2009-02-05[n年前へ]
■「男子の小」と「女子の小」
酒井順子「入れたり出したり (角川文庫) 」を読み、目から鱗が落ちるように感じた数節。
液体だけの、男子の小。液体+紙の、女子の小。その両者を、同じ「小」レバーの水で流してしまっていいのか。・・・男子の小を流すことが基準になっているとしたら、果たして女子の小を流し切ることができるのか。
そんな不安を抱きつつ、思わず小の時も大の方へレバーを回してしまう女子が多いのではないかと思うのですが、いかがでしょう。女子の小を安心して流すために、「中」という選択肢があってもいいのになぁ、と私などは思うわけです。
2009-12-01[n年前へ]
■NEWS今昔物語「女と男と旅に出る」編 (2004年09月02日)
5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと
洋式トイレで男性が小便をする時、一体どういう風に「する」のが一番汚れが少なくてすむのかは、昔から調べてみたいと思っています。「座ってするなら、どの下向き角度で放水を行い・どういう面に・どういう角度で水流をあてるのが良いのか」あるいは「立ってするなら、一体便器のどの部分にどういう角度で当てるのが一番良いのか」を調べてみたいと思っているのです。はたして、ライオン株式会社の研究報告のように、本当に「水たまりの中央を狙うのが一番飛沫が飛び散らない」のかが、どうしても納得ができないのです。他の条件に比べて、どういう風に「飛沫飛散が変化するから、汚れが改善する」という「過程」と「結果」を実際に眺めてみたい、というわけです。そういうわけで、"ToDo"リストに「洋式便所での小便シミュレータ作成」を、追加しておくことにします。
「美人になる湯」のニュースを読むと、ふと、こんなことを考えます。温泉は好きですが、自分が男性であるせいか、「美人になる湯」よりも、ただ浸かっているだけで、「ハードウェア作りが得意になる湯」とか「語学力が向上する湯」とか「絵を描くテクニックが上達する湯」といった温泉があった方がうれしいように思います。そういう、快適かつ実践的な温泉はないものでしょうか。
とはいえ、「美人になる湯」ならお湯に浸かっているだけでも効果があることもあるかもしれませんが、私の欲しい「温泉」は「怠け者の夢」としか言いようがないものかもしれません。
(記事を書いた時の)ひとこと
あなたが男性だとして、洋式便所で小便をするときには、座ってする派だろうか、それとも立ってする派だろうか。「小便の飛び散り」による汚れを気にして、座ってする人も多いことだろう。一体、「座る派 v.s. 座らない派」の比率はどの程度なのだろうか?今回は、「男」と「女」という観点から気になるニュースをいくつか集めてみた。
「男の立ちション」は「的外れ」
8月3日に開催された日本家政学会の研究発表会で、ライオン株式会社が「洋式トイレのニオイの原因で落としにくい"ふち裏汚れ"」の大きな原因が「洋式トイレで男性が立ちションを行い、便器内の水たまりの"手前"や"奥"を狙っている」であるという研究報告を行った。小便の飛沫が飛び散らないようにするためには、なるべく中央を「狙う」べきらしい。これは、洋式トイレで立って小便をする派の男性にとっては、少し覚えておくと良い豆知識だろう。
ドイツでは、「座って小便をする奴="Sitzpinkler"」という単語は「弱虫」を意味する。しかし、そのドイツでも「立ちションをすると警告を発する装置」が大いに売れていて(Oliver@「スラッシュドットジャパン」さんの記事参照)、掃除の手間を考えるともはやドイツ男も座りションベンをしなければいけないのかもしれない、というニュースが8月18日に流れた。男らしさの象徴たる立ちションも、「過去の遺物として流されてしまう」のかもしれない。
ところで、母親が幼児にトイレ・トレーニングをすることが実は多く、「男らしさの象徴たる立ちション」という考えがそもそも「的外れ」だという鋭い指摘もされている…。
「温泉の科学」と「美人の湯」
今年の夏は、「"温泉の素"を入れた温泉」や「不当表表示温泉」とか「温泉でないといいつつ実は正真正銘の温泉(だけど無許可…)」など、各種パターの「温泉」についてのニュースが巷を騒がせた。そこで、色んな温泉の科学を読んで、温泉に詳しくなってみるのも「エンジニア」的に面白いと思う。また、女性には「お肌が滑らかになるという "美人の湯"の謎 」もきっと興味が惹かれることだろう。
ちなみに、「美人の湯」度のトップは「奥熊野温泉([体験レポート:http://www2.sen-shu.ne.jp/yatakarasu/mikumano/mikumano_004.htm)」と梅香丘温泉で、いずれも和歌山県である。美人になりたいと思ったら、和歌山へ温泉旅行をするに限る?
