2000-03-12[n年前へ]
■元気な私とカゼひく私
ガラガラ声の秘密
のどが痛いし、微熱がある。どうやら、扁桃腺が腫れているらしい。「あー」と言おうとすると、「あ”ー」という声になってしまう。まさにガラガラ声である。
ところで、ガラガラ声というのは一体どういう声なのだろう。もちろん、私の今の「あ”ー」という声はガラガラ声なのはわかる。しかし、このガラガラ声の特性をちゃんと定量化すべきだろう、と思うのである。まずは可能な限り、考えたり定量化したりしなければならないだろう。「感覚的なもの」というのは、そういうことをした後に持ち出すべきである。(考えること無しに)感覚的に判ったつもりになっているのは、何も感じていないのと同じである。それは、「想像力の欠如」に至ってしまうと思う。そして、想像力の欠如は「その人の地平線」を狭く(狭いという表現はおかしいようにも思うが)してしまう。何かワケの分からない文章だと感じるようであれば、それは私の頭が熱でふらふらになっているせいである。
さて、
で私の「アイウエオ」の声についての解析を行った。今回も、同じように私の「アイウエオ」の声について調べてみたいと思う。そうすれば、過去の「元気な私」と現在の「カゼひく私」の声の違いがわかるかもしれない。そして、ガラガラ声とは一体何なのか?ということの手がかりが掴めるかもしれない。 まずは、前回と同じように - F1-F2空間における私の「アイウエオ」 - を調べてみる。カゼをひいてガラガラ声になることで、私の「アイウエオ」のフォルマントはどう変化しただろうか?次の図がF1-F2空間における「元気な私のアイウエオ(●)と扁桃腺が腫れている私のアイウエオ(●)」を示したものである。
面白いことに、前回標準的な分布から外れていた私の「ア、オ」が今回は標準分布の中に収まっている。ガラガラ声になることで、私はやっと標準的な「アイウエオ」になるようである。何故だか、よくわからないが、面白い。まぁ、きっとフォルマント判断の際のピーク検出精度の問題だとは思うのであるが、不思議な結果である。
それでは、この「アイウエオ」の変化は一体どのようなものだろうか?音声波形を見てみることにする。それが次に示す図である。
まずは、「あ」の波形である。
元気な私 扁桃腺が腫れている私 |
元気な私の「あ」が割に単純な正弦波に近い。ただし、完全に上下対称な正弦波ではなくて、上に凸な部分の方が若干立ち上がりが速い波形のように見える。そして、割に綺麗に同じ波形が繰り返されている。
それに対して、扁桃腺が腫れている私の「あ」はスパイクノイズの入っている波形になってしまっている。こちらもスパイクノイズの入り方は割に同じ繰り返しである。
また、元気な頃の私の「あ」がF1-F2空間における標準的な「あ」分布と離れていたのは、F2が弱いせいではないかという予想ができるのではないだろうか?本来、上下の立ち上がりが異なるのが普通であるが、私の「あ」は上下が比較的同じであり、それでフォルマント判断の際のピーク検出精度が低下していたのではないか、という考えである。
それに対して、扁桃腺が腫れている私の「あ」は上下の立ち上がりがかなり異なり、周波数ピーク検出が容易であったのではないか、と私は考えるのである。
さて、次は「い」である。
元気な私 扁桃腺が腫れている私 |
これもやはり、基本的には同じ波形であることはわかる。しかし、元気な時には上に尖っている部分が、扁桃腺が腫れている私の「い」ではまるで部分的に上下逆転しているかのようになってしまっている。まるで、周波数毎の位相特性が異なっているアンプやスピーカーのようである。
次が「う」である。ここまでくると、同じ「う」に聞こえるのが不思議なくらいである。
元気な私 扁桃腺が腫れている私 |
