2000-11-13[n年前へ]
■WEBサイトでMONOPOLY
これも一つのリンクページ
先日、ZDNet Japanを眺めていると面白い記事があった。ボードゲームの「モノポリー」にドットコム版ができたというのである。
- 「モノポリー」にドットコム版( http://www.zdnet.co.jp/news/0011/06/monopoly.html )
- Monopoly ( http://www.monopoly.com/dotcom/dotcom.html)
ところで、「モノポリー」というのは実に酷なゲームである。お金を奪い合い、お金が無くなったプレイヤーは容赦なく破産させられるのである。金が乏しくなってきて、もう他人に払うお金の持ち合わせなんか全然無くて「オレは別にここでこのままじっとしていたいんだぁ。」と言っても、そんなことは許されず強制的にサイコロを振らされるのである。そして、勝手に旅をさせられてわけのわからない場所に移動させられたかと思うと、「あっ、そこオレの場所。ホテルがあるから300ドル払ってね。」となるのだ。オレはただこの道ばたでじっとしていたいだけなのに、何でサイコロを振らされて、しかもオマエのホテルに泊まらアカンねん!と泣き叫びたくなるのである。オレは金なんか持ってないから、そんなグルグル高そうな場所を旅する余裕なんかないの!と言っても他人はただ笑うのみなのだ。
ヒドイ話である。ほとんど、「金なんか別にいらないよ。」と言っているのに勝手に金を貸して、しかもバブルが崩壊したら強引に金を取り立てはじめるどこぞの国の銀行のノリである。
「7並べ」くらいでも泣く子供(それは昔の私。親戚が集まるとよくこの話になり、今でも泣きたくなる。)もいるというのに、「モノポリー」なんかやった日にはもう子供が人間不信になることは間違いない。ハッキリ言って、「モノポリー」で涙をこぼして写真を撮られた大学生を私は何人も知っている。イナかっぺ大将の「風大左エ門」のように両目からボヨ〜んと涙をこぼす大学生の写真だって私の手元にはあるくらいだ。
そう言う感じで「モノポリー」はあまりにも子供達には酷なゲームなので、純粋で(少なくとも勝負には)可哀想な子供達と「モノポリー」をやるときには、銀行係になった私はいつも救済のためのお金をばらまいてしまう。つまり、お金が無くなりそうな子供が出そうになると、「日本銀行から、ボウナスが出たぞぉ!」と言いながら、みんなにお金をバラまいてしまうのである。確かに、泣きそうな子供はいなくなるではあるが、何故かそのあとオソロシイほどのインフレが襲ってくるのである。先ほど、どこぞの国の銀行に皮肉を書いてしまったが、少なくとも、私にはツブれそうな会社にお金をバラまくどこぞの国の大蔵省を怒る資格は無さそうである。子供達と「モノポリー」をやるときには、私も全く同じコトをしているのである。
ところで、「モノポリー = MONOPOLY」はといえば市場(ゲーム上では場所だけど)独占をして、お金をもうけるゲームである。WEBサイトの世界でも同じように「独占」という状況はあって、
で書いたように、「インターネットのほとんどのアクセスというものは、ごく少数の特定のサイトへのもの」なのである。ごく少数の大手サイトによってほとんどのアクセス数は独占されているのである。まだ普通の商売であれば独占禁止法( Antitrust [Antimonopoly] Law)があるのだが、WEBサイトへのアクセスではそんな独占禁止法なんかあるわけがない。なので、WEBサイトを冠するドットコム企業の独占を狙う「モノポリー」ドットコム版というのはとても当たり前で自然なのである。
というわけで、「モノポリー」ドットコム版を私はとても面白く感じたので、そのHIRAX.NETEditionを作ってみることにした。つまりは、ただの私のリンクページなのであるがまぁちょっとデザイン的に変わっていて面白いのと思うのは私だけだろうか?
それでは、振り出しからこれらのサイト達の紹介をしていきたいと思う。まずは、WEBでショッピングをしよう。というわけで、ぷらっとホームと秋月電子通商である。ここで電子部品や面白グッズ・ソフトを揃えたら、お次は私の巡回コースの基本である技術系サイトである。今日の必ずトクする一言・Fast& First・突撃実験室と廻ってみよう。
さて、牢獄を眺めながら次は情報サイトを廻ってみよう。というわけで、お笑いパソコン日誌・MAQ?MAK?MAC!・ZDNetNEWSだ。最後のヤツだけ個人サイトではないが、今回の情報源でもあるし一応入れてみた。
そして、お次は続・技術系(LabVIEW・電子工作編)というわけで、LabVIEWinfo sharing・えるむ・CyberWorkShopである。最初のは同業ライバル社の方というところに親近感を持っていたりするのだ。CyberWorkShopはもう永久に更新が無さそうなところがとても残念である。
そして、パーキングを経由して「読み物サイト」へ行こう。寂しいことに更新が停止したままのちゃろん日記(仮)・もう本気で感情移入せざるを得ない我妻との闘争・そしてこの我妻サイトの弟子サイトでもある乳から息子に宛てた手紙である。
そして、次は「理系文系ごっちゃまぜ読み物」である。まずは、本来こんなところに登場する資格はないのだが、本人のサイトということで強引に登場させた「できるかな?」・「僕が作る僕の可能性」という言葉も私は大好きなボクテレビ・そして、トンデモ系の推理を作るのは大変だろうなぁとつくづく思わざるをえないHMRだ。
そして、最後のコーナーを曲がって次は時事エッセイ日記だ。まずは、ワイドショーの奴隷・麗美のぷらぷら日記である。理系風ワイドショーという感じが面白いところである。そして、何故か場所の関係でここに配置されたデザインの一つの理想たるげんれい工房・言霊参上(ことだまさんじょう)だ。
そして、最後の二つ、つまりゲームの「モノポリー」で言えばここに止まったら大変だぁ、という場所はもちろんWEB噂の真相と2ちゃんねるである。ここで自分と関係する情報などを見かけてしまうと、実際の所結構ビックリするものである。
もちろん、私の巡回サイトといいうのはここに挙げたものだけでなくて、こっそり覗いているサイトは多々あるわけだ。しかし、そういうところはとりあえず、秘密である。
さて、本当の「モノポリー」ならともかく、今回のWEBサイト達はいくら泊まろうがお金を取られたりはしない。もちろん、一部のサイトでは広告くらいは表示されるかもしれないが、間違っても「あっ、ここオレのサイト。ドメイン維持のために300ドル払ってね。」ということはないハズである。だけど、時間だけはタップリ奪われてしまうかもしれないから、そのつもりで。
2002-06-25[n年前へ]
■Charades
A game in which words or phrases are represented in pantomime, sometimes syllable by syllable, until they are guessed by the other players.「DNA」ってどう表現するのよ?
