2003-12-10[n年前へ]
■ムンクの「叫び」、赤い空の原因は火山灰?
「叫び」(写真)は、想像の産物ではなく、当時の火山噴火が原因であった可能性がある?
2004-05-17[n年前へ]
■たくさんの「ドラえもん」と「のび太」たち
バッドノウハウカンファレンスのレポートを眺めた中で、とても惹かれたのがこの文章。
毎日のように問題にぶち当たるのび太と、適当な道具を与えたつもりが失敗を繰り返させてしまうドラえもん。どちらも未熟でどうしようもないですが、一方で彼らの信頼関係や甘い失敗劇に、ぼくらは羨望を禁じえません。そういえば、高校時代の英語の先生の一人の口癖が「他人に頼るばかりで、自分で戦おうとしない。日本人を駄目にしたのは『ドラえもん』というマンガだ」というものだった。けれど、私にはその言葉に少しの違和感があった。二十年近く経って、ようやくその違和感の原因を知ることができた。私の師事した英語の先生も、おそらく「子供たちがのび太に自分を重ねながら、ドラえもんを読んでいるだろう」と考えていたに違いない。「でも、ドラえもんになりたいと思った人はいるだろうか。きっと少ないだろう」と考えていたに違いない。そこに、おそらくその人と私の感じ方の違いがあったのだと思う。その感じ方の違いが私に違和感を感じさせていたのだろう、と思う。
もし勝手に今日だけの「オレ定義」をしてしまうなら、(少なくとも一部分的にでも)ドラえもんになりたいと思ったことがある人を(潜在的)技術系の人だということにしよう。私たちはきっとのび太ではなく、ドラえもんになりたかったのだと思う。あるいは、ドラえもんを作り出すのび太になりたかったのではないだろうか、と思う。だから、(例えば)エンジニア達は自分達自身を自分より人を助けることを大切に思う人だと思いこんでいるのだ。
「でも、ドラえもんになりたいと思った人はいるだろうか。きっと少ないだろう」と語る人に、そんなドラえもんになりたかった子供たちの気持ちをぜひ想像してみてもらいたい、と思う。
2004-08-23[n年前へ]
■香取慎吾@新選組!と山南敬助@堺雅人
NHKの大河ドラマ「新選組!」を流し見している。流し見しながらも、こんなに観ているのは多分「獅子の時代」以来だ。つまりは、ハマっているということなのだろう。少なくとも、以前は格別に印象などは持っていなかった山南敬助が山南敬助@堺雅人の印象で強く染まってしまった。
ところで、その大河ドラマ「新選組!」のWEBサイトに何か変な違和感を感じていたその理由とその原因をやっと知った。このサイトには香取慎吾演じる近藤勇の写真は一枚もなく、その理由はジャニーズ事務所がネット上には所属タレントの写真を公開させないせいだという。あらすじの写真の中にも、キャスト紹介の中にも全然無いのが面白い。そのせいで、近藤勇@香取慎吾の印象が薄かったのだろうか。
2004-08-29[n年前へ]
■「洋式トイレのふち裏汚れ」の研究結果
ライオンによる研究報告。「男性が小用を立ってする」のが原因って言われても、「立ってするのが、それがすなわち男なんだー」と言えない家庭が多いというけれども、うぅ…。
洋式トイレで男性が立った姿勢で小用を行い、特に、水たまりの"手前"や"奥"を狙っているのがマズく、なるべく中央を狙え、というのが結論らしい。確かに、狙う側の気持ちとしては、「中央狙い」は何だか衝撃が大きそうで避けちゃうんですよね。ついつい、"中央"と~奥"の境界部からちょっと~奥"よりを狙ってみたり、とか。
ちなみに、「"立ってする"場合に狙う位置は、水たまりの"手前"が43%、"中央"が36%で、"奥"は14%」だそうな。それにしても、「男性が小用を立ってする」のが原因って言われても、ねぇ?
ちなみに、関連情報としては「しょんべん小僧」の物理学、逆風編辺りでしょうか。
from MagMell Diary
2005-01-09[n年前へ]
■津波から逃げきれないときの対処法
ARTIFACT経由で「巨大津波と避難行動ー奥尻島青苗地区で何が起こったかー北海道南西沖地震調査報告(PDF)」を読む。これは「奥尻島で生存者に聞き取り調査」を行ったものだが、生存者たちの行動を自分の普段の行動・生活に置き換えて読んでみると良さそうだ。
ところで、第一に「とにかく津波が来たら高台へ避難する」のは当然だが、津波の危険を察知してから津波が来るまでの時間がほとんどない場合もあるだろう。そんな時は、「地面にしっかり固定されているものにしがみつき、(衝撃の強い)津波が通り過ぎるのを待つ」のが良い、という。
これは、アリューシャン津波に関する米国の報告や三好寿らによる「日本海中部地震での津波死者たちを検死した医師と助かった人たちへの聞き取り調査(1985)」から導き出されたものであり、「津波による最終死亡原因は体をコンクリートや岩などの固い地面に打ちつけられたことによる内臓破裂が多い」ため、「海岸で津波に追いつかれて逃げ切れないと判断したときには、自分から地面に伏せ、できれば固定した何か(鉄筋の先なぞ)につかまって、体の上を津波が通り過ぎるのを見送ることにより衝撃を緩和するのが生き残るのに有効である」とされている。少なくとも、日本の地理形状・地震発生状況を考えれば、日本では有効かつ知っておくべきことだと思われる。
「とにかく津波が来たら高台へ避難する」のは当たり前だが、「瞬時に訪れる津波から逃げ切れないとき」はどうするかの考察も風化させるべきではないだろう。