見た目には、完全に別物の波形に見えてしまう。しかし、フォルマント上は「元気な私」と「扁桃腺が腫れている私」でほぼ同じ(F1-F2空間における私の「アイウエオ」を参照)であることを考えると、
- 各周波数の位相がずれている
- 高周波が重畳されている
次の「え」も「う」と同じ傾向である。フォルマント上は同じというのが、目で見る限りはよくわからない。いや、もしかしたら見慣れたらわかるようになるのかもしれないが、今の私の心の目ではよくわからないのである。
元気な私 扁桃腺が腫れている私 元気な私 |
最後の、「お」はもう何が何だかわからない。しいて言うならば、元気な私の「お」は高周波が極めて多いが、扁桃腺が腫れている私の「お」は高周波はあまりない。きっと、扁桃腺が腫れている私のノドの応答特性が低下しているせいだろう。しかし、これまでのスパイクノイズが増えている事実とどう繋がるかは、難しいところである。うーん、違うかもしれない…
元気な私 扁桃腺が腫れている私 |
ここまでは音声波形を見てきたが、最後に周波数空間での違いを示してみる。元気な私のアイウエオに比べて、扁桃腺が腫れている私のアイウエオは割に高周波が増えていることがわかる。やはり、先の「お」の考察は違っているのかもしれない。
扁桃腺が腫れている私の声の周波数が高い辺りにいくつも見えるピークは私の「のどの痛みの証し」である。あ”ー、しんどい。いや、ホントにしんどいのである。
さて、私は鈴が鳴るような綺麗な声がとても好きなのである。いつか、そういう声の秘密について調べてみたい、と思うのであった。また、色々な歌手の声のスペクトログラムについても調べてみたい、と思う。
2000-12-01[n年前へ]
■続々オッパイ星人の力学
胸を揺さぶるパラメータ励振 編
前回、
では、純真でピュア〜な幼心に戻って公園で大きく揺れるブランコの動きを考えてみた。近所の公園でよく見かける、小学生位の子供達が一心不乱にブランコを揺らす景色の中に隠れている科学をちょっとばかり考えてみたわけだ。そして、「ブランコの漕ぎ方の謎」の中には「パラメータ励振」という物理現象が隠されていることを眺めてみた。動きの周期のタイミングに合わせて、パラメーターを変えてやることでブランコの振動を大きくしていたのだった。ところで、公園でブランコを揺らす子供達と同じく、純真でピュア〜なのが生まれたばかりの乳児達である。もちろん、そんな乳児達はまだまだ公園でブランコを揺らすなんてことはできなくて、大きく成長するために母親の母乳を飲んで、そしてただひたすら眠る毎日を過ごしているのである。
そんな乳児の頃の純真でピュア〜な気持ちを、大人になっても持ち続けている人達もいる。そんな純真でピュア〜な大人達は大人になっているにも関わらず、生まれたばかりの乳児と同じくオッパイに惹かれ続けているのである。そして人は彼らをほんの少しばかりの尊敬と沢山の侮蔑を込めて「オッパイ星人」と呼ぶのである。
これまで「できるかな?」では、そんなオッパイ星人達の科学である
を考察してきた(いやもちろん目的はオッパイ星人と闘うためであって、女性を守るためであることはもう一度ここで確認しておきたい)。今回は「純真でピュア〜」をキーワードにして「子供達がブランコを揺らす景色の中に隠れている科学」と同じように、「オッパイ星人の力学」について考えてみたい、と思うのである。
まずは、次に示す「純真でピュア〜」な二つの運動を見てもらいたい。一つは、「純真でピュア〜」な
子供達が公園のブランコを揺らしている時の動きであり、もう一つは「純真でピュア〜」な「オッパイ星人」達が眺めているGカップバストを揺らす女性の胸板の動きである。
子供達が公園のブランコを揺らしている時の動き
| 「オッパイ星人」達が眺めている Gカップバストを揺らす女性の胸板の動き |
