2008-08-04[n年前へ]
■「1秒間に2回の運動は”エンディング”近く」の法則
どんな業界でも「その業界のプロには”見れば”わかる」ということがある。
AV業界の監督さんが「HカップかJカップかは"一目見れば"わかる」と言っていた。計測器も真っ青の「プロの目」だなぁ、と感心させられた。そして、AV業界と言えば、編集者が書いていたこんな言葉にも驚かされた。
ちなみに、一秒間に2回の運動は結構激しいですから、そういう動きを横目で見るだけで「あぁ、エンディングが近いんだ」とわかります。ビデオ画像を一目見ただけで、そのビデオのコンテキスト(文脈)解析をして、「今目に入った場面が」全体のどこに位置しているかを一目瞭然に判断しているわけである。まさに「プロの目」である。
以前「アダルトビデオの動画解析」をしたことがある。この時は15秒間の動画からオプティカルフロー(動き)を解析したのだが、全編に渡って動画の動きを解析し、ビデオのコンテキスト(文脈)解析をしてみるのも面白いかもしれない。もしかしたら、すでに「オプティカルフロー計算→コンテキスト解析解析→スクリーンショット作成」といったフローがアダルトビデオサイトのバックエンドでは動いていたりするのかもしれない。
今度、「1秒間に2回の運動は”エンディング”近く」の法則を使った”スクリーンショット作成”WEB APIを試しに作ってみることにしようか。
2008-11-09[n年前へ]
■"What Happens in Vegas"
少し前、"What Happens In Vegas"(「ベガスの恋に勝つルール」)を観ました。決してA級の映画ではなく、それほど時間が経たないうちにタイトルを忘れられてしまうB級映画なのかもしれません、・・・けれど、面白い映画でした。ひとことでストーリーを表現してしまうと、主人公(キャメロン・ディアス演ずる)ジョイとジャックを中心に繰り広げられるラブコメディ、というものになってしまうのでしょう。しかし、同時に、何かふと考えさせられる、そして、そこで感じたこと・楽しんだことが湯冷めしないままに記憶(けれど、記憶の底)に残るような映画でした。
Ultimately, Jack and Joy discover and identify each other's admirable and loving traits. ・・・ Using a gambling metaphor, Jack tells Joy, "You bet on me and you made me want to bet on myself."
(from here.)
ジャックが、スロット・マシーンでジャック・ポット、それはまさにジャックの場所です、を当てたことから始まるストーリーは、(些細だけれどもとても的確な異性間の違い・他者への過剰な意識と自分の可能性を信じることができないといったこと・他者と自分の間で自分が自然に立つことができる場所といったものを、スクリーンに自然に浮かび上がらせるように思います。“What happens in Vegas, stays in Vegas” そんなラス・ベガスのキャッチフレーズとは違い、ラス・ベガスでの出来事がラス・ベガスでで終わらずに、その後も続くのです。
エンターテイメントとして誇張されて描かれてはいたとしても、スクリーンに映し出されている男女の姿、現代の等身大の男性と女性の姿そのままだと思ったのです。
"I'm really interested in stories about finding love or getting to know someone through dysfunction or adversity," says screenwriter Dana Fox. "I first came up with this story about two people who strangely get to know each other while divorcing. Around that time, I kept hearing the phrase 'What happens in Vegas, stays in Vegas' and thought, if it wasn't already taken, it would make a great title for a film.
(from here.)
