2003-10-24[n年前へ]
■エントロピー・ゼロの恋
「エントロピーは乱雑さ・混沌さ・わからなさなどの程度を示す量であるから、好きな相手に告白をするということはエントロピーを減少させる」という「エントロピー零の恋」
友人はうちあけて振られたけれど、大学卒業して1年後には別な人と結婚してしまった。やはり、エントロピーを減少させるということは、勇気ある人の行なえることかも知れない。一方、若き私はエントロピーを零にしない生き方を好んだ。彼女にうちあけて返事を聞いてしまったら、不運にも振られたらもちろんであるが、幸運にも相手が自分を好きであったとしても、そこでせつない恋愛は終わりである。恋愛の本質はせつなさにあると考える私などは、エントロピー零の恋に情緒を感じない時代遅れの男だった。この他の「数学的思考(?)エッセイ」もオススメです。数学だって物理学だって経済学だってどんな学問もきっと楽しいんだろうなぁ、と思わせるこれらのコンテンツ、眠れぬ夜のお供にいかが?
2003-11-04[n年前へ]
■手書きで数学・物理を遊んでみる
Microsoft Researchの「数式を書くとそれが認識され、例えば数式を書いて振り子をターゲットとして指定してやると振り子が揺れるようすをアニメーション表示してくれるようなソフト」Math Padとか、「手書きの画像で物理シミュレーションができるソフトウェア」のMagic Paperとか面白そうなソフトの記事。
例えて言うと、カルキングをもっと気楽にした感じかな。
2003-11-13[n年前へ]
■moovl: built with processing
絵を描いて、簡易物理シミュレーションをするmoovl: built with processing。 from 安藤日記。
2003-11-18[n年前へ]
■役に立たない、遊びとしての物理学
富士ゼロックスの広報誌「GRAPHICATION」の今月号が届いた。池内了の「現代科学の見方・読み方」に「役に立たない、遊びとしての物理学」のこれからの重要性が書かれていて、とても面白く読む。
この文章の最後は「ニュートリノ研究が社会の役に立つのですか?」という問いに小柴昌俊さんが言下に「役に立たない」と答えたその姿勢こそ物理学者は学ばなければならないと思う、と結ばれている。
とはいえ、「役に立たないこと」が生み出す豊かさももちろん受け入れた上で、「役に立つこと」を求める納税者が少なからずいる中である程度の予算を請求するからには…と思ったりもするが。
それはともかくこの広報誌「GRAPHICATION」は無料配布ということを考えるととてもお薦め。
2003-11-28[n年前へ]
■「星はなぜ星型に見えるのか」シミュレーション@USA編
「物理の散歩道」でも取り扱われていた「星はなぜ星型に見えるのか」の疑問。おおた氏主の「星はなぜ星型に見えるのか(仮)」のシミュレーション・ソフトウェアもあったわけだけれど、こちらはUSA発の「星はなぜ星型に見えるのか」シミュレーション。とても本格的で情報満載、きっと興味がある人には面白いに違いない。