hirax.net::Keywords::「粒子」のブログ



2004-01-07[n年前へ]

フラクタルキューブの中身を見てみよう。 

asahi.com 「酸化チタン系の微粒子を混ぜたエポキシ樹脂で、細部の構造と全体の構造が相似形になっているフラクタル構造の立方体はで穴は正方形のものを作ると、8GHzの電磁波は反射も透過もしなくなり中心部の空洞にたまり続け、照射を止めても1千万分の1秒間は内部に残っていた」というasahi.comの記事。

 で、ここに貼り付けた画像は中村健蔵氏の「Mathematicaで絵を描こう」 東京電機大学出版局に収録のMathematicaが描くフラクタルキューブ。フラクタルキューブのの外側と内側。フラクタルキューブの中身を見てみたい人はじっくり眺めてみるのだ。
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 ここら辺の話に、興味のある方は、形の科学会のメインテーマが「機能と形:かたちが生み出す新しい世界」で、"フラクタルキューブで電磁波閉じ込め"もメインテーマにピッタリな話題の一つ、という形の科学会シンポジウムも楽しめるかも。  from jp-mathusers.org

2004-02-21[n年前へ]

"M&M's"チョコで箱詰め問題 

 「容器を振動させながら粒子を無作為に詰める際には、容器に詰めた際の密度は、球形のベアリングで約64%、偏球形のM&M’sチョコが約68%だった。コンピューターでシミュレーションを行い、球形を変化させて密度を計算した結果、アーモンドのような楕円球形が最高の74%だったという」という"M&M's"チョコで箱詰め問題。容器を10%小さくできるわけだから、とても現実的に役立つ話だ。

 彼らはこの研究により、125ポンド(約57キロ)のアーモンドM&M'sを製造元から贈呈された。しかし、オッパイ星人の力学をいくら研究してみても何も贈呈されることもないのは、考えるまでもなく当たり前の話。
from B面

2005-05-06[n年前へ]

「水粒子プログラム」と「タマ転がし」 

 ある掲示板で知ったことなのが、(そのWEBサイトの持ち主、情報の書き手の双方ともに)おそらく「この件でリンクされることは好まないだろう」と想像するので、(この件では)リンクは張らないのでおこうと思う。リンクを張るのであれば、後味が悪くなりがちなこの手の話ではなく、もっと違った大域照明(Global illumination)レンダラなどの面白い話題にしたい。

金子氏の「水粒子サンプル・プログラム」佳作受賞作品「タマ転がし」 CGプログラムやゲーム・プログラム、あるいは、シミュレーション・プログラムに興味がある人、特にそんなプログラムを自作してみたい、と一度でも考えたことがある人であれば、第10回学生CGコンテストインタラクティブ部門の佳作受賞作品「タマ転がし」(本文章の横に貼り付けた画像のうち、左の画像)を見れば、それが金子勇さんの「水粒子サンプル・プログラム」の動作画面(本文章の横に貼り付けた画像のうち、右の画像)だと一瞬でわかることだろう。もちろん、この両方を初めて見る人であっても、受賞作品の動画と金子さんの水粒子サンプル・プログラム(定数をいくつか変えた上で、コンパイルしたもの)の動作画面 (Balls.mov 5.6MB)を眺めてみれば、一目瞭然同じものであることがわかるはずだ。金子さんの水粒子サンプル・プログラムの定数を変えたものの動作画面を撮影したものが、インタラクティブ部門の佳作受賞作品「タマ転がし」である(もちろん、応募学生は金子氏ではない)。
 コンテストの主催者曰く、「(受賞者の指導教員によると)金子氏に許可を得ている」ということではあるが、「制作過程の論理性・技術力・審美性・オリジナリティなどから、いかに新しい表現を追求しているかを評価基準とする」という謳い文句は…少し浮いてしまっているようにも思える。

Water2第10回学生CGコンテスト受賞作品|審査委員会第10回学生CGコンテスト受賞作品|インタラクティブ部門 話は少し変わる。当時の金子氏(47氏)が学生からの質問メールに誠実に対応されていたことに驚く。Winny裁判を(開発者として)抱え、また、他にも処理すべきメールが数多く溢れていただろうに、よくきちんと対応できるものだ。メールになかなか対応できていない自分を振り返ると、…感心してしまう。プログラムを書く速度だけでなく、メールを書く速度も天才的に速いのだろうか。才能もお金も、世の中のありとあらゆるものは同じモノどうしでの引力が強い、と考えれば納得できる。天は二物も三物も与えるし、お金はあるところに集まる。そして、電気オタクは秋葉原に集まる…とか?

2005-05-07[n年前へ]

傾斜センサ制御版「水粒子プログラム」 

傾斜センサ制御版「水粒子プログラム」傾斜センサ制御版「水粒子プログラム」 せっかくなので、金子氏の「水粒子プログラム」にThinkpadモーションコントロール機能を付けてみた。Thinkpadの傾きに応じた方向の重力に従い水粒子が動くようにしてみた。つまり、Thinkpadを傾けた方向に、コロコロ…と水粒子たちが転がっていくのである。
 その改造版の水粒子プログラム(Gravity_Balls.lzh 120kB)を動かしてみると、この動画(Gravity_Balls.mov 3.1MB)のようになった。…なかなか気持ちよい。けど、ハードディスク保護のためにある機能で楽しむと…揺らしまくりでハードディスクの寿命が短くなりそう…。けど、楽しい。

2006-08-19[n年前へ]

河合 隼雄捕捉計画 

 「河合隼雄倒れる

 河合捕捉計画を立てようと作戦会議を開いた。教育学部の戦闘的学友の情報提供もあって河合のスケジュールも把握できた。
 ところが、戦闘的学友は闘争に忙しすぎて授業に出ておらず、河合の顔が分からないという。
 そもそも吉田寮生は授業にほとんど出ない。仕方なく図書館で河合の著書を借り出し、後ろの方に載っていた著者プロフィールの顔写真をコピーして回した。ものすごく粒子の粗いコピーで、人相はよく分からない代物だった。

「おっとせい日記」2006/08/19 土



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