2008-11-21[n年前へ]
■「ニューシネマパラダイス完全版」と女と男
20年前に作られた映画「ニューシネマパラダイス」を、何度目になるのかわからないけれど見ました。見たのは、劇場版でした。エンディング近くでは、完全版で描かれた風景を思い浮かべながら、これも何度目かわからないくらいに泣いてしまいました。
この映画は本当に男性泣かせの映画だと思っています。どうして、男性泣かせだと感じるかというと、女性にはきっと「当たり前」のことが(特に完全版では)描かれていて、そんな当たり前のことが、私たち男にはわかりづらいからなのかもしれない、と想像しています。だから、その当たり前のことに泣くのかもしれない、とふと思います。
この映画は手に入れた者の映画ではない。手に入れることができなかった人間の映画だ。
しかし大多数の人間は何かを失って生きてきた。むしろその離別や喪失の後にその場所に固執せずに、いかに歩みを進めることができるかが、人の成長ではないか。この映画はそれを淡々とつづっているような気がする。
from ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディション [DVD]
エンディングシーン、エンディングロール、そして、 その間にはさまれる"FINE"の文字は、劇場公開版と完全版では、ずいぶんと違う印象になります。エンディングシーン、エンディングロール、その間の"FINE"の文字、そのどれも強く否定のしようのないものに変わります。
もしも、20年前に映画館でニューシネマパラダイスを見た人がいたら、20年の時を経て、またもう一つ別の物語を完全版で見ると・・・また違うものが見えてくることと思います。ラストシーンでスクリーンに映し出されるフィルムと、そのフィルムを見る主人公の表情を見ながら、そんなことを考えたりします。
2008-12-02[n年前へ]
■"Win32GuiTest.exe"で「Windows操作を再現するRubyスクリプト」を自動で作る
PerlでWindowsのGui操作を記述することができるライブラリ Win32::GuiTest を Ruby に移植した Win32GuiTest クラスをバージョンアップし win32GuiTest.rb として、ここに置きました)。変更点の一つめは、"pushButton" ""pushChildButton" "sendMessage" "postMessage" "getTopWindow" といった関数を増やしたことです。
そして、もう一つが「マウスイベントとキーボードイベントをフックし、得られたマウス操作やキーボード操作を Perlのソースコードとして保存してくれる」"Win32-GuiTest Recorder"(ここに Recorder.lzh としてコピーを置いておきます)が出力したPerlのソースコードをRubyスクリプトに変更する処理を、クラスメソッドとして実装したことです。たとえば、
require 'win32GuiTest' Win32GuiTest.convertPerlScript("pl.pl")といったコードを書けば、"Win32-GuiTest Recorder"が出力したPerlスクリプト"pl.pl"をもとに、Rubyスクリプトが出力されます。(たとえば、pl.plを変換した結果がpl2rb.rbになります)。
これで、PerlユーザだけでなくRubyユーザも(とはいえ、きっとPerlを使うことができる人はRubyも使うことができるだろうし、Rubyを使うことができる人はPerlも使えるだろう・・・と思っているのですが)、"Win32-GuiTest Recorder"を使ったWindows 操作のスクリプト自動生成のありがたみを味わえる、ということになります。
ちなみに、"Win32-GuiTest Recorder"の設定は、ダイアログのチェックボタンを下に示したスクリーンショットのように(とりあえずは)ユーザが処理した待ち時間やウィンドー情報を保持しておくのと、後で便利でお勧めです。
2010-12-22[n年前へ]
■手のひらサイズのバッテリ駆動モバイルプロジェクタ
バッテリー & スピーカー内蔵のミニUSBプロジェクター 400-PRJ008
充電はUSBポート経由で行い、約3時間で満充電となる。連続再生時間は約40分(動画再生時)。スクリーンサイズは4〜42インチに対応し、投射距離は 0.2〜2.0m。microSDカードに対応しているので、デジカメで撮ったばかりの写真をすぐに投影することができる。
解像度は320×240ドット、アスペクト比は4:3、明るさは7ルーメン、コントラスト比は200:1、インタフェースはUSB 2.0だ。付属品として、折りたたみ三脚、充電・データ通信用USBケーブル、128MBのmicroSDカードが付く。対応OSは、Windows XP/Vista/XP。外形寸法はW86×D54×H13.8mm、重量は77g。
「サンワダイレクト、バッテリ駆動で手のひらサイズのモバイルプロジェクタ」