hirax.net::Keywords::「マクロ」のブログ



2005-07-17[n年前へ]

「表計算」か「Microsoft Excel」か 

inside out 先日、「表計算ソフト(エクセル)を用いたシミュレーションの実習 」を手伝って来ました。その時に、講師側の「何をやりたいのか」「何を教えたいのか」が各講師毎に色々違っていて、なかなかに興味深く感じました。もちろん、(実習後のアンケート結果から知ることができる)受講者側の「何を知りたいのか」「何を教わりたいのか」もなかなかに面白いわけです。ただ、教わる側の「これを知りたい、と思っていること」よりは、教える側の「これを教えたい、ということ」の方がとても面白いのです。

 例えば、講師によっては、この実習の延長線上としてVisual Basicがある、と捉えていたりするわけです。その一方で、Visual Basicを使うのは反則だろう、と考える講師もいるわけです。ちなみに、私はVisual Basicを使うのはかなりな反則で、複数シートを使うのだって、ちょっとオフサイド気味だろう、とか思っています。また、Visual Basicマクロは使わないけれど変数定義は使う、という講師の方もいました。講師の方たちも、それぞれ色々な考え方があるようでした。

 結局のところ、こういった各講師の趣向の違いは、「表計算ソフト(エクセル)を用いた」というこの実習のタイトルが全てを語っているような気がしました。つまり、「表計算ソフトでシミュレーション」と捉えるか、「Microsoft Excelでシミュレーション」と捉えるかの違いなのだろう、ということです。(続く)

2006-06-17[n年前へ]

「学者とエンジニアとしてのマクロ経済学者(1)」 

 N. Gregory Mankiwの"The Macroeconomist as Scientist and Engineer"をsvnseedsさんが訳されている「学者とエンジニアとしてのマクロ経済学者(1)

(マクロ経済学)は2種類のタイプのマクロ経済学者、一方はこの分野を一種のエンジニアリングと理解し、もう一方はむしろ科学と理解している、の努力により発展してきた、というものだ。 …科学者とエンジニアの間の根本的な断絶は、この分野で研究している我々にとって屈辱的な事実といえるだろう。

2006-08-09[n年前へ]

エンジニアという職業選択は合理的ですか? 

リクナビNEXT/リクルートの転職サイト 「エンジニアのための経済学」に「エンジニアという職業選択は合理的ですか?」が掲載されました。小島寛之・帝京大学経済学部助教授に、「経済学の視点から見た、理系エンジニアを職業として選ぶ理由」「“不況”や“失業者”を巡る二大経済学派の対立」「“理系の”小島助教授が経済学にハマった理由」といったことを聞いてみたのです。
 想定読者の範囲はかなり狭まるだろうし読者の数も減るだろうなと思いつつ、狙った人にきちんと届くことを一番に考えた原稿です。

僕がマクロ経済学に飛びついたとき、現実の世界は不況で不安定になっていたわけです。そんなとき、「公共事業をやったり、お札をいっぱい印刷したりすれば安定な世界に戻るんだ」というケインズ理論はとても魅力的で、僕の「こうあってほしい世界観」に近くて、憧れとか高揚感に近い楽しさを感じたんですね。 ところが、その魅力的な世界を…

2007-08-23[n年前へ]

WIKI+画像処理 

 空いている時間は、テスターのアドバイスを参考に、「WIKI+画像処理」アプリをスケッチし直している。このアプリは、一番最初にノートにアイデアを描いた時は、"Cinderella Magic"という名前だった。だから、そのイメージを忘れないように、今でも隅っこにこんな文字を入れ込んである。

A dream is a wish your heart makes. If you keep on believing, the dream that you wish will come true.
 当初は、画像処理の拙い部分をWikiで補い、コトバで書ける単純な画像処理マクロを実装し、ついでに、別に考えていたWiki アプリを合体させる予定だった。つまり、あまりにもアイデアてんこ盛りだった。

 スケッチを人に見せ、ヒアリング作業をするたびに、Wiki部分が見えなくなっていく。この調子でいくと、αテストが終わる頃には見た目「画像処理アプリ」になってしまうかも。

2007-08-28[n年前へ]

今更ながら…のRubyハマり 

 これまで、Perlでしていた作業をRubyに変えた。物忘れが激しいので、すでにPerlの文歩を忘れてしまった…ということもあるけれど、データ処理をすることが多い仕事では、Ruby(単にArrayクラスのおかげなのかもしれないが)の方が楽に感じるようになったからだ。
 ふと、気づいたことがある。なぜか、ある言語を勉強しようとして、他の言語がわかるようになったことが多いような気がする。Perlを勉強しようとして、始めて、Mathematica が少し理解できるようになった。WebMathematicaは、もちろん、eRbの理解を早めてくれた。そういえば、Photoshopのプログラミング・マクロ記述可能なプラグインを作ろうとして、Perlの作りやMatLabの作りがほんの少しだけ理解できるようになった気がする。

 暗い星を眺めようとする時、その星を見つめようとすると、その星は見えなくなる。網膜の感度分布のせいで、どうしてもそんな風になる。だから、暗い星を眺めようとするなら、その少し横を眺めなければいけない。何だか、少しそんな感じだ。

 ここ半年に覚えようとしたのは、WebMathematica, Ruby, Rails, Matlab という辺りだ。これらは、何に繋がっているんだろうか。



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