この二つの図をじっと眺めてみると、何か共通点が見えてはこないだろうか?少なくとも、私(純という名前を持つ位だから純真さでは保証付きである)と同じく「純真でピュア〜」な目で眺めてみれば、共通点が見えてくるハズなのである。
「何か、単に両方グニョグニョした動きにしか見えないぞ。」という人、つまり「純真でピュア〜」な目を持たない人もきっと多いことだろう。哀しいことに、この世知辛い世の中ではそんな「純真でピュア〜」な目を持ち続けるのはムズかしいことなのである。そこで、そんな不純な人でも判りやすいように、さらに
- 子供がブランコを動かすときの「子供の上下方向および水平方向の動き」
- 女性が歩くときの「女性の胸板の上下・左右方向ぞれぞれの動き」
重心の上下方向への運動 |
そして、こちらが女性が歩くときの「女性の胸板の上下・左右方向ぞれぞれの動き」である。
胸板の上下方向への運動 | 胸板の左右方向への運動 |
こうしてみると、ブランコを揺らす子供の動きと、Gカップバストを揺らす女性の動きが、よく似ていることがわかるだろう。上下方向への運動は全く同じであるし、左右方向への動きはタイミングが違うだけ、つまり位相が違うだけなのである。その位相の違いを実感するためには、
- 時間
- 左右の動き = X
- 上下の動き = Y
方向性が逆であるだけで、全く同じであることがよく判ると思う。方向性の違いを除けば、ブランコを揺らす子供の動きとGカップバストを揺らす女性の動きは全く同じなのであって、私はこれら二つの運動の根本原理は全く同じものなのではないか、と思うのだ。もちろん、その原理を「純真でピュア〜な心」である、と言ってしまえばそれで終わってしまうわけなのだが、それでは「科学(?)」ではない。「純真でピュア〜な心」がブランコを動かし、世界を動かし、ついにはGカップバストを動かしているのだぁ、と言えば哲学的(?)ではあるが、科学(?)ではない。いや、そんなのは科学的でも哲学的でもなくて、単なるエロ・エロ・トークだと言う人もいるかもしれないが、そういうことを言うヤカラは「純真でピュア〜」な目を持たない人に違いないのである。少なくとも、「なんて素晴らしいファンタジ〜なんだぁ」という位には言って欲しいのである。
ただ、「ブランコを揺らす子供の動きとGカップバストを揺らす女性の動きは方向性が逆がである」ということは実は面白い考察ができるのである。前回、ブランコの動きを考えた時に、ブランコの効果的な漕ぎ方と方向性が逆の「ブランコが下にきたあたりで座り込み、ブランコが上にきたあたりで立ち上がった場合 」のシミュレーション計算をしてみた。その結果は、ブランコの振動がどんどん小さくなってしまったのであった。つまり、除振効果が働いてしまうのである。
ということは、である。Gカップバスト(いやAAAカップでも同じであるが)を揺らす女性の動きは、実は揺らしているのではなくて、Gカップバストを揺らさないために最も効果的なのではないだろうか?Gカップバストが揺れ動いてしまってはオッパイ星人はともかく、本人はとても困るわけでそのために実は彼女らは「パラメータ(パラメトリック)励振」という物理現象・科学を応用しているのではないか、と想像してみるのもオツなものではないか、と私は思うのである。
もちろん、ブランコの動きが実は結構複雑であるの以上にGカップバストの動きは複雑である。弾性・塑性・そして様々なブラジャ〜による拘束条件も解明しなければならないだろう。それは実にメンド〜な試みではあるが、きっといつか「純真でピュア〜な心」を持つ学生諸君がその謎を解明するに違いない。「天使のブラによる拘束条件とGカップバストのパラメトリック励振」なんていうタイトルの論文を近日中に目にすることができるに違いない、と私は夢見ているのであった。
2001-09-12[n年前へ]
