2010-07-29[n年前へ]
■転がる輪ゴムの物理学
輪ゴムは転がるとき、どのような形になるのだろうか?
研究者らはこのデータを元に重力、輪ゴムが曲がるのに加わる力、遠心力、輪ゴムの持つ剛性などを考慮しこの現象を分析したという。それによると、静止時に形状が保たれているのは輪ゴム自身の剛性と重力が均衡しているからであり、速度の遅い回転時にも重力によって輪の形状が保たれるという。しかし回転速度を上げていくと重力を上回る力が複数かかり、輪の形状が崩壊するということが分かったとのことだ。
2011-04-13[n年前へ]
■お手軽「地震検知器」を作ってみよう!?
東日本では地震が続いています。地震があまりに頻繁に起き続けると、「今世界が揺れているように感じるのは、地震のせいなのか、それともめまいのせいなのか?」といったことがわからなくなります。揺れに鈍感になる一方で、その逆に、小さな揺れをも敏感に感じ取る気持ちが育ってきますし、さらに船酔いのような変なめまいも続き、これは一体地震なのか・それともめまいなのか?と悩んでしまうのです。
そんな時には、「地震検知器」を作るのがお勧めです。身の回りにある輪ゴムやヒモを切り、その先にクリップなどの重りになるものを取り付けて、さらに周りの空気流の影響を受けないように(たとえばエアコンや送風機といった空調の影響)、その重り付きのヒモ(ゴム)をペットボトルの中に(フタを閉めるときにヒモの先を挟むなどして)ぶらさげるのです。
この地震計は、こんな風に動きます。「地震」がもし起きたなら、揺れるペットボトルに対して「中の重り」はそれまでと同じ動きをしようとしますから、ペットボトルに対して中の「ヒモ&重り」が相対的に揺れ動きます。それに対して、あなたが「めまい」を感じたとしても、ペットボトルの中の重りはそのめまいと全く関係がないわけで、ペットボトルの中のヒモや重りはピクリともしないハズ…というわけで、「地震」と「めまい」の区別がつくわけです。余震酔いに悩む人は、ダマされたと思って簡単お手軽工作をしてみるのも、お勧めかと思います。
せっかく「地震計」を作るなら、お手本写真のようにあなたがデザインした「ラベル」でも作って・貼ってみれば、なんと、あなただけのおしゃれな地震計を手に入れることができます。
透明なペットボトルとヒモ(のようなもの)と重りになるものを探して・手に入れ、紙に「地震計」とでもラクガキしてペットボトルに貼り付けてみれば、あなただけのデスクトップ地震計のできあがり、です。 余震が続く中「めまいと地震」を区別しかねているのなら、息抜きにこんな工作をしてみれば、少し楽しくなるかもしれません。
2014-06-06[n年前へ]
■「輪ゴムでバンジージャンプ!」をやってみたい人への実践的なアドバイス(作り方 編)
「輪ゴムでバンジージャンプ!」をやってみたい人への実践的なアドバイス(作り方 編)を書きました。
こうした計算をしてみると、冒頭でリンクした輪ゴムでバンジージャンプをされたこの動画の方たちは、使った輪ゴムがたった3000本では、それは絶対失敗するはずだ…ということがわかるわけです。30メートル飛び降りるためには、最低限150本の輪ゴムを直列に繋いだ上で、それを1000本束ねる=15万本の輪ゴムを使わないとダメ、という結果です。
2014-06-15[n年前へ]
■20億円あれば、輪ゴムで人工衛星を打ち上げられるかも!?
「輪ゴムでバンジージャンプ!」をやってみたい人への実践的なアドバイス(作り方 編)で行った計算を使い、日本から人工衛星を「輪ゴムで」打ち上げる時に、何本輪ゴムが必要になるかを(適当な打ち上げ装置を仮定して)計算してみました。その結果は、ざっと18号の輪ゴムが60億本あれば、人工衛星軌道にまで重量50kgの衛星を打ち上げることができる…という結果になりました。この計算は、空気抵抗を無視していたりするので、本当はもっと多くの輪ゴムが必要になるかとは思いますが、Amazonで共和 オーバンド 輪ゴムを買うなら(号数は違いますが…)、20億円+アルファがあれば、そのお金で買った輪ゴムで人工衛星打ち上げができる!ということになります。
いつか、20億円の燃料費を調達することができたなら、種子島宇宙開発センターに60億本の輪ゴムを持ち込んで、お手製人工衛星「輪ゴム1号」を打ち上げてみたいものです。…ちなみに、右上写真で約1万本の輪ゴムになります。
2015-12-27[n年前へ]
■指で乳を掴む触感を再現する装置」を「台所の○×△」で作ってみよう!
指で乳を掴む触感を再現する装置」を「台所の○×△」で作ってみよう!を書いた。
「自分の指先で女性の乳の触感を体感できる装置」となれば、欲しくてたまらない!と思う人は(男子に限らず)数え切れないほどいるはずですが、それが「日本の最先端の科学技術によって作り出された装置」ともなると、気軽に買って手に入れるわけにもいきません…。そこで、今回は、そんな男性みんな欲しくてたまらないはずの「女性の乳を指で触る時の疑似触感を再現する装置」を簡単に作ることができる、「大人の科学」テクニックを書いてみることにします。