2003-02-23[n年前へ]
■ブラジャー・カップ解体新書
オッパイ星人のJIS規格
ワタシは人知れずオッパイ星人と長い戦いを続けている。それはとても孤独な戦いではあるのだけれど、時にはワタシの正義の意志を理解し、ワタシと同じく地球を守ろうとする同士から貴重な助言をもらうこともある(たまに)。例えばそれは、「オッパイ星人達の母星はどうやら二重星らしい」という異星人に関する情報であったり、「はてなダイアリとあるポータルサイト」がオッパイ星人により作り出された疑いがあるという情報であったり、Bカップ好きは「好みとしては中途半端、そんなの微妙過ぎー」であるらしいという教訓や、動画解析の参考になるのではないでしょうか?という20MB弱のエロムービービデオ資料や、とにかく色々と参考になる助言を(たまに)頂く。
そんな助言の中でも特に興味深かった情報が、エージェントたまごさんが調査した「たまごのじっけん。(おブラ解体新書?)」というブラジャーのサイズに関する調査資料だ。たまごさんからの
一度、たった一度でいいので、(ブラジャーを)着用してみてください。そうすると、というアドバイスと共に紹介して頂いた「ブラジャーのカップのサイズはどのようになっているか」ということを調査した貴重な資料なのである。これが非常にワタシの戦いの参考になったのである。
「あー女のヒトって、たいへんなのね~」
「ココはもうちょっと…」
など、新たなコトに気づくはずです。世の中の男の人が、必ず一度ずつ着用すれば、
もっと色々な下着が生まれると思うんですけどね~
なにしろ、オッパイ星人と戦ってはいるのだけれど、実際のところオッパイを自らの胸に装備しているわけでもないワタシが「オッパイ星人の力学 -胸のヤング率編 - 」の戦いを始めた頃は、『胸のバスト直下の部分の胸囲= 「アンダーバスト」と、バスト部分の胸囲 = 「トップバスト」の差からブラジャーのカップサイズが決まる』ということすら知らなかったのである。そしてまた、ブラジャーのカップのサイズを知るために、ブラジャーのサイズを規定しているというJIS規格JISL4006 「ファンデーションのサイズ」を取り寄せて調べてみたりもしたのであるが、そこには単に『「アンダーバスト」と「トップバスト」の差からブラジャーのカップサイズが決まる』という程度の情報しか記載していなく、具体的なブラジャーのカップ形状について役に立つ情報がほとんど得られなかったのである。
仕方がないので、「胸のヤング率編」ではバスト形状として適当に「半球モデル」なんていうものを導入してみたわけであるが、それが果たして正しいのか否かですらこれまでワタシは皆目検討がつかなかったのである。ブラジャーのカップがそんな単純な形状だったりするかどうかは非常に疑わしいものだとすら思っていたのである。そしてまた、後の戦いである「オッパイ星人の力学第四回 - バスト曲線方程式 編 -」では 「水風船モデル」なんていうものを提唱してみたが、この「水風船バストモデル」から計算されるすごくハリのあるヤングなロケットバストなんて想像上の産物に過ぎないとすら思っていたのである。こんな突き出た楕円体みたいなバストなんか果たして存在するものだろうか?と自分でも疑問に思っていたのである。
赤:すごくハリのあるヤングな皮膚の場合 マゼンダ:普通のハリを持つ皮膚の場合 藍色:ちょっとハリの少ない皮膚の場合 |
しかし、「おブラ解体新書」の中にあるまどか(たまご)さんやリエンさんらによる
- 同一カップサイズ(A70, A75, A80, ...)では、アンダーバストが5cm増す毎に、カップ内側の直径が5mm増す。
- 同一アンダーバストサイズでは(A80, B80, C80, ...)では、カップサイズが1つ大きくなる毎にカップ内側の直径が5mm増す。
- つまり、アンダーバストが5cm小さくなり、カップサイズが1つ大きくなった場合には(ex.A80→B75)、カップ内側の直径は同じになる。
- 80cmAカップ
- 80cmEカップ
- 80cmIカップ
- 95cmAカップ,
- 115cmAカップ
そして、「おブラ解体新書」の中の重要な情報はそれだけでなく