「高速道路上を飛行するハト」と「長くて短いカメの家出」
7月27日のSCIENTIFIC AMERICAN.COMに チューリッヒ大学のPeter LippらがGPS機器をハトに負わせて帰巣するようすを確認したところ、旅慣れたハトほど高速道路上空を飛び、しかも長距離になればなるほど高速道路の上を飛びたがる、というという研究結果が掲載された(日本語訳)。それが楽で安全だかららしいが、GPSを載せて高速道路上を移動するだなんて、あんまり賢く無さそうなハトも実は人間とたいして変わらない知恵を持っていることに驚く。
高速道路上を滑空するハトの記事とは全く逆に、9月1日に英国で記事になった亀の家出の話も面白い。30歳代の亀が飼い主の元から家出したが、長く3ヶ月かかって、それでもわずか5kmしか進まなかったという。この話を「自分の歩み」や「遠くへ行きたいけれど…」といった自分の気持ちに重ねて、ふとしみじみする人も多いかもしれない。
2009-12-22[n年前へ]
■NEWS今昔物語 「機会が自動で判断する世界」編 (初出2005年02月24日)
5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと
さまざまな機器が、さまざまなものの自動判別をするような技術が響開発されている、ということを改めて意識し直しました。今回のニュースとは異なりますが、便座の位置での、小便か大便化の自動判別&自動水流しは、もう一般的ですね。
(記事を書いた時の)ひとこと
先日「顔を自動で見つけ、勝手に美人にしてしまう」プログラムを組んだ。そんなカメラもすぐに一般的になるに違いない。
「小論文を自動採点するシステム」
'02年に大学入試センターの研究開発部の石岡恒憲 助教授と株式会社リコーの亀田雅之氏が試作した日本語小論文の自動採点システムが朝日新聞の">記事で取り上げられ話題となった。
「文章の読みやすさ」「論理構成」「与えられた問題に答えているか」を自動で採点するというこのシステムで、試しに私が先日書いた記事『Mac「グラフ計算機」の驚くべき開発秘話』の文章で試してみたら、修辞 4.1(5点中)、論理1点(2点中)、内容2.1点(3点)、最終得点7.2点(10点満点中)で、「議論の接続が不十分であるように見受けられます」となった。なるほど、納得できる結果である。
「顔を見つけ出して、自動でピントを合わせるデジカメ」
株式会社ニコンが、Identix 社の生体認証技術を用いた顔認識技術を用いた世界初の「顔認識AF」デジカメを">2月16日に発表した。顔の輪郭や目・鼻・口・耳などの距離間隔や肌色情報などから、人の顔を自動で認識して、認識された顔にピントを合わせてくれるという。
あまりに目鼻立ちが他人(ひと)とかけ離れていたりすると、「おまえの顔は『顔』じゃない」とピントを合わせてもらえなかったりするのだろうか? それどころか、一刀@「借力」さんの">心霊写真発見機のニュースではないが、勝手に自分の後ろの背後霊を見つけ出して、背後霊にの顔にピントを合わされてしまったりしても、コワイかも…。
「小便の速度」や「大便か小便か」を調べる便器
http://ec3.images-amazon.com/images/I/51bBdan6kLL._SL500_AA240_.jpg 聖なるバレンタイン2月14日、TOTOは(野球のボールの球速を計測するスピードガンと同じ仕組みで)小便の速度を計測し、同時に放尿時間も計ることで、正確な「尿の量」を調べて「適切な量の浄水を行う」という男性用小便器を発表した。男性が、ゆっくりチョロチョロ立ちションしても、短く太く放水しても、便器はその違いを調べあげてしまうのだ…。
しかし、便器に調べ上げられてしまうのは男性ばかりではない。1月27日にが発表した便器は使用時間から大便・小便を自動判定して、適切な水量で洗浄するのだという。女性だって小便か大便かを勝手にトイレに調べ上げられてしまうのだ。ちょっと、イヤじゃないですか?
