2004-01-24[n年前へ]
■「RTは安心を創造するか」
21世紀COEプログラム 第1回国際シンポジウム 「RTは安心を創造するか」 主催 21世紀COEプログラム 「超高齢社会における人とロボット技術の共生」 日時・場所 2004年2月7日(土) 13:00〜18:00 早稲田大学文学部38号館AV教室 懇親会 18:00〜20:00 文学部カフェテリア 講演者 ・Prof. Rodney A. Brooks (MIT) ・Prof. Paolo Dario (Sant'Anna) ・谷江 和雄 先生 (AIST) ・幸田 昭一 様(東京都福祉局) ・笠木 伸英 先生(東京大学) 参加費・懇親会費 無料 http://www.waseda.jp/prj-rt/
2004-04-29[n年前へ]
■上野公園・北千住
北千住での試合まで時間があったので、車を北千住に置いて、電車に乗って上野公園へ行ってみる。本当にたくさんの人達がいる。大道芸人を囲む大きな輪だっていくつもある。上野動物園は無料入園になっている。たくさんの人達がいる。老若男女、よりどりみどりだ。
人はたくさんいるけれど、何だかずいぶん昔の景色を眺めているような気がする。2004年の今日を眺めているはずなのに、パンダが日本に来た頃の景色を眺めているような気さえする。アトムが生まれたはずの年がもう過ぎているとはどうしても思えない。自分の目がおかしいのかと思い、携帯電話のカメラでそんな景色の写真を撮ってみても、やっぱり何だか昔の景色に見える。「真」を「写す」のが写真だと言うのなら、やはり今眺めている景色はきっといつかの昔の景色なのかもしれない。
そんな風に少し昔の?上野公園を歩きながら、何故だか「あぁ、今日はみどりの日なんだなぁ」とふと思う。少し感慨に浸りながら少し上野公園内を散策した後、北千住に戻る。もうすぐ、夕暮れ。試合まで、あと一時間。
2004-05-09[n年前へ]
■静岡科学館る・く・る
評判が良いようなので静岡科学館る・く・るに行ってみた。今のところ、行くのであれば平日の方が良いと思う。また、行くのであれば「科学でも何でも良いから色々遊んでみたい小さな子供」を適当に遊ばせたい親子連れか、「この手の科学館に行ったことのない人」と「この手の科学館に行ったことのある人」の二人のデートというのが適切であるような気がする。
15歳未満は無料であるし、子供が遊ぶには面白いものは結構ある。だから、たくさんの子供でにぎわっている。その代わりに、不具合を起こしたり、動いていない展示物もチラホラ見受けられる。とはいえ、とりあえず「科学でも何でも良いから色々遊んでみたい小さな子供」を適当に遊ばせたいのであれば、(近くに住んでいるのであれば)ぜひ行ってみると良いと思う。
もし、15歳以上の大人が行くのであれば…、「この手の科学館に行ったことのない人」には少しばかり難がある。説明文不足のせいか、その展示物が何を意図しているのかがおそらく判りにくいのではないだろうか。「ふーん、面白いのかな」で終わりそうな気がする。(何でもやってみる子供よりも好奇心が旺盛ではない大人であると)最悪の場合、展示物の動かし方・使い方が判らないかもしれない。少なくとも、それらの展示物を上手く動かすことができても「それが意味する科学」には繋がらないように思える(といっても、入場料の500円分の面白さは十分あると思う)。
そして、「この手の科学館に行ったことのある人」にとっては、「その説明不足」は字が大きくて中身が少ない本を読んでいる気分にさせる(それでも、入場料の500円分の面白さは十分あると思うが)。「面白いな、もっと知りたいな」と思っても、それ以上の情報は全くない。例えばCalifornia Science CenterやThe Reuben H. Fleet Science Center等にあるような、小さな子供向けから大学生の専門レベルまでの判りやすい説明といったものはここにはない。小さな子供向けの説明もないし、ましてやさらに詳しい説明は全くない。
