2004-05-22[n年前へ]
■心霊写真発見機
ネット上に画像があれば、その画像・写真の中に見え隠れている背後霊たちの姿を浮かび上がらせる「心霊写真発見機」いや、実際は単なる「顔認識アルゴリズムのデモ」であって、「写真のURLを入力すると、写真のなかに映っている顔を緑の枠で囲んでくれるだけ」である。しかし、それを「心霊写真発見機なのだ」と看破してしまうところが、実に素晴らしい。どんな道具も使う人次第だ。 from 一刀@「借力」@Tech総研。
2004-06-13[n年前へ]
■パンツが見える範囲の関連リンク
電車に座る女性のパンチラの関連リンクと言えば、論理的にパンチラをゲットすることは可能なのか?・パンチラ論・パンチラ論2・パンチラ論3辺りでしょうか。hirax.net内で言うと「アルキメデスのパンチラの式」「ミニスカートの幾何学」辺りですね。
ちなみに、おれカネゴン先生が指摘したように、パンチラ論の中に出てくるパンチラ判定プログラム「かいだん君」の中でかの結城浩さんの「Perl言語 プログラミングレッスン『入門編』」に対しての謝辞が述べられている。パンチラCGIの感謝が結城浩さんに対して捧げられているという点が実に面白い。善と悪・科学と道具などの関係を端的に象徴し興味深い(…かも)。
2004-11-14[n年前へ]
■「ネット王子とケータイ姫」
先日、品川駅構内の書店で「ネット王子とケータイ姫」という新書を買った。同じく中公新書ラクレから出ている「ぷちナショナリズム症候群」を興味深く読んだこともあり、タイトルにはそれほど興味を感じなかったのだが、買ってみることにした。
読み終わっても、先日受けたインタビュー記事のインタビュアーが、実は著者の森 健氏であったことは気づかなかった。本の帯がずりあがりがちで、その帯により森 健氏の顔写真も経歴も隠れてしまっていたせいである。また、そういえば中公新書ラクレの「ラクレ」の名付け親とも以前お会いしたことがあった、世間というのは不思議なくらい狭いものだ。
本書の感想を(お世辞抜きに)書くと、第2章の「学者とメディアを疑え!」(例のゲーム脳記事などを例に挙げている)が個人的には面白かった。特に、第2章の中の「こどもを取り巻くネット環境を論じた部分」以外の部分を興味深く読んだ。この章に限らず「こどもを取り巻くネット環境を論じた部分」には特に答えが書かれているわけではない。ただ現状が書かれているだけである。だから、こどもを抱える親が何かの答えを求めて本書を読んでも救われることはないだろう。ただ、現状認識が少し進むだけかもしれない。とはいえ、著者達による少しの提案が書かれていて、それはとても参考になる。ちなみに香山リカによる大人へのアドバイス5つのうち、最後に挙げられている言葉
新しい技術を手にした人間を、後戻りさせることはできない。は至言に違いない。なぜなら、それこそが人間なのだから。道具を持って、火を使い、新しい世界へ進むのが人間なのだから。他のアドバイスをさらに知りたい人は、本書を買ってみると良いかも。
個人的にはこの種の本は横書きで読みたい気がする。また、文中で出てくる数字・データは言葉でなくグラフで眺めたい気もするかな。
2004-12-26[n年前へ]
■「科学と技術と社会」
「2001年宇宙の旅」では、道具としての骨が宇宙ステーションにまで至る進化を示されていた。そんな道具と人間社会の進化・変化を解説するScience, Technology & Societyの授業。こんな動画やこんな動画で授業のようすを眺めてみるのも面白いかも。あるいはこんな画像だけでも眺めてみると面白いかもしれない。
そういえば、このスライドに載っている「イラスト」のTシャツをこの前買ったばかり。すごい偶然。
2005-01-15[n年前へ]
■WEB日記の言葉削除依頼
日記のエントリーについてのメール. ふと、(C-MagazineでC++や開発環境の連載を担当したこともあり)東映テレビの特撮ヒーローもののプロデューサーの白倉伸一郎の「ヒーローと正義」の一節を思い出す。現在の仮面ライダーは「改造人間」になったり(手術前後の子供を不安にさせたり、手術をする側を職業差別すると捉えられる可能性のあること)、「(道具の力を借りたものではない)自分の肉体能力としてのキック力」を備えたりすること(そのような能力を備えていない人の「足を踏む」可能性のあること)はできなくなっている、と書きつつ下のように言う。
「足を踏まれた者の痛みは、踏んだ者にはわからない」よく言われる言葉である。…(中略)…足を踏まないために、もっとも確実なのは、近寄らないことなのである。…(中略)…<踏まれた痛み>原則にもとづくかぎり、…あらゆる媒体から「被差別者」とされる存在は抹消されていかざるをえない。「こっちに来て」という声があっても、だれかの足を踏みそうな場所に足を踏み出すことは許されない。「足を踏まれた者の痛みは、踏んだ者にはわからない」のだから。 白倉伸一郎 「ヒーローと正義」 子どもの未来社