2006-10-20[n年前へ]
■"We must change to remain the same."
from n年前へ.
変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない。"We must change to remain the same." まさに、逆説的な真理であり、人類の歴史をみても、長期にわたり繁栄した国は、例外なく自己の改革を怠ってはいません。「能力とは "can" ではなく "do" である」と申します。
その論理が「正しい」か否かとは無関係に、クールビズやウォームビズはビジネスとして成り立っているようである、つまり巡り巡って人の生活維持に役にたっているようだ。
2007-08-17[n年前へ]
■永井ペンギン博
(FM STATIONの表紙や山下達郎のFOR YOUのジャケットは鈴木英人が描いていたが)大滝詠一・山下達郎・伊藤銀次・佐野元春・杉真理らによるナイアガラトライアングルのLPジャケットを描いていたのは鈴木英人ではなく永井ペンギン博だった、と教えて頂きました。
A面で恋をして…ドーナツ盤の上であの時代に流れていた"共有"印象が、あんな近代的な版画で表されるようなイメージだったのでしょうか。
2008-12-05[n年前へ]
■西岡常一 「木のいのち木のこころ 天」
「木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫)」(あるいは「木のいのち木のこころ〈天〉」)は本当に貴重な必読書だと思う。斑鳩大工の西岡常一が語った言葉を塩野米松が書いたこの本には、本当に色々な形の、それでいて重い言葉が詰まっている。
時代は科学第一になって、すべてが数字や学問で置き換えられました。教育もそれにしたがって、内容が変わりました。「個性」を大事にする時代になったといいますな。
しかし、私たち職人から見ましたら、みんな規格にはまった同じものの中で暮らしているようにしか見えませんのや。
近くの図書館の蔵書にこの本が入っていたならば、迷わず借りて読んでみるといいと思う。とても高い密度の真理が、きっとこの本には詰まっている、と思う。そして、折に触れてこの本に書かれている「たくさんのこと」を何度も何度も読み返したい、と思ったなら自分のものとして買ってみると良いと思う。
木そのものが精密やないんですから精密機械は無駄ですな。そのとき精密に削っても次の日には狂っていますやろ。
少なくとも、技術者になりたいと思っている人は、けれどこれまで読んだことがなかったというような人は、読んでみるといいと思う。絶対に、そう思う。
2009-09-14[n年前へ]
■「作る」と「時間」と「葛藤」と
橋本治の「人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書) 」の「産業は、人にどのような間違いをもたらすようになったか」から。
「作る」という行為は、葛藤の中を進むことなのです。「ものを作る」という作業は葛藤を不可避として、葛藤とはまた、「時間」の別名でもあります。
簡単な真理とは、「いいものは簡単に作れない」で、「時間をかけて作られたものは、それなりに”いいもの”になる」です。
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