しかし、その難の結果として良い点も一つある。「この手の科学館に行ったことのない人」と「この手の科学館に行ったことのある人」の二人のデートなら、片方が相手の専任インストラクター&ウンチク垂れ人間になれば良いわけで、この説明無しの不親切さという障害が「デートを成功させる」ことに貢献するに違いないと思う。人気展示物だと30分以上の待ち行列ができていたりするから、そんなウンチクによる時間つぶしはきっと役に立つことだろう。そこまで計算しているのであれば、実に素晴らしい心理学の応用だと思う。
期待が大きかった分辛口のコメントになっているかもしれないが、少なくとも日経サイエンスのタイトル「大人だましの科学館」ではないような気がする。下条信輔氏の「子供だけでなく親も楽しめ、デートコースにもなる」は実に適切だと思うが(ただし、やはり説明文は足りなすぎると思う)。
2004-07-22[n年前へ]
■GRAPHICATION 働き方を考える
GRAPHICATION(グラフィケーション)は富士ゼロックスの広報誌である。といっても、ありがちなつまらない企業広報誌ではなく、とても読み応えある雑誌だ。無料で購読することができるので、購読していないという人にはぜひ購読申し込みをすることをお勧めする。
今月のグラフィケーションの特集は「働き方を考える」というものである。二十代後半過ぎ〜五十代くらいまでの人はきっととても興味深く読むことができると思う。また、少し面白いのが、稲葉振一郎/玄田有史・中村達也・太田肇・中沢孝夫・杉村和美らによる特集記事だけでなく、天文学者 池内了のような連載陣も「働き方を見直す」というような特集テーマに対応した内容を書いていることだ。その機動力は少し驚きだ(池内了の対応力がすごいのかもしれないが)。
特集記事の冒頭、経済学者の稲葉振一郎と玄田有史の対談は、現在の社会背景(IT、若年層の失業 等)を踏まえながら、内容の濃い、けれど読んでいてとても面白く目から鱗の話を語っている。
世の中には二つのタイプの研究者がいる。理路整然と嘘を言う研究者と支離滅裂だけど真実を言う研究者がいる。 川喜多喬こんな、興味を惹く言葉がこの対談にはたくさん詰まっている。また、さまざまな「IT化に伴う虚言」に対する対話内容も面白いのだけれども、「経済学とはどういう学問ですか?」と問われて、経済学者の石川経夫が答えた内容が実に心惹かれる。
この世は不公平なものだが、それぞれが努力すればそれに見合ったものをみんなが得られるようになる社会をどうすれば実現できるだろう、ということを愚直なまでに考えるのが経済学だ。 石川経夫また、石川経夫の「人格」という言葉に異を唱えて「人間に格はない」と言ったという一節も実に興味深い。「格付け」をしたがる自分たちを顧みると、目から鱗の言葉だ。
ちなみに、天文学者 池内了が連載「現代科学の見方・読み方」の中で語る「忙しさが増す中での時間を作り出す四つの方法」は
1. (便利そうに見える)テクノロジーは敬遠する
2. 出張の際はマイペースに過ごす
3. 何かに専念する日と専念しない日に曜日を分ける
4. (信頼は得た上で)異端者になる
である。「(信頼は得た上で)異端者になる」という項目は面倒な仕事を増やしすぎないためには、とても効果的かも。実際にやろうと思うと、なかなか難しそうだけれども。
2004-08-28[n年前へ]
■タスクトレイ常駐アプリのプラットホーム
常駐アプリケーションを作る際にとても便利そうな「タスクトレイ常駐アプリのプラットホーム」 Visual C++, Borland C++ Builder, Borland C++, Borland Delphi用のサンプル・プロジェクトが着いてくるのが便利そう。特に無料で使うことができるBorland C++のサンプル・プロジェクトはありがたいかも。 from Passion For The Future