2010-01-14[n年前へ]
■続:便器の中の角氷の秘密 (初出:2006年09月24日)
先日、英語教師の方々と安居酒屋でビールを飲んでました。その安居酒屋は、男女トイレが明確にわかれていない店だったので、女性がトイレに入るときにも男子上便器が目に入るのです。そのため、飲み始めてしばらくしてから、カナダ人の女性が「男子トイレの便器に氷が入っている!」と騒ぎ始めたのです。そう、便器の中の角氷の秘密で書いた、喫茶店などの男性用トイレに入ると「小便器の中に角氷が詰まっている(ことがある)」という「あの謎」に彼女らが気づいたのです。そして、「何で男性のだけ!?」と、白い泡を出す黄色い液体(ビール)を前にして小便談義という食欲を削ぎまくりのディスカッションが始まりました。
…そして、興味を持つだけではなく、実際に店で働いている若い男性をアメリカ人女性が横に呼びつけて、ついには尋ね始めたのです。「スミマセンガー、アノー、トイレーにあるコオリはナンノタメー?デスカー?」すると、男性店員は照れながらも(以前書いたような)「すこしづつ溶ける氷が便器の汚れを防止している」「氷が清涼感を与える」といった理由を説明してくれました(右の写真は、質問された若い男性が奥に戻ってから、若い女性に顛末を話しているところ)。そんな説明を聞き、一瞬は納得したようでしたが、すぐに興味津々のガイジンたちは「何で男性のトイレにだけ清涼感を提供するの!?」と疑問をまだまだ展開させているのです…。
「だって、大便も流すことがある女性用便器に氷を入れたら、大変なことになるじゃないの…」と、私は言おうとしたのですが、「大便」って英語で何て言うんだっけ…?と考え込んでしまって、その言葉を最後まで言うことができなかったのです。もちろん、「大便が便器の中で凍り固まってしまう」なんて、食事の場で話す内容ではありません。だから、そんな内容を話さなくて良かったような気もします。ただ、英語の勉強を真面目にしないと困るなぁと感じたのでした。「大便がしたい」のに「小便器しかないトイレ」に案内されても困りますし…ね。というわけで、「大便」で辞書をひくと、feces(米)、faeces(英)と書いてありました。で、いつでも「複数扱い」で使われる、という説明になんだか納得してみたりしたのです。
2011-04-08[n年前へ]
■女性のための「男子トイレ講座」
女性にとってのミステリーゾーンのひとつが、男子トイレではないでしょうか。混雑した観光スポットや高速道路では、女性も男性トイレに入る機会があったりするかもしれなせんが、普通は男子トイレの中を観察する機会にはあまりめぐまれないと思います。
右の写真は、男子トイレの便器の上で見かけることが多い「公共広告」です。明治大学ラグビーの北島元監督が叫び続けたモットー「前へ」というキャッチフレーズを思い起こさせる、「もう一歩前へ」というポスターは、男子便所でかなりの割合で小便器の上に貼られていることが多いものです。
「女性のための男子トイレ講座」があったら、一体どんなカリキュラムが面白いでしょうか。そしてまた、「女性が教える男子トイレ講座」があったら、一体どんなカリキュラムが組まれるものでしょうか?