2005-09-10[n年前へ]
■30ルクスより明るいトイレは夜眠れなくなる!?
「飲食店」と「風俗店」の境界線に、「トイレの明るさが30ルクス以上の明るさだと、夜中にトイレに起きたときの覚醒度が高くなり、再度の入眠に時間がかかる」なんていう研究結果がコメントで紹介されています。確かに、夜ふとトイレへ行くとすごく明るく感じ、眠れなくなることがあります。…時間帯によって明るさを適切に変える照明器具って、色々便利そうですね。
車載テレビやカーナビの画面は「周囲光の明るさ」に応じた「適切な明るさ」に自動調整されることが多いわけですが、あんな感じの照明が多いと便利でしょうね。もしかしたら、東急ハンズや王様のアイデアに行けば、売っていそうな気もしますね。
2006-05-04[n年前へ]
■「情報恐慌」のなかの人間
トイレットペーパー騒動の起きた1974年、「エコノミスト」に掲載された加藤秀俊 著 「情報恐慌」のなかの人間.
日本列島ことごとくが、耳なし芳一のようなもので、べったり情報で塗りこめられているのである。われわれは、もはや実在への反応能力を失い、情報にだけ反応するようになってしまっているのだ。
2006-05-23[n年前へ]
■便器の中の角氷の秘密
Tech総研ブログ平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に便器の中の角氷の秘密〜「やんちゃな男」の飛沫をクールに冷やす〜を書きました。
男性がトイレに行った後、「手をちゃんと洗ったの?」と気にする女性がいますが、それは実に甘い考えです。「やんちゃな男」の硝煙反応は「男性の前面部分に広く残っている」ハズなのです。
2008-07-24[n年前へ]
■今井功の「当然!」「○」「?」
(「物理の散歩道」などの著作活動をし続けたグループ)ロゲルギストの一人が、流体力学を専門としていた今井功(I2)だ、敬称を略しているのは、そんな敬称が必要ないくらいの人だから、である。「初心者向けに書かれた電磁気学解説文」に対して、その今井功が鉛筆で添削をしたものを見た。
「電磁気学解説文」を読みながら、今井功の鉛筆直筆の書き込みを追いかけた。その直筆コメントを追いかける作業が、本当に面白かった。たとえば、どんな部分に下線が引いてあり、その横に「マル」が付けられているのか、とか、どういった部分にはダメ出しをしているのか…というようなことを推理していくのがとても楽しいのだ。
ちなみに、右の画像は今井功が鉛筆で書いた「当然!」と「○」と「?」である。「当然!」と書いてあるのは、数値的に誘電体に働く力を解析した結果について述べた部分である。その結果が今井功にとって「当然!」なのだろう…と思ったり、「お手軽」とか「大雑把には」という部分に「○」が付けられていることに不思議に納得したり…と、実に面白い体験だった。読んでいくうちに人の姿が浮かび上がってくるような、秀逸なミステリを読んでいる気持になった。
「わからないこと」を無理してわかろうとしない方が良いんだ「わからないこと」というのはたいていどこかおかしい。
今井功
私が見た今井功の鉛筆コメントは、氏が亡くなる2年前、2002年のものだった。家ではホームズやポワロ、ミス・マーブルのテレビが好きだったという今井功は、亡くなる直前まで「トイレットペーパーを一番上手くちぎる方法」や「点滴がどのような機構で制御されているのか」といった身の回りのことへの観察や解析をし続けていた、という。
数値で語れなければ、プロとは言えない。
今井功
2008-10-04[n年前へ]
■無意味な蛇口
無意味なものを眺めるのは、とても楽しい。たとえば、今日見た「無意味なもの」はこんな水道の蛇口だ。何が無意味かは、下の動画を見ればわかると思う。何しろ、水道栓を右に回せば水道の蛇口が右に回り、水道栓を左に回すと水道の蛇口は左に回るのである。つまり、この水道からは水が永久に出てこない。
・・・・・・と、ここまで書いて考えた。もしも、「水道栓を右に回せば水道の蛇口が左に回り、水道栓を左に回すと水道の蛇口は右に回る」なんてことがあったら、どうだろう。つまり、栓を回した方向と逆向きに「アッチ向いてホイ」するのである。蛇口がたくさん並んでいる場所で、たとえば駅のトイレなどで、そんな蛇口を一個くらい設置しておくのも面白そうだ。