■オッパイ星人の力学 求む未来のヒロイン編
タックルがおいっぱい。
いつでも、正義の味方は人知れず戦い続ける。それが正義の味方だ。…ワタシもその例に漏れず、日夜オッパイ星人と戦い続けているのは周知の通りである。「継続は力なり」というが、はや一年以上もその苦しい戦いは続いている。戦況は必ずしも良いとは言えず苦戦をし続けているが、とにかくワタシはオッパイ星人と死闘の最中なのである。
その苦しくも長いオッパイ星人達との死闘の歴史をちょっとばかり振り返ってみると、
- オッパイ星人の力学 - 胸のヤング率編- (2000.06.29)
- 続 オッパイ星人の力学 - 揺れる胸の動き編- (2000.07.02)
- 続々オッパイ星人の力学 - 胸を揺さぶるパラメータ励振編-(2000.12.01)
- オッパイ星人の力学 第四回- バスト曲線方程式編- (2001.01.13)
- オッパイ星人の力学 仏の手にも煩悩編- 時速60kmの風はおっぱいと同じ感触か? - (2001.01.27)
- オッパイ星人の力学 あなたのオッパイ星人度編- 擬似オッパイに関するhiraxの関係式 - (2001.05.20)
しかし、そんな死闘を続けているのは何も私だけではない。確かに、オッパイ星人をはじめこの地球上には異星人達があふれている。いや、もしかしたら、オッパイ星人と戦う私のような正義の味方はヤツらより数は少ないかもしれない。が、決してワタシは孤独な戦いを続けているわけではないのである。数少ない正義の味方達は日本中の各地で日夜戦い続けているのだ。というわけで、今回はそんな正義の味方達の戦いを、これまでのワタシの戦いと重ね合わせながら紹介してみたい、と思う。
先日、素晴らしい論文(いや違う戦闘報告だ)を見つけた。それは日本人間工学会関西支部大会講演論文集Vol.2000Page. 112-115に掲載されている岡部氏らの「歩行に伴う乳房の振動分析」という報告である。内容は、
着心地の良いブラジャーを設計するためには、乳房の形態を詳細に捉え、動的な挙動を明らかにする必要がある。そのため、歩行中の乳房の振動を、胸部土台の動きから分離・抽出し分析した。歩行中、乳房は複雑な振動を繰り返し、被験者により、また乳房の場所により異なる振動を示すことが判明した。特に、乳房の柔らかさによって振動の特性が大きく異なった。また、同じ乳房上でも柔らかさの違いが振幅と相関を示した。一方、場所が異なると振動に位相差が生じ、これが円運動・8の字型運動の発生につながることが判った。というものである。この戦いの詳細はオリジナルの文献を読んでもらうことにして、私のこれまでのオッパイ星人との戦いと彼らの戦いはかなり似通ったところがあるので、それらを重ね合わせながら彼らの戦いを紹介したい、と思う。そして、それらの似たような過去の戦いを学ぶことで、さらなるオッパイ星人達との戦いに備えたいのだ。いわば、ちょっとした反省会をしてみたいのである。
ワタシはこれまでオッパイ星人達と戦い続けてきた。しかし、その戦いの中で大きな悩みが一つだけあったのである。それは、ワタシが女性達を守るために戦っているにも関わらず、その女性達にワタシがどうも信用されていないフシがあることだった。「オレは味方だぁ」といくら力説しても、「ふぅ〜ん(どうだかねぇ)」と冷たい目でワタシを見る女性が多かったのである。いや、正直に言えばそうでない優しい眼差しを向けてくれる女性など皆無であったのだ。