- A70など、アンダーバストが小さくカップも小さい場合は、カップ深さがカップ半径に比較して小さい=扁平な楕円体バスト。
- A80とC70というような辺りでは、カップ深さとカップ半径が同じ=カップ内が半球
- D or Eカップ(アンダーバストサイズによりけり)以上の場合は、カップ深さがカップ半径に比較して大きい=ロケットバスト(突き出た楕円体バスト)
そして、こんな「おブラ解体新書」からの情報と
- ブラジャーのカップの容積や
- 75Gのブラのカップの深さが約10cm、90Dの深さが約8cmで、カップ底面の直径が75G、90D共に同じ15.5cm
今回挙げたのはワタシの戦いの毎日の一例に過ぎないが、ワタシのオッパイ星人との長い戦いを理解しワタシの戦いを助けてくれる同士からの情報を元に、ワタシはオッパイ星人と戦うための研究を日々続けているのである。それも全て、そんなワタシの正義の意志を理解してくれる人が(数少ないながらも)いるからなのである。
ところで、まどか(たまご)さんの「おブラ解体新書」のリンクページの「hiraxさん、かなりのおっぱい星人です」という一文はなんでしょね?ワタシは地球人でオッパイ星人じゃないっていうのに…?いや、ワタシの目の錯覚かな…?あと、
オッパイ星人なひらばやしさん、ってなんでしょね…。あのですね…、本当にワタシの正義の戦いを判ってくれてます…(涙)?オッパイ星人はワタシじゃないっっていうのに…。
眺めたり、撫でたり、はずしたり、かぶったりするだけでなく!
ぜひいちど、(ブラジャーを)着用してみてください
2003-02-24[n年前へ]
■大きい例が単純なので…
麗美さんからトップバスト表記になっているのではないか、というツッコミ。というわけで、そのフォローを。
ブラジャー・カップ解体新書で書いてあるブラジャーのサイズ表記もアンダーバストベースになっています。では何故80cmなんていう大きなものを例にしているかというと、数値基準としてここの研究報告で使われている大きめのブラジャーを採用してみたからなのです。
また、もうひとつ理由があって、いくつかの資料を読む限りでは、アンダーバスト70cmのAカップといった辺りではまだ「半球カップ」に達していない可能性が高く、グラフに表示した場合どうも比較しづらいな、話が複雑になるな、と考えたので大きめのサイズを例に用いてみたというわけです。
というわけで、大きい例を採用はしましたが、ブラジャーのサイズ表記はアンダーバスト表記になっています。
2004-02-03[n年前へ]
■続Google Adsenceでコンテンツ診断
ハイ、昨日の話の続きです。「ミニスカートの幾何学」ときたら、次はもちろん「オッパイ星人の力学」ですよね。試しに、どんな広告がこのページに貼られるのかを調べてみました。その結果がこんな感じです。
「つけるだけで8cmアップ」…「着続けると自然にサイズアップ」…胸の大小なんて気にしてはイケマセン。たかが8cm、されど8cmなんでしょうかねぇ?とりあえず、それを気にするのはオッパイ星人だけで良いと思うのです。AAカップでもAでもBでもCでも、いいじゃないですか、胸の大小なんて。と、私が言っても説得力に欠けるでしょうか?そうですか、欠けますか…。オッパイ星人じゃないんですけどねぇ、私は。
それにしても、大胸筋を鍛えて8cmアップって、それはマッチョになって大胸筋が太くなって、アンダーバストが大きくなるだけだったりしないでしょうか?80cmのAカップから88cmのAカップに8cmアップ…とか。…いや、そんなことはないですよね、きっと。別に筋肉マッチョを目指すブラじゃないでしょうからね。きっと…。
おやおや、「家庭用豆乳器」と「幻の大田原牛」なんていう広告も貼られています。「豆乳」「究極で最高の牛肉」も単独で聞くと良い響きですが…、それが「オッパイ星人の力学」に貼られたとたんに何とも深い広告に早変わりです。Google Adsenceの意図はなんとも深いです。「その豆乳ってどんな乳だぁ」とか、「究極で最高の牛肉ってやっぱりアレですか、ホルスタインですよね、つまりアレですよね」と聞きたくなるような、なんとも微妙な意図を感じます。SMAPのおかげで良い響きとなった「オンリーワン」のフレイズも「オッパイ星人の豆乳」になった途端…少し曇ってしまう気がするのは私だけでしょうか。
