し迫った問題にテクノロジーを使って対処するためのアイデアを競うコンテスト。昨年夏に始まり、世界中から200件を超える応募があったとという。



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