だから、、「オッパイ星人」達が目を常にロックインさせている「揺れ動くオッパイの動き」を調べようとしても、地球を守るための貴重な被験者になってくれる女性などいるわけもなく、ワタシの戦いはもっぱら計算上のモデルを主戦場としてきた。だから、そんなワタシの戦いを「机上の空論にすぎない」と言う方がいたり、「それって、単なるエッチな夢想ですか?」と言う人がいたり、はたまた「アナタは本当のオッパイを知らない」などと、ワタシは常に罵詈雑言を浴びせられてきたのである。「机の上がダメなら、どこの上なら良いんだぁ〜」とか、「想像力と好奇心が旺盛でどこが悪ぃ〜」とか、「余計なお世話だぁ〜」とか言いたくなるほど、世のため人のために戦い続ける正義の味方に世の中はとても冷たかったのである。
そしてまた、FBIなどが犯罪者と戦う際によく用いる「おとり捜査」というような戦術も協力者がいないため、ワタシは遂行することができなかった。というわけで、「オッパイ星人」をワナにかけて退治しよう、なんていうことはとてもじゃないができなくて、ワタシの戦術はもっぱら専守防衛のみ、という状態だったのである。まるで、日本が誇るセルフ・ディフェンス・アーミーのような状態だったのだ。
しかし、世の中にはそんなワタシのような情けない正義の味方だけではなくて、華やかな戦いを続けているグループもいるのであった。その良い例が先の素晴らしい論文(いや違う戦闘報告だ)を報告した岡部氏らのグループである。何しろ、彼らには年齢22〜23歳の成人女性12名が被験者として協力してくれているのである。仮面ライダーでさえ味方の女性はタックル一人しかいなかったし、五人もいるゴレンジャーの中でさえ仲間の女性はモモレンジャーただ一人しかいなかった。なのに、彼らには12人もの女性の協力者がいるのである。素晴らしくゴージャスなのである。人数で言えば、まるで「モーニング娘。」程のタックルがいるのだ。
しかも、かの戦闘報告にはより詳細なタックル達の紹介文までついており、それによれば
- Bカップの65 1人
- Bカップの70 4人
- Cカップの65 1人
- Cカップの70 4人
- Cカップの75 1人
- Dカップの75 1人
ちなみに、そのオッパイの柔らかさ測定に用いられた測定器は日本電産シンポ(株)製のデジタルフォースゲージである。 …ワタシも硬さの測定をたまに仕事でするので、フォースゲージを使うこともあるのだけれど、これまでこんな測定はしたことがない…。う、うらやましい。
|
このフォースゲージを製造している日本電産シンポも - 各種「力」の計測に対応-と書いてみても、まさかオッパイの弾力の計測に使われるとは思うまい。まさか、異星人「オッパイ星人」との正義の戦いの武器に使われるとは思わなかっただろう。きっと、それを知れば日本電産シンポも正義の誇りに奮い立つハズなのである。
もちろん、先の素晴らしい論文(いや違う戦闘報告だ)には、その正義の武器デジタルフォースゲージを用いた「オッパイの弾力の実測データ」も掲載されており、それが下のグラフだ。
(赤文字はワタシが記入) |
横軸がフォースゲージをオッパイへ押し付ける「押し込み量」で、縦軸はその押し込んだ指プローブをオッパイが「押し返す力」である。このグラフから判るように、オッパイを押し込めば押し込むほど押し返す弾力は強くなるわけだ。もちろん、どんどん押し込めば土台としての肋骨があるハズなわけで、いずれ硬い肋骨にぶつかって「押し返す力」は限りなく大きくなってしまうハズである。その良い例がデータBであって、1cmも指プローブを押し込めば土台としての肋骨に突き当たっているかのようである。
しかし、片やデータAやCのようにその程度押し込んだだけではまだまだ押し返す弾力が強くならない、言い換えれば懐の深さ(それを単に巨乳といってはイケナイ)を感じさせるものも存在するのである。このようなデータを眺めるとき、我々は何が何でも構造解析をしてみたい、と思うのは至極当然のことであろう。
