hirax.net::Keywords::「仕事」のブログ



2005-07-14[n年前へ]

「過去」の長さと同じだけ先の「未来」が見える 

 先日、画像関連の資料集を執筆した人に、「何か資料をまとめるという作業をすると、すごく勉強になりますよね」なんていうことを言った。すると、「そうですね。だけど、製品の仕様書はなかなか書けないですね」「仕様書をきっちり書いて始めて気づくことも多いんです。けれど、どんどん変わっていくフェーズが多いので、そういう時に書いてもなかなか実にならないような気がします」と言われた。その時に、ふと

過去から現在の「何か」について考える、ということをすると、その「何か」の長さと同じだけ先の「未来」を知ることができるような気がします。
というようなことを答えました。

 例えば、「過去から現在までの二十年間のこと」をまとめるという作業をすると、現在から二十年先までの未来が見えるような気がします。もしも、「半年間くらいの仕事」を考え直してみたら、現在から半年先までの未来が見えてくるような感じです。それがほんの三日分の仕事なら、見えてくるのは明後日くらいの景色だと思うのです。未来を知りたいときに、その瞬間の最先端のことを調べてみても、ほんの一瞬先の未来しか見えないんじゃないのかな、と思うことがあります。知りたい先の未来の分だけ、過去に遡ってみるのも良いかも、と思ったりするのです。

2005-07-19[n年前へ]

「自分のやり方」 

 ぽいんつさんのブログさんのブログの村上春樹「海辺のカフカ」を読んで、ふと先週渋谷帰りに飲んだ時に話していたことを思い出した。だから、これから書く文章は私自身などへ向けたメモです。

 「自分のやりたい仕事であるか」ということや 「会社の中での地位やお金」、「自分のプライド」 について、自分がどういうスタンスであるかという 自己認識が非常に大事なのではないかと思っています。
 たとえば、収入が高ければやりたくない仕事でもやる、とか 会社のメイン・ストリームでなくても自分のやりたい仕事で そこそこ収入が高ければ良い、とか、多少収入が低くても 会社の中心となっている仕事をやりたい、とか。
 自分が不安になった時、自分の自信がなくなった時、「自分のやり方」の「(自分が考える)良さ」を文章で書きたくなります。「(自分が考える)良さ」に同意してくれる他人を、つまりは、「自分のやり方」に賛同してくれる他人を増やしたり、探したくなってしまうことがあります。自分を支える根拠を他人に求めたくなってしまうような感じかもしれません。そんな瞬間は繰り返し繰り返し訪れ続けているような気がします。自分自身を振り返ってみると、私自信はそんな風に感じたりすることがあります。 自分がどういうスタンスであるかという 「(他人ではなく)自己」認識が非常に大事、と本当にそう思います。

 自信に満ちあふれているときには、「自分が生み出した結果」を書きたいと思いこそすれ、「自分のやり方」について書きたい、なんてこれっぽっちも思いません。自分の中に、自分の立ち位置に対する「心の強さ」が十分にあれば、「(他)人は(他)人、自分は自分」とだけ鼻歌交じりに他人を眺めていたりします。

 もしかしたら、私と違って「さらに自信に満ちあふれている人」だと、「自分が不安になった時、自分の自信がなくなった時」でなくとも、四六時中「自分のやり方」の「(自分が考える)良さ」を書きたくなるのかもしれません。私は、その人の自信を支えるやり方よりも「その人が生み出したもの」を知りたいような気もしますが、「(他)人は(他)人、自分は自分」なのですから、人それぞれスタイルも色々なんでしょう。

 「自分が良いと思うやり方」を他の人たちに向かって書いている文章を読むと、この人は「自信が必要十二分以上に満ちあふれている人」なのだろうか、あるいは「自信を無くしている人」なのだろうか、と考えたりします。「自信が必要十二分以上に満ちあふれている人」でも「自信を無くしている人」でも、どちらであるにしても、自分自身に「(他)人は(他)人、自分は自分」という「心の強さ」があれば、きっと人生は楽しいものなんだろう、と想像してみたりするわけです。 そして、どうしたら「自分がどういうスタンスであるかという自己認識」をしっかり強く持てるだろうか、と考えたりするのです。

2005-09-12[n年前へ]

「ブルー・マンデー」 

 朝から晩まで、月曜から木曜日まで、仕事打ち合わせ(合宿)が続く。疲れるのも確かだけれど、余裕がある時間がないと気楽なのも確か。だって、(新聞予告をそのまま書き写すと)

「救えチラリ敏感パンチラ娘男の妄想にヨダレ洪水」
の件を(笑いとともに)言われるのだもの…。まさにこれは「ブルー・マンデー」 これからの(いつものように続く)出張先が辛い(恥ずかしい)…。

2006-02-09[n年前へ]

「人を楽にする作業」 

 from n年前へ.

「私たちにとって、パートさんたちにとって、仕事って何なんだろうね。この作業が自動化されたのをみて、パートさんは喜ぶんだろうか、悲しくなるんだろうか」
人間は、決してあきらめてはならない「ロボット (R.U.R)」 カレル・チャペック

2006-03-21[n年前へ]

仕事仲間との「給料の比率」 

リクナビNEXT/リクルートの転職サイト平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女/Tech総研:仕事仲間との「給料の比率」 Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女仕事仲間との「給料の比率」を書きました。「(仕事をした結果としての)ギャラの分け前は、一体どんな感じだったら納得します?」という話です。


「半々でいいんじゃないでしょうか?たいていの場合は、下っ端エンジニアの方が”しきり役”より報酬って安いですから、ね」と私が言えば「いやいや、例えば、選手の方が監督より年俸は高いでしょう?それに、こちらの業界では、筆者の方がしきり役(編集者)よりギャラが安いということはありえないんです…」



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