さてと、最後の広告は「心と英語の体験型ワーク」です。これが「オッパイ星人の力学」に貼られるわけです。「どんな体験」でしょうか?どんな「心と英語」でしょうか?先着20名なら、私も是非応募してみたいものです。「夢の実現」オッパイ星人との異文化コミュニケーションを体験型でぜひぜひしてみたいものです。あくまで、異文化コミュニケーションとしてですけどね。オッパイ星人じゃないですから、私は。
はい、もちろん、まだまだ続きます。
2004-02-04[n年前へ]
■続々Google Adsenceでコンテンツ診断
昨日のさらに続き、です。「ミニスカートの幾何学」「オッパイ星人の力学」ときたら、今度は男の深刻な悩みと物理学の統一理論を作ろうと試みた大作「毛髪力のガウスの法則」に広告を貼り付けたら一体どうなるのか、さてさて見てみることにしましょうか。
…そのものズバリの広告が多すぎて、コメントするのもシンドイです。「毛髪の悩み」「抜け毛」「抜け毛大丈夫?」そしてさらには「増毛ドットネット」とまで言われたら、もうクリックするしかないに違いありません。抜け毛の悩みを抱えるワタクシとしては、返す言葉もありません。気分が滅入ってきたので、コメントするのは…止めておきましょうか。
さて、男の悩みパート2と言えば、やはりアレ、「しょんべん小僧」の物理学 逆風編には一体どんな広告が貼られるのでしょうか?
まずは貼られる広告は、「アデランスの抜け毛の悩みチェック」です…。やはり、男の悩みの真実を見抜いているのでしょうか?一見、「しょんべん小僧」と「抜け毛」だなんて関係なさそうに見えて、実は「男の悩み」繋がりで関連性がとても高い広告かもしれません。やはり、Google AdSence恐るべし、です。
と、思ったら「ブラジャーカップ」なんて広告も貼られています。「しょんべん小僧」に「ブラジャーカップ」…?いや、追求するのは止めておきましょうか?あまり考えすぎるのは体に毒ですし、下手して18禁サイトになってしまったりしたら困りますからねぇ。いや、もう遅いという話もありますが。
おやおや、一体何でしょう「つけるだけで8cmアップ」って?あぁ、そうですよね。バストの話ですよね。いや、一瞬アレにアレして8cmアップなのかなんて思っちゃいました。「つけるだけで8cmアップ」だなんて、たかが8cm、されど8cmですからね。いや、そんな想像はおいておいても、なんで「しょんべん小僧」で8cmアップなんでしょうねぇ(しかも実はバスト)?実に実に奥深いですねぇ、Google AdSence。
さて、最後に貼られた広告は「チタンアクセサリー」です…。一体、「しょんべん小僧」のどの部分にチタンアクセサリーを着けさせようっていうんでしょうね?チタンパワーをドコでどんな風に発揮させようというのでしょうか?「しょんべん小僧」がチタンの魔力で「大艦巨砲」になったりするのでしょうか?恐ろしい話です。
さて、なんだか話がヘンな方に進んでしまったので、この話は明日で終わることにしましょう。ということで、続きは明日の最終話、です。
2004-02-14[n年前へ]
■アダルトビデオの科学 今日のトリビア 編
横揺れ縦揺れ 2.5ヘルツ
「アダルトなモノ」が新しいテクノロジーを牽引することは多い。アダルトビデオにより牽引されたVHS規格のビデオや、エロサイトにより牽引されたインターネットの拡大を筆頭にして、そんな例は数多くあることだろう。もしかしたら、ブロードバンドの恩恵を多く受けているのだってアダルトビデオの配信だったりするのかもしれない。現に、「-ソフトオンデマンド-なんて検索」をかけると、検索結果はほとんど全てがアダルトビデオの配信サービスだったりする。
そんな風に、アダルトビデオが、VHSビデオやブロードバンドといった新しいテクノロジーに与えている影響はとても大きい。しかし、そんなアダルトビデオに対し、科学の目が向けられることは滅多にない。科学の世界ではアダルトビデオはほとんど取り扱われない。アダルトビデオは学問の世界では無視されているのである。科学の世界ではアダルトビデオは裏(ウラ)モノ扱いされているのである。