また、面白いことに例えば前回考察した「走る車の窓から出した掌が受ける力とオッパイ一個あたりの重さ(g)を重ね合わせたグラフ」などとこのグラフを並べてみると、まぁまぁ良い感じで力のオーダーが一致していることがわかる。つまり、単なる前回考察したような数値、ワタシが苦しくも続けてきた戦い、は必ずしも「机上の空論」ではなくて、年齢22〜23歳の成人女性12人のタックル達の貴重なデータと割合良い一致し、無駄ではなかったことが確認できるのである。また、ワタシも彼らも「グラム重」を単位として採用していることも確認して頂きたい。
そしてまた、彼らはタイトルにもある通り歩行時にタックル達のオッパイの揺れるさまも実測しており、ワタシが続オッパイ星人の力学 - 揺れる胸の動き編 -などで計算し続けてきた歩行時の女性のオッパイの動きとも比較することができるのである。
例えば、その二つを並べたものが下の二つのグラフである。左が実測されたオッパイの揺れるさまであり、右がワタシが計算したGカップバストの女性のオッパイの動きである。
Gカップバストを揺らす女性のオッパイの動き |
これらを並べてみると、実測値の方が比較的単純な動きであるのに対して、右側のワタシの計算値の方はずいぶんと複雑になっているが、これはワタシの考えではカップの大きさの違いとオッパイの振動の減衰の仕方が異なるせいだと考えている。比較的小ぶりなバストでは単純な動きですむのであるが、ワタシの試算ではバストが大きくなると動きは急激に複雑になるのである。また、ワタシの計算はオッパイを比較的単純な弾性体として取り扱っているが、本来柔らかいオッパイはそういうものではなくて、オッパイ星人の力学第四回 - バスト曲線方程式編-で挑戦し始めたような水風船モデルで取り扱い、さらにその中でエネルギーの減衰も組み込む必要があると思うのである。
次に、歩く速さを変えたときの実測値と計算値を比較してみる。まずはゆっくり歩いた時のオッパイの振動のようすである。なお、実測値の方は水平方向と鉛直方向の揺れとが分離され表示されている。
Gカップバストの軌跡 (1秒で2歩の場合) 横軸 : 左右(cm) 縦軸 : 高さ(cm) |
これを眺めると、実測値、計算値のいずれにおいても水平方向と鉛直方向にそれほど相関が無い複雑な動きをしていることがわかるだろう。何と言うか、言葉にはできないがアッチコッチアッチコッチぐるんぐるんな状態なのである。
それに対して、速く歩いた場合には結構単純な揺れ方になってくる。それを示したのが下のグラフである。実測値では水平方向と鉛直方向の動きが比較的相関が高そうなことが見て取れるし、右の計算値では一目瞭然ユッサユッサと単純かつキレイな動きになっているのである。
Gカップバストの軌跡 (1秒で6歩の場合) 横軸 : 左右(cm) 縦軸 : 高さ(cm) |
このように素晴らしい実測データとワタシのこれまでの戦いを比較してくると、「ワタシの戦いも必ずしもムダではなかった」と思えてくるから不思議である。そして、見たいの地球を守るためにワタシはさらに戦い続けることを誓うのである。
しかし、やはり実測があっての計算である。オッパイ星人を始めとする異星人達の攻撃にさらされている地球を確実に守るためには、ワタシのこれまでの「専守防衛」作戦だけではなくてもっと攻撃的な布陣や戦略を活用したいところだ。そのためには、ワタシと一緒に未来の地球を守るタックル達の結集を強く望む(自衛隊のポスター風に)次第であると一応書いておいて、今回の反省会を終了したいと思う。
2003-12-19[n年前へ]
■ドラクエIIIと位相幾何学
あぁ、これは面白い「ドラクエIIIと位相幾何学」
2004-10-21[n年前へ]
■人の上に立つものは@勝海舟
少し眼に付きましたのは、亜米利加では、政府でも民間でも、およそ人の上に立つものは、みなその地位相応に怜悧で御座います。この点ばかりは、全く我国と反対のように思いまする。from 勝海舟「氷川清話」