2003-10-24[n年前へ]
■女子高生のカーネル領域における言語的等価性
高度に発達した離散的コミュニティでは、そこで使用される言語=表象はおよそ一般的な話し言葉とは著しく異なったものに対応させられる。本論文ではまず UNIX コミュニティにおける言語と女子高生コミュニティにおける言語の相似性を提示する。つぎにこのような言語体系をうみだす環境の認知心理学的類似性について考察し、UNIX が女子高生と数学的に等価であることを示す。また両者の今後の展開についても予測をおこなう。この論文で最後に行われる「女子高生との相似性から導かれるUNIXの未来予測」は「ここで我々の視界に入ってくるのは、もうひとつのビルの存在 -- つまり『池袋』である。池袋でビルといえばサンシャイン 60 であるが、サンとは高地ゲール語で『太陽』を表象し、これは UNIX 陣営における『サン』に相当する。すると池袋におけるビルというのは、その創始者であるもう一人のビルに相違ない」である。 from L.L.L@online
■エントロピー・ゼロの恋
「エントロピーは乱雑さ・混沌さ・わからなさなどの程度を示す量であるから、好きな相手に告白をするということはエントロピーを減少させる」という「エントロピー零の恋」
友人はうちあけて振られたけれど、大学卒業して1年後には別な人と結婚してしまった。やはり、エントロピーを減少させるということは、勇気ある人の行なえることかも知れない。一方、若き私はエントロピーを零にしない生き方を好んだ。彼女にうちあけて返事を聞いてしまったら、不運にも振られたらもちろんであるが、幸運にも相手が自分を好きであったとしても、そこでせつない恋愛は終わりである。恋愛の本質はせつなさにあると考える私などは、エントロピー零の恋に情緒を感じない時代遅れの男だった。この他の「数学的思考(?)エッセイ」もオススメです。数学だって物理学だって経済学だってどんな学問もきっと楽しいんだろうなぁ、と思わせるこれらのコンテンツ、眠れぬ夜のお供にいかが?