しかし、どんなものにも表の側面もあれば、裏の側面もある。表の側面しかないのは映画のセットくらいなもので、それではあまりにも嘘くさい。確かに、アダルトビデオは裏ものであるかもしれないが、表の側面にのみ光をあてて裏の側面は写さないというのであれば、そこに写る世界はとても平面的な嘘の世界でしかないに違いない。科学の世界で、アダルトビデオを取り扱わないというのは何だか少し面白くない。そこで、今回はアダルトビデオに科学の光をあてて、「アダルトビデオの科学」を考えてみることにした。
まずは、何はともあれ材料が必要だというわけで、15秒程のアダルトビデオのサンプルビデオを(アダルトビデオメーカーのWEBサイトから)手に入れた。タイトルは「○@△!@の$%*!」と「*@%!な△×%$!」というもので、それらのビデオの「ジャンル」は「ハード」と「巨乳」というように分類にされていたものである。とりあえず、その二つを選んだのにはもちろん理由がある。私の趣味で選んだというわけでは、「残念ながら」ない。次に行う解析には「ハード」というジャンルのビデオがおそらく向いているだろう、と私が(自分の好みは別として)判断したことが一つ、そして、「巨乳」というジャンルは間違いなく「オッパイ星人の科学」にも役立つだろう、と(これも自分の好みは別として)判断したからである。
材料が揃ったところで、さっそくアダルトビデオの画面の中のモノたち(つまりは俳優達だ)がどんな風に動いているかを解析するソフトウェアを作ってみた。いや、もちろんアダルトビデオでなくても構わないし、もちろん男優と女優達でなくても構わないわけであるが、今日のお題は「アダルトビデオの科学」であるわけだから、アダルトビデオの中の俳優達が画面がどんな風に動いているのかを解析するソフトを作ってみたのである。そして、とりあえず各15秒のアダルトビデオ二本における横揺れ縦揺れ速度の変化を解析してみた結果がしたのグラフである。青い線が横方向の揺れの速度で、紫色の線が縦方向の速度になる。
ジャンル:ハード |
このグラフを見ると、おぼろげながらそれぞれのビデオの特徴が見えてくる。例えば、ジャンル「ハード」のビデオではなんだか青い線の方が大きい動きを示している、つまり、横方向の動きが縦の動きに比べるとずいぶんと大きそうだ、なんていうことがわかる。もちろん、それはあくまで平均的な速度の話である。だから、その「動き」というものが、男優の動きなのがあるいは女優の動きなのか、あるいは、他の何かなのかは判らない。しかし、とにかくジャンル「ハード」なビデオ「○@△!@の$%*!」では横方向の振動が大きそうだなんていうことが判る。
また、ジャンル「巨乳」のビデオの方を眺めてみると、こちらの方は紫の線の方が大きそうだということが見えてくる。つまり、ジャンル「巨乳」のビデオ「*@%!な△×%$!」では、縦方向の動き(振動、揺れ)の方が横方向の動きよりも大きいようだ、ということが見えてくる。もちろん、その縦方向の動きというものが、男優によるものか女優によるものかは判らないが、あくまで画面内に写っている対象物は「巨乳」のビデオにおいては縦方向に大きく揺れている、ということが判るわけである。
そんな縦と横の動きの関係がもう少し判りやすいように、サンプルビデオの画面平均速度をX-Y平面(「横方向速度-縦方向速度」平面)に描いたグラフを描いてみることにした。そうすると、縦の動きがあればX-Y平面内では縦に動くし、横の動きがやはりX-Y平面内で横にプロットが動くことになり、見て判りやすいグラフになる。まずは、15秒の間に各アダルトビデオの画面が一体どんな風に動いているか(揺れているか)をプロットしてみよう。
このグラフは明らかに各ビデオの特徴を表している。まず、ジャンル「ハード」なアダルトビデオでは、ほとんど横揺れ(振動)だけ発生?していないことがわかる。そして、ジャンル「巨乳」なアダルトビデオでは縦揺れ(振動)の方が若干大きく、もう少し複雑な揺れ方を示していることも見てとれるのである。
といっても、このビデオは販売促進用の15秒間のプロモーションビデオであり、何回か場面も変わってしまっている。つまり、複数のシチュエーションが混ざってしまっている。そこで、単一のシチュエーションのみ、各ビデオにおけるクライマックス(?)部分の五秒間のみで、画面の平均速度をX-Y平面に描いてみたのが次のグラフになる。
