2009-08-23[n年前へ]
■富士フィルムの3DデジタルカメラFinePix REAL F FX-3D W1は凄かった
少し前、立体写真は「真を写す」か!?で、富士フィルムから3DデジタルカメラFinePix REAL F FX-3D W1のことを書いた。
では、立体写真は「立体を真に写しているか」というと、残念ながらそうではない、と私は思っている。ミニチュアおもちゃのような立体感は得られるのだけれど、それは自分の目の前に広がる立体的な景色を真に写しているものとは感じられないのである。
その時に書いたことは、少し間違っていた、と今日感じた。スケートの練習に行くと、知人がFinePix REAL F FX-3D W1を買っていた。そして、撮影された立体写真や、立体動画を眺めた。これが、とても良かった。
青春18切符で旅する途中や、田舎街の風景や、都会の公園で撮影された風景を眺めてみると、視差立体画像として撮影した立体静止画像・立体動画を眺めてみると、これが意外なほどに「景色を真に写している」と感じられたのである。それは、過剰でなく・ほどよい程度に誇張された立体感と、液晶ビューアがとても自然に立体画像を見ることができるせいかもしれない。
技術的な理由が何にせよ、デジカメの液晶の中に映し出された景色は、大きさはミニチュアだけれども、決してミニチュアの箱庭ではなくて、何だか切なくなるくらい「新鮮にリアルな風景」に感じられたのだ。ナイアガラ花火は、闇を背景に立体的に浮かび上がっていたし、駅弁の中の具には思わず箸を伸ばしたくなる。そして、公園に佇む人たちは、本当に目の前で佇んでいるように見える。
もうすぐ、夏が終わり、秋が来る。いつも見慣れた街も、旅先の見知らぬ風景も、綺麗に映える季節だ。富士フィルムの3DデジタルカメラFinePix REAL F FX-3D W1は、いつも持ち歩いて「写真を撮る=真を写す」には、とても良い道具だったようだ。
2010-03-24[n年前へ]
■眺めた風景を「ジオラマ」にしたい。
「ジオラマ」な世界を作りたい。つねづね、そう感じてはいたのだけれど、なかなか実際に行動に移す、ジオラマな世界を作ってみる、ということはできずにいた。けれど、「東急東横線渋谷駅 オリジナルジオラマ(完成品)」を見て、そのジオラマ世界を作って・遊んでみたい気持ちが湧いてきた。
「東急東横線渋谷駅」でも遊んでみたいけれど、15万円ナリともなると、喉から手は出るけれど、財布をどんなに力一杯降ったとしてもそんなお金は出てこない。
そこで、「非ユークリッド写真連盟」「非人称芸術連盟」「糸崎公朗・益田隆・井原清人」…つまりは、彼らの「フォトモ」を、まずは、組み立てて遊んでみることにした。フォトモは街中で撮影した被写体を組み合わせて、ジオラマを作る。色々な風景がフォトモとして記録されているけれど(作例)、実際に印刷できるサイズの型紙をOLYMPUSのサイトからはダウンロードすることができる。これなら、カラープリンタで型紙を印刷して、ハサミとノリを使って組み立てるだけで、ジオラマの「小さいけれど広大に感じられる世界」を自分の手で作り上げることができる。
こんなジオラマの世界をみると、実際に「自分が眺めた景色」をフォトモなどの技法を使って小さな立体の世界にしてみたくなる。街中を歩くと、目の前の景色の中に、カメラの中に残したい建物や場所がたくさん浮き上がってくる。
2010-04-07[n年前へ]
■1枚の写真を簡易的に立体視できる写真へ変換できる「プリントマスターDXII」
1枚の写真を簡易的に立体視できる写真へ変換できる「プリントマスターDXII」
さらに、通常の方法で撮影した1枚の写真を簡易的に立体視できる3D写真へ変換する機能を備えているのが特長。3D写真は、左に赤、右に青のフィルムを貼ったメガネを装着して見る方式。編集部にて試用したところ、背景が単色に近いほど、全景の立体感が増すようだ。なお、写真をプリンターで印刷する機能は備えていないが、写真をJPEG形式で保存できる。
また、本ソフトで立体化した写真を“ABCデジカメプリント”でプリントすると、プリントした写真に赤青メガネがついて送られてくるとのこと。プリント料金は1枚3.9円からで配送料金が別途かかる。
2010-04-08[n年前へ]
■96年前のステレオスコープ
3-D, or NOT TO BE ! -- Two Maiko with a Stereoscope and Views
Photo by Julian Cochrane. 1904. This is a cute pose....but....totally impossible for either one of them to see the view they are holding in 3-D. That is something you have to do one at a time while sticking your head into the hood of the stereoscope.
2010-05-25[n年前へ]
■赤青メガネで眺めるPowrePoint立体スライド
立体ディスプレイで科学現象を解説する打ち合わせをした後に、赤青(シアン)メガネで立体的に眺めることができるPowerPointスライドを作ってみたくなりました。スクリーンから眼の前に飛び出してくるように見えるプレゼンテーション・スライドを見たならば一体どんな風に見えるのだろうか?と思ったのです。
そんな「赤青メガネで眺めるPowrePoint立体スライド」が下の画像です。黒背景デザインのスライドに、PowerPoint Slides in 3Dや、アナグリフ写真を貼り付けてみたのです。
赤青(シアン)メガネが手元にある人ならば、右目に青(シアン)色、左目に赤色で、眺めてみると面白いと思います。基本、王道からはとても離れた、まさに「色もの」プレゼン・スライドですが、意外に立体感を楽しく眺めることができると思います。
PowrePointに加法混色の色エフェクトを実装させることができたなら、立体の飛び出すデザイン・テンプレートを作ってみると楽しいかもしれません。PowrPointの裏技を色々いじってみたくなる、今日この頃です。