2002-11-20[n年前へ]
■大林宣彦の眺める亀井静香
大林宣彦に取材したとき、彼はこんなことを言っていたそうだ。「亀井静香を新幹線のホームで見かけた。亀井静香は新幹線のホームの一番先に一人で立っていたそうだ。しかも、寂しそうにぼんやりと景色を眺めていた亀井静香が少年のように大林宣彦には見えた」というのである。面白い話だなぁ。亀井静香が少年だもんなぁ。私なら「なるほど、亀井静香は鉄分が濃いのだな」と思ってしまうところだが。
そういえば、死刑廃止議員連盟の会長は彼なんだよなぁ。ちょっと面白い。
2003-02-11[n年前へ]
■「幕末未来人」最終回
BS2で今夜17時過ぎから、丸ごと放送。「雪が降る街を」が雪の中から不思議に聞こえてくるあの少年ドラマ。
2003-03-26[n年前へ]
■『魔女っ子メグちゃん』「霧の中の朝刊太郎」
「二つの胸の膨らみは…」の主題歌で有名な『魔女っ子メグちゃん』 三十台半ば位の人であれば、知っている人も多いかも知れない。もう三十年近く前のアニメ番組だ。今朝、新聞とテレビを見ていて、その『魔女っ子メグちゃん』のエピソードの中の一つ、「霧の中の朝刊太郎」を今朝思い出した。
そのエピソードは、「ある日新聞が街に届かなくなる、届いたはずの朝刊を誰かが抜き取っている」という少し不思議な話。朝刊を抜き取っていた少年が主人公達に向かって言う台詞は、時代によらず報道という「良くも悪くも単なる商売」をいまいちど考えさせる。
「二人組のマンション強盗、おじいさんが焼け死んだ、かわいい子供が車にひかれた、一家無理心中、楽しいことなんて一つも出てないだろ」「それとも君は他人の不幸を喜びたいのかい?」
2003-08-15[n年前へ]
■Jungle Gym
20年近く前の尾崎亜美の「Jungle Gym」が好きだった。YAMAHA DX7が全盛のあの頃「ジャングルジムのてっぺんに行けば、別のパラレルワールドに行けるかも」と歌うこの曲はポップでとても好きだった。なんだか、種ともこの「瞳の中の少年」辺りのイメージと少し重なっていて好きだった。
2003-09-20[n年前へ]
■昨日の空と今日の空
昨日見上げた空を眺めながら、ふと「空の色だってきっと空を眺める人が見つけ出していくのだろう」なんて考えていると、「今日見た景色」に景色でなくて詩が送られてきた。
カムチャツカの若者がきりんの夢をみているときメキシコの娘は朝もやの中でバスを待っているニューヨークの少女がほほえみながら寝がえりをうつときローマの少年は柱頭を染める朝日にウインクするこの地球ではいつでもどこかで朝がはじまっているぼくらは朝をリレーするのだ経度から経度へとそうしていわば交替で地球を守る眠る前のひととき耳をすますとどこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってるそれはあなたの送った朝を誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ「朝のリレー」 谷川俊太郎
そうか、私が「今日見た景色」を眺めたかったのは、そんなリレーの様子を眺めたかったからなんですね、きっと。
朝、ネスカフェのコーヒーでも飲みながら(500K,56K)、「象徴的な『空』のビジュアルが語るのは、たとえどこにいようとも、見上げれば、そこには世界とひとつにつながり気持ちをリレーできる空が広がっている・・・というメッセージです。この空を見て感じることは、きっとひとりひとりちがうはず。みなさまは、何を感じるでしょうか?」という言葉を聴きつつ、そんなリレーの様子を眺めてみたいですね。
というわけで、あなたの眺めた「今日見た景色」をいつでもp@hirax.netで募集しています。