hirax.net::Keywords::「アイデア」のブログ



2005-02-21[n年前へ]

アラン・ケイ「科学とは、新しいアイデアを学ぶためのもの」 

HP研究所シニア・フェロー、ViewPoint Instituteプレジデント 「科学も同様で、私たちは子供を数学者や科学者や技術者にしようと思っているのではありません。私たちが子供がそうした考えを理解する手助けをしたいと思うのは、科学が、異なる思考方法やパワフルな思考方法を体現しているからです。
 芸術とは、私たちが作るものすべてを指しますが、同時に技術を記述する方法でもあるんですよ。ギリシャ人は技術と芸術を同じ言葉で表して育み、数学はもともと科学の一部として始まりました。
 特にギリシャでは、geometry(幾何学)という言葉は「地球の測量」を意味していました。科学は、物質世界で起きていることを考えるための言語として使われたのです。だから、子供たちが科学を学ぶことが大事なのです」というアラン・ケイのインタビュー

 ここに引用した部分は、単にきっかけに過ぎず、必読の文章だと思う。 from 「地球の測量」を経て、Dog yearの中で暮らしている人の日記

2005-03-01[n年前へ]

独創的な仕事 

 「独創的な仕事とは、みんなで相談して出来るものではない」という。確かに、自分の中でアイデアがポコポコ湧いていれば、わざわざみんなで相談なんかしそうにないもの。というように思った、西村肇氏の言葉。 from d2005

2005-03-26[n年前へ]

Transparent Screens 

MR(Mixed Reality) - マルチメディア/インターネット事典inside outTransparent Screens - a photoset on Flickr PCのデスクトップが「物理的に」透けて見える写真を作って集めたTransparent Screens. from osholog

 以前考えた、こんなアイデアのようなソフトをぜひぜひ作ってみたいところ。…と思っても、背面カメラ付きノートPCを持っていなかったので、まずはその調達に動いてみよう。おやおや、そんな風に前回も書いてるじゃないの…。口だけじゃなくて、ちゃんとやらなきゃね > 自分。

2005-05-03[n年前へ]

ThinkPad X41 Tablet PC 

Toshiba Tablet PCs - ToshibaDirect.comSlashdot | FCC Pics of the IBM ThinkPad X41 Tablet PCIBM ThinkPad X41 Tablet PC Photos Surface! 傾斜センサが付いて、液晶ディスプレイにタッチセンサも付いているThinkPad X41 のTablet PCバージョン。ユーザの感覚に直結した傾斜センサやタッチ・センサを使って色々なソフトウェアを作って遊んでみると面白いかも。重量が軽ければ、アイデアスケッチ用にT42pと併用しても良いかなぁ。いつの間にか機種が増えている東芝のTabletPCも良いかなぁ、加速度センサへのアクセス方法を調べなきゃいけないけれども…。

2005-06-20[n年前へ]

自分の力と自分の個性 

 色川武大の「自分の力で生き残るためには、ずば抜けて優秀であるか、絶対に取替えの利かないユニークさか、そのどちらかが必要」という言葉をひき、おれカネゴン先生が書く。

もしかすると個性とかユニークさというものは、生活が満ち足りたついでに空しさを埋めるためにカルチャースクールで習うような余興ではなく、優秀さという必殺の武器を持たない者が生き延びるために最後にすがらざるを得ない、非常に厳しいものだったのかもしれない。
あけてくれ - おれカネゴンの「算数できんのやっぱり気にしすぎとや」日記 「優秀さという必殺の武器」(言い換えるならば、「力と速さを兼ね備えた能力」)を持たない人が持つ「個性という武器」というもののはやはり「容易には手に入れることができない(得るためには大いなる努力が必要な)力」ではないか、と思う。

 本流で勝てず、本流では生き残っていけない人が、どこか独特の場所で生き残っていこうとするならば、その位置に立ち続ける力がいる。その位置に価値があると信じ、その自分が立つ位置を高めていく力が必要だと思う。「盲目的にその場所に意味がある」と思いがちな「本流」と違い、「その場所に意味がある」と素直には言えない場所を選ぼうとするならば、そんな粘り強さが必要だと思う。

 たとえば、「自分の能力がほんの少し高まったからといって、本流に惹かれてしまわない強さ」や「自分の能力に不安を感じ、自分の立ち位置に不安を感じて、本流の裾へと流れてしまわない強さ」がいる。少し言い方を変えるならば、「(本流を選ばずに)典型的な何者かにならないという道」を選んだ場合には、「(その人の)能力」でなく「(その人の)存在意義」が問われることになるに違いない。そして、その(自らの立ち位置、存在位置を問う)辛い問いに答え続ける力、あるいは、その問いを軽く聞き流し続けるドン・キホーテのような奇跡的な力が必要になる。それは、もしかしたら「心の強さ」というようなものであるのかもしれない。そんな心の強さは、確かに「非常に厳しいもの」に違いない、と私は思う。とはいえ、きっとそんな「心の強さ」があれば、きっと人生は楽しいものなんだろう、とも想像してみたりする。
幅広い心を、下らないアイデアを、
軽く笑えるユーモアを、上手くやり抜く賢さを、
大げさに言うのならば、
きっとそういうことなんだろう。
誇らし気に言うのならば、
きっとそう言う感じだろう。

「イージューライダー」 奥田民生



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