こうなると、各ビデオの特徴が明らかになる。「ハード」なビデオ「○@△!@の$%*!」では画面内で横方向に実に単調な往復運動(ピストン運動)が繰り返されており、ジャンル「巨乳」なビデオ「*@%!な△×%$!」では基本的には縦揺れ、だけどグルングルンとなんとも微妙なリサージュ図形が画面内で描かれていることがわかる。「オッパイ星人の力学」で数多く計算した結果、例えば、Gカップバストの揺れる動きを思い浮かべてしまうような。リサージュ図形が描かれていることが手に取るように(残念ながら手に取れないけど)見えるのである。
こんなグラフを眺めていると、アダルトビデオの中の「ハード」な単調振動とは一体どんな振動なんだろう?とか、「巨乳」ビデオのなんとも微妙なリサージュ運動って一体どんな揺れなんだろう?という疑問が当然湧いてくるハズである。どのくらいの速さで揺れているのだろう、とかその揺れの振動の周波数はどうなっているのだろう、なんていう素朴な疑問が湧いてくるはずである。科学の興味(エロの興味だけでなく)が湧いてくるハズである。
そこで、それを調べるために時系列周波数解析をしてみたのが、次に示すグラフである。それぞれのアダルトビデオの支配的な振動、つまりジャンルが「ハード」のビデオの方では横方向の振動、ジャンルが「巨乳」のビデオでは縦方向の振動に対して、モルレーのウェーブレットを用いて連続ウェーブレット変換をかけて、どんな振動が刻々生じていたかを調べてみたのである。
元々は石油探査のために振動波の解析のために、つまりは「地面の中に隠れている石油」を明らかにするために考えられたモルレーのウェーブレット解析なのではあるが、使い方を少し変えてやればアダルトビデオの画面中に見え隠れ(モザイクもあるし)する男優や女優」の解析を行うことだってできるのである。そんな使われ方を見るとモルレーは嘆き悲しむかもしれないが、アダルトビデオの(モザイクもある)画面中に見え隠れする男優&女優」の動きだって明らかにすることができるのである。
というわけで、下に示すグラフは横軸が約15秒間の時間を示している。そして、縦軸は生じている振動の周波数を示し、色はその周波数の信号の強度を示している。つまり、時間をおってどんな周期の振動が生じているかを示したグラフなのである。
すると、例えばジャンルが「ハード」なビデオでは、前半は約2.5ヘルツ(一秒間に2.5回の往復)の規則的な横揺れ運動が生じていることがわかる。そして、後半は(疲れがでたのか)少しばかりペースが少し落ちて、約1ヘルツ(一秒間に一往復)の横揺れに変わっていることが判るのだ。もちろん、別にそれは男優が疲れたわけでも何でもなく「ただ単に場面転換したから」という可能性もあるわけではあるが、ここでは疲れのせいと勝手に決めつけておくことにしよう。
次に、「巨乳」ビデオではどんな周波数の動きが生じているかを見てみよう。すると、前半は5ヘルツ(一秒間に5往復)くらいの縦揺れ振動が生じ、中盤から後半にかけてはやはり2.5ヘルツくらいの縦振動が続いていることが判る。一秒間に5往復というとずいぶんと速いし、解析結果のグラフを見るとそれほどその振動のパワーは強くない。すると、おそらく俳優の体の全体でなく一部(それがドコかとは言わないが)の振動が生じているのだろう、と推測されるのである。つまりは、体の一部が共振して揺れているのであろう、と推察されたりもするのである。
というわけで、今日の「アダルトビデオの科学」が贈る「アダルトビデオのトリビア」はこうなる。
アダルトビデオのジャンルが「ハード」の場合には、男優と女優の動きは単調な横揺れで、縦の揺れはほとんどない。そして、その「横揺れ」はおよそ一秒間に2.5往復くらいであるが、俳優達もやはり人間、疲れのせいか後半はスピードは落ちて一秒間に一往復程度になる。
一方、ジャンルが「巨乳なビデオ」の場合には縦揺れが大きく、グルングルンとリサージュ回転運動も頻繁に見られる。そして、その速さは速いときには一秒間に5往復ほどであるが、やはり後半は一秒に2往復ほどのスピードまでクールダウンする。
「アダルトビデオの振動方向はジャンルによって違うが、一秒間に2.5往復ほどである」