2003-07-26[n年前へ]
■好きになった女性のすてきな笑顔で
DNAは4つの分子から組み合わさっていて、その配列のパターンはじつはものすごい数になる…。好きになった女性のすてきな笑顔をみるたびに、それがDNAの膨大な組み合わせのなかのたったひとつの結果であるということに、「あぁ、ほんとよく組み合わさってくれたなあ」と、思います。from heliumさん。
2004-01-19[n年前へ]
■ある夜灯台が
そういえば、去年の年末近いある夜に「日本海沿いの灯台が土台だけを残して消失してしまった」という不思議な事件があった。もちろん、そんな話を聞くとブラッドベリあるいは萩尾望都の霧笛を思い出すわけです。海の底から、「千マイルもの向こうの二十マイルも深い海底から百万年もの時を経てゆっくり目覚めたもの」が灯台の霧笛に呼ばれてやってきて、そして、霧笛の途絶えた灯台を壊してしまった、という霧笛を思い出すわけです。
霧笛と言えば、このリンク先の批評はなかなかに読み応えがあります。もし、ブラッドベリや萩尾望都の霧笛、あるいは萩尾望都や野田秀樹の半神を好きであれば、読んでみることをお勧めします。
これまでぼくはずっと、たったひとつの音を発し続ける装置について考え続けていた。あらゆる海、あらゆる時間、あらゆる霧の中を押し分けて、剥き出しのまま届きぼくのなかに響く声、…引き剥がすことのできない声を発する装置。「霧笛」だ。 萩尾望都・野田秀樹の戯曲「半神」には、「霧笛」のある一部分が引用されていて、交錯するこのふたつのテクストは、まるで「霧笛」のなかの灯台とそれに相対する怪物の声のように、それぞれぼくの霧の中で深い孤独のうちに呼応しあっている。「半神」は孤独、決定的なひとつの不在を生きること、について描き、「霧笛」はその孤独な他者へ呼びかける声の乗り越えられなさを描いていると言っていいかもしれない。ともかくどちらも、深い愛についての話だ。こんな「何かに対する見方の一つ」を与えてくれて、しかもその見方から見える世界が「とても深い世界」になっているというのは、とても素晴らしい批評だと思う。元の何かに対する価値を高めてくれる批評というものは、実に素晴らしい批評だと思う。
演劇「半神」の中には「1/2+1/2=2/4」という螺旋方程式が出てくる。「1/2+1/2=2/2」ではない。「1/2+1/2=2/4」であって、その答えは割り切らなければならないがために、その結果は「1/2+1/2=2/4=1/2」となる。スフィンクスの問いを踏まえて言えば、その螺旋方程式の答えは「一人+一人=一人」になる。シャム双生児を別れさせたならば、その結果は一人だけしか生き残ることはできないということ。あるいは、DNAの二重螺旋の二本の鎖がいくら絡み合っても、結局のところ決して交わらないということ。だけど、やはりそれでも左辺のように足し算をしたくなるということ。そういった色んなことを示しているようにも見える。もっと、シンプルに言ってしまえば、いやそれが「1/2+1/2=2/4」という数式になるのか。
そんなわけで、もう少し引用しておこう。
眠りを呼びさます、その場所から引き剥がす「声」なじんだ場所、体の張り付いてしまった所から引き剥がされることは、快楽でありながら 時として耐え難い痛みを伴うものだ。まして「百万年も待っていた」なら、なおさらのことだ。しかし目覚めないわけにはいかない。「声」が届いた、あるいは届けられてしまったのだから。 彼は深く沈んだ海の重み、強い耐え難さの中を耐えながら上昇してくる。「一時間ごとに数フィートずつ昇っては、ゆっくりとその体を慣らしたあげく、やっと水面に近づいても生きていられるようになる。だから、水面へ出るまでに三ヶ月はたっぷりかかり、さらに、それから灯台まで冷たい海を泳いで何日もかかる」 そして破壊のあとに、怪物は鳴く。灯台はなくなってしまっていた。百万年の向こうから怪物に呼びかけていたものはなくなってしまったのだ。言うまでもなく、ここでは怪物における不在、かつて「存在したが(今では)なくなってしまったもの」という存在が、彼の声帯に繋がれているのだ。
2004-08-23[n年前へ]
■Discovery CHANNEL STORE
色んな科学オモチャがあってとても楽しめそうなDiscovery CHANNEL STORE. 遠心分離機や染色剤まで揃っているというDNA Explorerキットや立体太陽系モデルなどの面白そうなものが揃っている。 from Do you think for the future?