hirax.net::Keywords::「事件」のブログ



2006-01-19[n年前へ]

「空気が映っている景色」「ある夜灯台が」 

 n年前へ

 どんなものも表面に凹凸があって、その表面で、周囲から来た色んな光が反射して、私たちの目に入ってしまう。だから、私たちが見ている「何か」の色は、その「何かの色」だけでなくて「周りの全ての色」が混じり合った濁った色になっている。だから、私たちが見ている「何か」の色はどうしても鮮やかな色にはならない。雨やワックスが、そんな表面に凹凸を埋めて表面を覆ってしまえば、私たちは「何か」の色だけを見ることができるようになる。緑の葉は鮮やかな緑だし、影の部分はしっとりとした黒になる。だから、雨に濡れたものの色はとても冴えざえするし、その「冴えざえ」は周りの空気の透明感も映し出すようになる。 そして、雨が上がった後の空には柔らかくも強い陽が差している。そんな時には虹だって見える。雨が上がれば、そんな景色を眺めるために街へ駆け出すのだ。
年末近いある夜に「日本海沿いの灯台が土台だけを残して消失してしまった」という 不思議な事件 があった。 そんな話を聞くと、…海の底から、「千マイルもの向こうの二十マイルも深い海底から百万年もの時を経てゆっくり目覚めたもの」が灯台の霧笛に呼ばれてやってきて、そして、霧笛の途絶えた灯台を壊してしまった、という霧笛を思い出すわけです。

2006-03-04[n年前へ]

「1984年」の日本の姿 

スミルノフ教授公式ウェッブサイト | NHK YOUYouTube - NHK(Japan) TV Show  「1984年」と言えば、ジョージ・オーウェルの小説1984年が思い浮かぶ。1984年という数字は、長くにわたり、未来の象徴の年号だったはずだ。…しかし、今ではそれはかなり過去の年号になってしまっている。
 新渡戸稲造の五千円札や夏目漱石の千円札が発行され、グリコ・森永事件が起き、写真週刊誌「FRIDAY」が創刊された1984年の日本の姿を、スミルノフ教授経由で眺める。 

2006-03-21[n年前へ]

「物語」と「テクノロジー」 

 昨日分で、村上春樹と河合隼雄が「危険な物語」と言っているのは、「オウムの物語」ですね。

 ただ、あの人たちの提示したイメージというか、物語は非常に稚拙なものですね。 ものすごく稚拙ですよ。それはなぜかというと… でもそれと同時に僕はこの事件に関して、やはり「稚拙なものの力」というものをひしひしと感じないわけにはいかないのです。 「人々は根本ではもっと稚拙な物語を求めていたのかもしれない」と言うところは、「稚拙」というより「素朴」と言った方がいいでしょうか。 私は「オウムの物語」の問題点は、素朴な物語に、現代のテクノロジーという、まったく異質のものを組み込んで物語を作ろうとしたことだと思っています。

  「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」

2006-04-26[n年前へ]

「経済学」@Tech総研 

Title 新橋にあるリクルートの会議室で、ある経済学者の方に「経済学で○×は?」なんていう話を教えてもらってきました。話をしたのは2時間弱ほどの短い時間でしたが、密度が高い話を聴くことができたように思います。その話の内容は、近いうちにTech総研の記事として公開する予定にしています。

 「経済学者」の話を聴きに行きたいなと思ったのは、ライブドアの一件がニュースになっていた頃です。「Tech総研の編集者とウォームビズの計算をする」という共同作業をしながら、こんな話をしたのがきっかけでした。

Title「このしんどい作業の報酬を、二人でどう分けたら納得できるんでしょうかね?」
「そんなことを経営者なんかに聴いてしまうとナマナマしくなってしまうけれど、(少し現実から離れている)経済学者に訊いたらどういう答えを教えてくれるんでしょうかね?」
「そういえば、Tech総研ってほとんど経済記事がないですよね?ライブドアの一件も全然記事に出ないですよね?」
「(経済事件という意味で)リクルートはライブドアの先輩なのに、ライブドアの件に触れないのって何かヘンじゃないですか…?」
 …といった話を私がして、それなら「経済学者に色々聞いてみよう!」「そして、わかったことを記事にしてみよう」ということになったわけです。

 ちなみに、今日の対談、会議室の予定がきちきちだったので、次の会議室予約を入れていた「リクルート社員」から怒られながら会議室を出て、終えました。自分の所属する会社内とはいえ、自社内の対応を外の人にも適用する「リクルート社員」って多いんでしょうか…。やだなぁ、あぁいうの。

2006-06-12[n年前へ]

裾野・茗荷谷・新橋 

 もうすぐ、ワールドカップ日本戦が始まる…という時間に、"数学大好き少年たちの憧れの先生"小島寛之さんに「最後の質問」をする(質問される方はイヤだろうけれど…)。mixiの画面を眺めてもらいながら「ケインズ理論に打たれてこの道に進んだにもかかわらず…」という、その質問の答を聞きつつ書きなぐったのが二枚目の左下辺り。「オウム事件」「仏教」という言葉がここでシンクロニシティ的に登場していますね。もちろん、村上春樹も登場してます。

年収が低くても、理系に進む人がいるのは何ででしょう?お金とは違う価値観もありますからね。例えば女性にモテるとか。だけど、理系に進んだ方が女性にモテなくなるような…?

裾野・茗荷谷・新橋裾野・茗荷谷・新橋裾野・茗荷谷・新橋








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